光集め

著者 :
  • ノンカフェブックス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990379094

作品紹介・あらすじ

光、を集めるということは"小さな幸せ"を探すこと。8年間にわたり様々なかたちで集められた光の数々。著者初のことばの作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 「光」をテーマにした詩集。
    日常の中にはたくさんの幸福が隠れているんだろう。共感できる詩、多数。
    だが、、もっと詩を味わえる人間になりたいなぁ。

  • 詩集のちょうど真ん中に、短編小説3篇が挟まれている。

    短編「隣の部屋のヒカリ」と、短編「バニー・ガール・コンプレックス」がなかなか好き。


    詩は味わい方がわからない自分の至らなさゆえ、寸評する資格なし。


    一番最後のメールの掲載、以下の件がなんだかほっこりした。
    「最近、空手を始めました。かかと落とし、いつかやってみたいです。」

    この件に至るまでの流れがないと、無味乾燥に読めてしまうのが残念。

  • 光にまつわる、詩を中心に短編小説を集めた本。前向きになれる詩や、恋愛の詩、ユニーな詩などが収められています。分かりやすい言葉で書かれていて、個人的に共感できる詩が続いて、とてもいい詩集だと思いました。(2011.4.25)

  •  光にまつわる詩集と短編小説。光の解釈は自分にとっての小さな幸せということで、希望や成功、自己満足などなんらかの具体性と結び付けた詩になっている。自分のもつ光の解釈とイメージとは全くことなっているのが逆に新鮮だった。本書では、光は自分から出るモノ、「シャンパンみたいに弾けて回る それに合わせて自分も浮き上がり 子供のころの影踏みみたいに 奇跡的に光を踏む事ができるらしい」。光が常に自分の側にあって、自分のものになっている。なんとクラブに行って、もっともお約束曲であるダフトパンクのone more timeで「光=心が動く」が弾けたそうだから、かなり若い人なのかもしれない。世界中のいろんな所に行って、もっともっと光を見てほしいなあと思った。
     自身の光のイメージは、確かにあるけれど、それ自体が見えない抽象のままだ。光は集めてもこぼれてしまい、そしてそこにある。あっとう的な外からのもの。その違和感が最後までぬぐえず。村上春樹のことが好きだとわかる文体。詩集や小説は、文章を読んだ時に感じる奥行きと世界観自体が本当に大事だと感じた。

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