ゴジラ2000~ミレニアム~ [DVD]

監督 : 大河原孝夫 
出演 : 村田雄浩  阿部寛  佐野史郎 
  • 東宝
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104014023

感想・レビュー・書評

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  • ★2.5を四捨五入で3
    前半は良かったけど後半がショボーンで飽きてしまった。でも1時間46分しかないのか。

    人間ドラマパートは特に見るべきものがない。村田雄浩が主役なのか。ヒロイン?ってほどでもないが女性記者役の西田尚美は知らなかった。深津絵里あたりがハマりそうなんだけど。佐野史郎はもっとマッドなキャラクターかと思ったらいい人(笑)。一番残念なのは阿部ちゃん。あまりにもステレオタイプの冷徹役人で、最後もなぜ逃げずに「ゴジラーー!!」と絶叫するのかわからない。ゴジラを前にしてタバコに火をつけたのは良かったけど。エンドロールに松重豊があったけどどこに出てたんだ?

    特撮はけっこうよかった。
    最初の夜の根室を破壊するシーン、初代ゴジラを相当意識した作りになっていて、しかも実車の街並みとゴジラの合成も悪くない。赤い炎に照らし出されるゴジラの勇姿はなかなかの迫力。

    海底から浮上した巨大岩盤が直立するさまは、おお、まるで『メッセージ』ではないか!

    ゴジラが東海村原発を襲いそれを迎撃する最初の戦闘シーン、戦車は実車だよな。ヘリも実機のシーンがある。自衛隊の協力か。爆破ではなく貫通させるミサイルはシン・ゴジラでも米軍兵器として出てきたが、こっちのほうが早かったのか。戦車隊の隊長、西村雅彦か! この戦闘シーンもなかなかの迫力。ただゴジラの顔が横に平べったくてカッパみたいなんだよなー。背びれが刀剣みたいに尖っているのもちょっと違和感。そして昼間のシーンだとやはり合成感、着ぐるみ感が出ちゃってるな。

    ゴジラの驚異的な回復能力を医療に利用しようと考えるあたりも、シン・ゴジラのラストでの放射能除去とつながる。なるほど、いろいろ考えてるな。

    このへんまではよかったんだが、「岩塊が飛び立ちました!」あたりから急にあららーって感じになっていっちゃうんだよな。

    あー、小さいVAIO懐かしい!!仕事で使ってたなー。

    ヌルペタッとしたUFOの質感はもう少しどうにかならなかったのか。でももし本当に道の飛行物体が出現したらこのぐらい非現実的でリアリ亭のない感じになるかもな。山田章博のUFOが現れる話思い出した。

    最後の戦いも夜の街の破壊シーンとかセットがすごくて迫力あるんだが、いかんせん戦っている相手がヌルペタUFOの触手だったり、クラゲだったりじゃあなあ(笑)。ゴジラを取り込もうとしたのは新機軸だけど。

    ラストの「ゴジラは俺達の中にいるんだ……」も意味不明。ゴジラが街を破壊炎上させるシーンで終わるというのはこれまでになかったかも。だいたい海に帰っていったり。でもよく考えたら、投げっぱなしブレンバスターなわけで、お話としてそれでいいのか??

    敵側の行動原理というか目的もよくわからないし、なぜゴジラと戦うのかもわからないし、ラストも投げっぱなしだし、全体を通して何が言いたいのかがよくわからん。脚本の問題か。夜の特撮シーンが迫力あっただけにもったいないなあ。

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