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- / ISBN・EAN: 4949478081127
感想・レビュー・書評
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そしてようやく『サスペリア』へ・・・。これも事前情報全く無しでレンタルしてしまったんですが、実は『サスペリアPART2』の方が先なんですね。公開順入れ替わったせいで邦題でそうついてるだけで、本国では『サスペリアPART2』は1975年、『サスペリア』は1977年公開。
内容ですが、オカルトホラーというよりは『ハリーポッター』みたいな学園ミステリなんじゃないかなこれ・・・オカルトは最後の方で出てきますけど、ハリーポッターも前提が魔術なんでオカルトっちゃあオカルトですよね。なんだかすごく近い気がします。「怖い」とか「面白い」を通り越して、非常に「愛くるしい」映画。テンポがよく、展開が早いところも良いし。
もうひとつ感じたのは、『仮面ライダー』っぽいこと。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』はヌーヴェルヴァーグに影響受けてるそうですが、『仮面ライダー』はイタロホラーに??と思ったんですが『仮面ライダー』の方が先ですよね。
この映画のもうひとつの主役はゴブリンの音楽なわけで、これサントラとして音楽だけ聴くと良いんだと思うけど、劇中でしつこすぎるんですよね。自己主張が激しいっちゅうかw 普通は映像と音楽が違和感なく溶け込むべきなんでしょうけど、この映画に関しては「映像!」「音楽!」みたいな感じでバラバラなとこが面白い。
そういえば『ゾンビ(ドーンオブザデッド)』でも、ラストの一番盛り上がるシーンでゴブリン流れてきてずっこけましたw 笑ってしまうだろ!
この映画を観た直後にたまたま『ファントムオブパラダイス』を久し振りに観まして、ジェシカ・ハーパーって『ファントム~』を観たダリオ・アルジェントが『サスペリア』に起用したらしいですね。可愛いんだけど怖いっていう、絶叫クイーン向けの良い顔してます。プールのシーンが若干エロくてよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかりと魅せる。ホラーの古典ここにあり!です。
以下、修正予定。
ホラー映画。ホラーのジャンルでいうならオカルト、魔女や悪魔の類いのもの。
まず、とにかく情景が独特で幻想的。
赤、緑、黄のライトがこれでもかと当てられており、舞台を彩る建物。こちらもまた色鮮やかな壁、装飾が独創性に華を添えています。
そして、音楽。何とも耳に残るメロディー。不安感を煽りつつも、どこか哀愁が漂う。(これについてはかなり有名だとか)
時折、音楽のせいで怖さが半減。場面を違えているのではないかと思うのは恐らく、気のせい。
何より、ストーリーが王道も王道。それだけホラー映画の古典として評価されているようです。
ホラー映画が好きな人間であれば恐らく、思った通りに展開していくことでしょう。
これが既に確立していた事に対して素直に驚きました。
表現の方法は古典も古典。当時の技術では最先端であったのはわかりますが、現在のものと比較すると当然安っぽく見えるのは仕方のない事。
今のものとは比較するものではない。
大いに楽しめました。
始めのタクシーのシーンはどこかで何度もみた覚えがありましたが、よく心霊特集で取り上げられていたやつでした。 -
作風の独創性もさることながら、ジョーン・ベネットやアリダ・ヴァリという往年の大女優にすごいことやらせてる(笑)
「けっしてひとりではみないでください。。。」
ドラマのトリックはこれの影響?? -
ストーリーというよりも映像と音楽で気味の悪さをみせてくれる作品。美人なんだか不美人なんだかわからないヒロイン。赤と黒と緑と青の光と影。天井から降ってくるたくさんの蛆やら鋭い牙で人を襲うコウモリなど日常では見たくない映像が映画とは非日常を体験するものなのだ…と気付かせてくれる。
なんだか黒魔術的な印象主義な作品でした。
小説では味わえない映画ならではの表現が多数。
でもまぁ、ラストは「で?!」とか「は???」ってお話なので一回見たらもういいかな。 -
イタリアンホラーの傑作とのことだが、
画面の色味や建物の内外装など
アート性が高い演出。
そこに力を入れすぎなのか
役者の演技が下手なのか
B級よりC級。
矛盾が多いストーリーというか展開?で
どうしてそうするの?が多いかな。 -
有名だからということで一応見ましたが、当時としてはまあショッキングな描写だったんだろうなという印象でした…
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恐怖をあおる単調なメロディとデスボイスが、冒頭から流れ、一気にホラー映画の世界へ誘われる。恐怖の対象が見えない中、漠然とした恐怖感が続き、主人公同様、緊張状態が絶え間ない。
恐怖演出は素晴らしかったが、物語後半、真相が中途半端にしか明かされずモヤモヤした終わり方で残念。