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- / ISBN・EAN: 4933672226095
感想・レビュー・書評
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久しぶりに観ましたが、やっぱり良いですねぇ。イタリア映画の名作。永遠に残る名画ですネ。哀愁をおびた音楽も、しっとり胸に沁みます。いちど観れば忘れられなくなる映画です。
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音楽が切なすぎて、映画の質を高めている。ストーリー自体は特になんとも思わないけれど、あのメロディーが流れ始めた頃から心をつかまれる。最後が胸を打つ。あっさりしているけど、映像と音楽で評価が何割増しにもなった。
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泣く。
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切ない感じがたえず流れている映画だが、時たま見せるヒロインの笑顔が印象的。映画を見た人にうっすら感じてもらうための映画だと思う。
昔の映画ってこう雰囲気で伝わってくるものが多い気がする。 -
不朽の名作という触れ込みに偽り無し。
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今まで観た中で最も感動した涙はザンパノのそれである。
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本当にひたむきで純粋で、すこし痛いくらい。
しあわせになってほしかったなあ。 -
貧しい生家での口減らしのために、安いお金で粗暴な旅芸人ザンパノに買われてしまったジェルソミーナ。ひどい扱いを受けながらも彼女はザンパノと共に生きていく。見世物をして街から街へと渡り歩く旅の道中、時々は楽しいこともあったから。
ジェルソミーナには、ザンパノと別れて生きる道が少なくとも二つあった。それでも彼女が彼のそばを離れなかったのは、単純に彼を孤独に陥れたくないという彼女の無償の優しさと、そしてザンパノと共にいれば自分の生きる意味(何かの役に立つこと)を見出すことができるかもしれないというささやかな(しかし彼女にとっては重大な)理由からだったように思う。しかしその彼女の優しささえもザンパノは省みることをせず、やがて事件が起こり彼女は心を病んでいく。そしてザンパノは、持て余したジェルソミーナを真冬の路上に置き去りにしてしまう。いずれ、自分が絶望と孤独感に苛まれることになるなど想像もせずに。
ザンパノはジェルソミーナを捨ててからも、なんら代わり映えのない一発芸でその日暮らしを続けながら年老いていく。失ってはじめて気付くものってあるけど、それらは往々にして失ってからでは取り返しがつかない。人生は道の途中からやり直すことはできないのだから。
「ジェルソミーナ、ジェルソミーナ・・・」綱渡り芸人が別れ際、そう歌いながら彼女の首にネックレスをかけてやる。この時のジェルソミーナの涙がとても美しくて思わずもらい泣きしてしまう。 -
製作年:1954年 製作国:イタリア 時間:115分
原題:LA STRADA
監督:フェデリコ・フェリーニ
(4.0点)