オーロラ

アーティスト : 平沢進 
制作 : 平沢進 
  • ポリドール
3.90
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本棚登録 : 145
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988005136787

感想・レビュー・書評

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  • 一時は、ほとんどのライブにいっていましたが
    しばらくご無沙汰です。
    ツイッターを拾いながら、ぼちぼち聴いています。

    平沢の世界は扉の向こうです。
    それがアニメに合うのかな。
    今はベルセルクが公開中。
    わたしは、今敏監督とのコラボレーションが好きでした。
    もう、封切られないのが残念です。

    このCDは、ステイ中の2ヶ月間繰り返し聴きました。
    わたしは平沢の世界を歩く気持ちで
    小川に沿って歩き、
    その精神世界に飲み込まれるように廃墟となった古城を
    めぐりました。
    懐かしい1ページ。

    彼の音楽は、内省への緞帳。
    現実を覆う灰色のベール。

    また、ライブに行きたいな~

    • motteさん
      平沢さんの「点呼する惑星」も良いですよ。中でも“王土楽土”がお気に入り。P-MODELもまた聞いてみたくなりました。
      平沢さんの「点呼する惑星」も良いですよ。中でも“王土楽土”がお気に入り。P-MODELもまた聞いてみたくなりました。
      2012/08/03
  • 平沢進、ソロ4thアルバム。これはもうアルバムとしては別格。好きなんて言葉じゃ表せません。一曲目の「石の庭」次の「LOVE SONG」三曲目表題曲「オーロラ」、この三曲だけでも泣くほど愛してるのに、他にも「舵を取れ」「トビラ島」など、どの曲を取ってもごろごろ凄いのが! 編曲の分厚さは前の三枚よりもずっと増しており、よく読むと意味が通らないのに、聞いているとたまらなくイマジネーションをかき立てられる歌詞も健在。このアルバム発売時から始めたインタラクティヴ・ライヴは、未だに進化し続けながら、新しいアルバムが発売されるたびに更新されている。未だアルバムを出すたびに新しいことをやり続けている平沢氏だが、特に革新的であったアルバム。(未だ進化し続けている氏のこと、過去のアルバムを語る時はどうしても過去形になりますな(^_^;))

  • "オーロラの無念の色
    まだ眠らぬキミの修羅に燃え
    オーソレミヨ 美しく
    道正せよ夢に地図を見つけ"[舵をとれ]

    01 石の庭
    02 LOVE SONG
    03 オーロラ
    04 力の唄
    05 舵をとれ
    06 スノーブラインド
    07 風の分身
    08 広場で
    09 トビラ島(パラネシアン・サークル)
    10 呼んでるベル

    "目を閉じて犬になり 目を閉じてそりになり
    目を閉じてハトになり 目を閉じてキミになる
    目を閉じて石になり 目を閉じて橋になり
    目を閉じて雲になり 目を閉じてキミになる"[スノーブラインド]

  • 音源のみ

  • オーロラ
    個人的な考えですので、誤解なされませんようお願いします。
    以下妄想ですので、眉につばを塗りたくってください。
    歌詞は文脈の意味が通じないところでもありますが、各個人の側頭葉に蓄積され宿った言葉でいくらでも解釈の違いは出てきますので、そこは各個人の感じ方を尊重したいと思います。

    最初に
    ラジオ番組の最期に流れる曲としての連想、ニコラ・テスラへの追悼的な解釈が多いですが、私はそうではないと感じています。

    P-MODELに限らず、ミュージシャンの言うものは大抵の場合生物説を根拠としています。
    オーロラは、その中でも秀逸であり平沢進がソロ活動を行うにあたって第二の原点『胎中』ではないのかと考えています。

    石の庭
    目覚めの時という感じの、優しい導入部から入っていきます。
    『思い出している~』というのは、過去の世の中で自分が行った一切の存在としての確かさを、死から復活する際に過去に何を行い、何をやってきたか、思い出している途中であろうと感じるところです。

    LOVE SONG
    LOVE SONGでのPVをよく見ると男女の同一性(性別による分類ではなく、脳と脊髄から構成される霊長類としての人間的な部分の本質)が説かれている。
    後にそれをわかりやすくしたのが、InteractiveLIVE・SIREN(セイレーン)であり、一時的に性の超越性を突破することによって人間とは何かをより具体的に導いたものであると思う。個人的には、一時的に本質を見つけるための方便でありアルバムをSIREN(サイレン)と読んでいます。
    慈愛、博愛(アガペー)の視点に立っていることからも、その緩やかな優しさとして人間を思い遣る限りない優しさだと感じます。

    オーロラ
    それは胎中に於いて生じた意識の光であり、脳の原始的な基礎的回路の構築であるとともに、その後にまだ性別としての自己同一性を持たない人間の無自我を持つ。胎中のアルバムである様に思えます。続く誕生のアルバムであるSimCityに繋がる事を想定しているようです。意識が生じたその時に、PCRを賦活して光が見える。オーロラは原初の日であり生物が胎中において初めて持つ火であると考えています。原初の『日』、まだ夜が明けない朝。
    『目を見張れ今は夜が歌う時』出生後、第二の意識の生じ方であり、まだ暗闇の中に見える光はまさしくオーロラであろうかと。ちなみに、平沢進は君が代が好きである事からも、多用されるキミという言葉もここに原点があろうと感じます。

    力の歌
    鼓動の歌であり、バックで流れるドラムスは心臓の音の様に聞こえる。弦の緩やかな調べは緩やかなバイオリズム、或いは調子であろうかと。

    舵をとれ
    出生に向けて漕ぎ出す、勇気がわく曲である。
    『血と肉の船を漕ぎ』『生きよ、尚生きよ』というのが、第二の出生である準備を取る。

    スノーブラインド
    通常の西洋古典音楽、五線譜に用いられる事のないガムラン音階を多用していることから、微かに感じる心地良いノイズ、雑音でありつつも、不快にしない程度の優しい調べです。

    風の分身
    『降れ奇跡よキミに、懐かしの声』内容は言うまでもなく。

    広場で
    広場はスクエアと表記されるが、オフィスビル群の中庭もスクエアであろうと考える。
    曲としての内容・本質はオーロラの緩やかな反復であり、『穴を掘っては埋め、穴を掘っては埋め』『満遍なく日は照り、冬のように生きても朝は来る』である。

    トビラ島(パラネシアンサークル)
    過去を思い出し、環太平洋を思い出すにつけ、何があったのか…『見よ、パラネシアンサークル』『無明の継承者』

    呼んでるベル
    誕生に向けて呼んでいるベルがあり、その誕生は祝福されたものではないかもしれない。しかし、新しく生命が誕生するのであれば、それは当人にとって扉を開けるための、導べとなる。『麗しの声がして』…いま、当に出産・出生の時なのだ。

  • 表題曲であるオーロラが一番気に入っている。

  • 1. 石の庭
    2. ラヴ・ソング
    3. オーロラ
    4. 力の唄
    5. 舵をとれ
    6. スノーブラインド
    7. 風の分身
    8. 広場で
    9. トビラ島(パラネシアン・サークル)
    10. 呼んでるベル

  • 進みおじさんので一番好きなアルバムです

  • ♪恐れには杭打ち 草の根を分けても
    ♪生きよなお生きよと 陰の声 壮大 壮大
    ♪羽ばたけよ いやしくも 太古の爆破の子孫として
    「舵をとれ」

    というわけで、今日も生きてます。

  • ヘビロテな一枚。どの曲も何度聞いても飽きるということがない。すごい。

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