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- / ISBN・EAN: 4988135526304
感想・レビュー・書評
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BATMAN
1989年 アメリカ 126分
監督:ティム・バートン
出演:マイケル・キートン/ジャック・ニコルソン/キム・ベイシンガー
悪と暴力がはびこるゴッサム・シティでは、巨大なコウモリのような男が現れることが話題になっていた。新聞記者のノックスとカメラマンのヴィッキー(キム・ベイシンガー)はコウモリ男について調査中。偶然もぐりこんだパーティで、大富豪のブルース・ウェイン(マイケル・キートン)と知り合ったヴィッキーは彼と恋に落ちる。一方、マフィアのボス・グリソムは、愛人を寝取られ裏切られた腹いせに、右腕のジャック(ジャック・ニコルソン)を陥れるが…。
バットマン映画はたくさんありますが、こちらは1989年のティム・バートン版。なぜかこの続編のキャットウーマンが出てくるのだけ映画館で見ていて、こちらはテレビで見ただけだったと思い、改めて見直してみる。アメコミヒーローの中でも世界観がダークゴシックなバットマンはティム・バートンと相性抜群。当時かなり好きだったのだけど、今見ると慣れもあるのか意外と普通だった。
本作でジョーカーを演じたのはあのジャック・ニコルソン。メイクなしでもいけそうな(笑)はまり役。ジョーカーの背景は作品によって違うけれど、本作ではマフィアの幹部、ボスに裏切られ陥れられたところをさらにバットマンにやっつけられ、化学薬品の液体の中に落下。死んだと思われたが実は生きててジョーカーとして復活という展開。さらに幼い日のブルース・ウェインの両親を殺したのは若い頃のジャックだったという伏線。
マイケル・キートンは、仕事できそうだけど世間知らずのお坊ちゃん感もあり好演。執事のアルフレッド(マイケル・ガフ)が好きだなあ。恋愛要素は、ストーリー上必要だったのだろうけど、ブルースが惚れっぽいダメな人に見えたので個人的にはないほうがよかった気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやー王道を突き進みますね、アメコミ。
それでもカッコイイです、アメコミ。
アメコミだからでしょうね。
ジョーカーの狂気にもすっかり引き込まれます。 -
終盤の配色どうりなのかな。ジョーカーのカラフルな色使いは多種多様な欲望。ベイシンガーの白は純粋。バットマンの黒は悪の象徴なのかも。
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2022/05/10
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ティム・バートン監督が思いっきり楽しんでいる。ゴッサムはニューヨークだろうし、時代背景も適当だし。ま、いいか。
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【要約】
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【ノート】
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とにもかくにもジャック・ニコルソンに尽きる! 最初の登場シーンではワイルドな野性味あふれる苦みばしった男!なかっこよさなのだが、ジョーカーになってからのキレっぷりが最高で、幸せのスマイルというよりも引きつったバカ笑いがたまらない。細かいギャグやノリノリのダンスなど、吹っ切れた演技はまさに怪演という言葉にふさわしい。
キム・ベイシンガーは(あの頃の)イイ女! という感じで、今見ても悪くない。「私たちの愛を育ててもいいの?」なんて言われてみたいなあ。
マイケル・キートンは、うーん、ちょっとおっさんくさいというか、果たしてバットマンの素顔としてどうなの? という気がしないでもない。
執事のアルフレッドが随所でいい味を出している。ゴッサムシティは英国文化なんだっけ?
バットマンもジョーカーもあくまでも人間として描かれており(まあジョーカーは一度死んでる?んだけど)、超人的な能力はなく、そのあたりも踏まえたアクションや武器のギミックなど、B級感にあふれている。1989年作ということもあるが、CGはほとんどなく(バットモービルのシールドにそれを感じたぐらい?)、あくまでも特撮として撮影されているのも、これまたB級っぽいし、ティム・バートンのこだわりを感じる。バットモービルがいかにも被せ物が走っている感じで、重厚感がないのがいいんだか悪いんだか(笑)。
今だったら過去の因縁が複雑に絡み合ったりだとか、伏線張りまくりだったりとか、あっと驚くどんでん返しだったりとか、ミステリーの要素だとか、そういうのをガンガンに盛り込んでくるような気がするんだけど、そういうのはなくてとてもシンプルな脚本になっている。若干物足りないような気もするけど、きっとそういうところよりも、単純明快なヒーローものとして描きたかったんじゃないだろうか。
ティム・バートンは2人の恋愛とかあまり興味は無いんだろうな。ふつうの映画ならバットマンであることの正体が彼女に知れてしまうところはかなりの盛り上がりを見せるのだろうけど、なぜかアルフレッドが彼女を秘密基地に連れてきちゃってそこで正体がばれてしまうんだもの(笑)。
ゴッサムシティの街の造形や室内インテリアはゴシック、人々のファッションなどもレトロ感にあふれているが、今見ると特別どうということもなく感じてしまう。当時はこういう美術設定、どうだったんだろうか?
とはいえ、ジャック・ニコルソンあればこその映画という感じで、まあ★3かな。
Wiki見たら、ジョーカーの吹き替えをデーモン小暮閣下がやっていた。キャスティングしたくなる気持ち、わからないでもない(笑)。 -
古い映画なので、手法も古いが、その面白さは衰えない。
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ティム・バートン監督。ジャックからジョーカーへ変身する敵。両親の仇を討つバットマン。
愛を育むには重い運命を持つバットマンだが、彼女とは幸せになれんのかね。次回予告キャットウーマンにキスされてたけど… -
ひっさしぶりに観ると、
とてもファンタジックだったけれど、
子どもの頃から大好きな一作。
そもそも原作は漫画ですものね。
ティム・バートン監督だったということも、
納得。
今では、ジョーカーと言ったらヒース・レジャーですが、
ずっと私の中では、
このジャック・ニコルソンだった。
そして、マイケル・キートンが若くて、
『バードマン』に繋がると思うと笑えた。