ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

監督 : ロベルト・ベニーニ 
出演 : ロベルト・ベニーニ  ニコレッタ・ブラスキ  ジョルジオ・カンタリーニ  ジュスティーノ・デュラーノ 
  • パイオニアLDC
4.13
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本棚登録 : 432
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102716516

感想・レビュー・書評

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  • 有名な作品というのは知ってたのだけど内容知らず…
    で、たまたま機会があって観てみました。

    底抜けにトンチンカンで明るいグイドで笑わせてもらったのだけど…途中から「しまった!戦争の映画だったの!?」と気が付き…もうね、ラストまでどうなるか…泣き笑いで感情が忙しい!!

    ユダヤ系イタリア人のグイドは伯父を頼って北イタリアの田舎町に来る。そこで知り合ったドーラと結婚して息子ジョズエも生まれて楽しい日々を送っている。しかし、戦時色強まるある日、ナチスドイツの強制収容所へグイドとジョズエが収容されてしまう。ジョズエを守るためにグイドは「これはゲームだよ」とウソをつくのだが…。

    蓄音機を使ったドーラへのメッセージ
    ジョズエを隠した後のグイドのアホげな行進
    生と死が入り混じる中でグイエの陽気さと優しさと愛に
    もう涙腺が…

    この映画には派手な殺し合いのシーンやショッキングでセンセーショナルで鮮血あふれる人殺しのシーンなどは出てこない。

    でも戦争という残酷さや悲惨さなどは恐ろしいほど胸にグサグサと刺さってくる。

    ラストのシーンで胸に温かいものがどば~とこみあげてきてもうなんだろう…涙が…

    「LIFE IS BEAUTIFUL」
    今の時代にこそ色々な人に見て欲しい映画!

  • 1998年公開のイタリア映画。第二次世界大戦時のナチス強制収容所で人間性を失うことなく、どこまでも前向きに生きる男を描いたロベルト・ベニーニ監督、脚本、主演の傑作です。悲しい物語を悲しく語ることなく、どこまでもユーモアに描いた演出が見事です。結果的にその演出が、とてつもなく胸を揺さぶり終始泣き笑いの状態でした。家族のために優しいウソをつき続ける父親の愛が痛いほど胸に沁みる…。みんなで一台の自転車に乗るシーンや最後父親が手を振って行進するシーンなど、最後まで息子におどけてみせる父の姿はいつまでも心に残ります。現実的ではないという批判もあるけど、これを観てそう生きたいと願う心こそが美しく、大事なことなんじゃないかな。

  • 家族を守っていく父親の姿、笑顔、が忘れられない作品。

  • 「神は人間に奉仕する。しかし神は人間の従者ではない」

  • いつもタイトルが『ニューシネマ・パラダイス』とごっちゃになって思い出せなくなる。
    内容は『聖なる嘘つき』とごっちゃになる。
    しかし間違いなく涙なしには観られない傑作。

  • 起こっている事実は悲しくて、それでも楽しそうにしているから喜劇のようにみえるのかもしれない。だから見てる間も見終わった後も辛いとかの感情はない。
    どんな状況でも考えて行動して諦めないってのはすごいことだ。

  • この時代背景物の映画は特に興味深くてこれもよく挙がる
    映画だったので昔観た
    グイドはどういう思いだったのかな、と思うと胸が痛い
    なかなか子を思っても自分のこと、守るべきもののことを
    考えてあそこまでの演技はし続けられないと思うのだけれど

    こういった映画はほとんどが悲劇
    それでも、悲壮感の他に少し違う何かを感じられた作品

  • 「泣ける映画」にいつも挙げられていた名作。

    泣けませんでした。笑

    でも良い映画。
    親から子への愛情ってすごい。

  • 描くタッチは全然違いますが、
    V.E.フランクルの「夜と霧」を読んだ後のような
    あったかい余韻を残してくれました。
    (時代背景はおなじ。)

    辛い時期にあった先輩が、上司にあたる方に
    この映画のタイトルの意味の言葉を
    言われたそうです。

    "Life is beautiful"
    だから、それをどういうものか選択するのは、
    その人次第なんだよと。

    (実際は何語で言われたのか知らず、
     日本語で諭すようにだったのか
     イタリア語ですっごいハイテンションだったのか
     ニュアンスは量りかねます^^;…)

    「人生ってしょうもな」っていう面も見るからこそ、
    リアリティをもつことばだよ、
    という意もあったかもしれません。

    一方で、
    人の境遇というのが、
    時に選択の余地を許さないことも
    少なからず、あるので

    渦中の人にとっては、
    あまりに酷な、ことばかもしれないとも思います。

    誰にでも訪れうる「辛いとき」に
    主人公みたいな立派な人柄じゃなくても
    選択肢が見えたり、じっと未来を待ったりできる
    そういう世界を夢見てしまいます。

    人生をbeautifulだとか
    なかなか口に出して言ったりしませんが、

    wrongfulか、beautifulか、心の底でどっちと信じられるんでしょう。
    もしかしたら、その人自身でなくて、
    周囲によって作られる部分も
    大きいのかもしれないです。
    私自身、支えられてばかりだったので、そう思いました。

  • サウンドオブミュージックと同じで主題は2軸構成。
    一つは家族愛と夫婦愛。
    ともに相手をいかに悲しませず楽しませるか。
    それから人種差別や戦争が持つ絶対的破壊力。
    舞台や監督がイタリアのわりにはイタリアの戦争関与について
    触れられることはほとんどない(エチオピアケーキくらい?)
    一方でナチスドイツの功罪を断罪しようとする面が強い。
    ドイツ軍医の位置づけが、主役を給仕へと就かせたものの、
    最後の頼みの綱とはならないあたりにもそうした姿勢は垣間見える。
    語られるあらすじの多くは、夫の声は妻に届かなかったとしているが、「強く念じれば叶う」という通底した主題に則れば、トラックから咄嗟に降りることで一命を取り留めたと考えることもできるのでは?息子が向かったのは列になって進む母親ではなく芝生に寝転がる母親であったというのも一つの証左になるかもしれない。
    夫の死はやはり衝撃的ではあるものの、サウンドオブミュージックのような
    ハッピーエンドに執着させないことも、戦争をモチーフとする映画には
    必要なことである気もする。

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