不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

監督 : ゲオルギー・ダネリヤ 
出演 : スタニスラフ・リュブシン  エヴゲーニー・レオノフ  ユーリー・ヤコヴレフ  レヴァン・ガブリアゼ 
  • キングレコード
4.03
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003946494

感想・レビュー・書評

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  • ゲオルギー・ダネリヤ監督。ソヴィエト映画。
    ようやく観た。笑った。

    しかしこんな妙な映画がよくも検閲を通ったなあ。見ようによっては風刺映画のようにも見えるのだが。いや、逆に妙だったからOKだったのか。

    2人の人間がへんな星にワープしてしまう。
    両手を広げて敵意がないことを示すような間の抜けた挨拶。鼻につけさせられる奇妙な鈴。
    なぜかちっぽけなマッチが宇宙船の推進力になるためマッチがやたらと貴重。マッチの持ち主である男にとっては煙草を吸うための消耗品にすぎず、しかし異星人にとっては貴重品だから、男がマッチを擦ると、涙ぐまんばかりにとても悲しそうな顔をするところがとても笑えた。

  • クスクス笑いが漏れる。
    ユルい雰囲気、でも結構本格的なSF。
    15年以上みたかったのだが、今年家から遠いTSUTAYAで発見。
    郵送返却を利用して借りられた。
    真面目な顔をしてオモロイことをやるグルジア人気質がかいまみえた気がした。

  • 「未来惑星ザルドス」を借りようとして間違ってしまった。
    が、結果的にはどちらもカルト映画で、こちらもかなり面白かった。
    脱力系・ディストピア・コメディ・SF。

    ソ連時代のグルジア(ジョージア)の映画だが、大枠としては、ゴルバチョフによるペレストロイカで資本主義に傾きつつあった社会主義国家ソ連の映画と見てよいだろう。
    検閲逃れのために様々な暗喩を施しているのは間違いないが(特権階級エツィロップは POLICE の逆さ読みとか)、そのへんは曖昧でも、全体にヒエラルキーや差別やがあることは明確。
    またダメなやつらを助けに過去へタイムリープするという(アルファ星のくだり)、意想外に「熱い展開」もあったりして、難解というわけでも決してない。
    結構面白いのだ。
    「ママ、ママ、どうしよう」とバイオリンに合わせて「持ち運び式・牢」の中で芸をする様の、おかしいやら悲しいやら。

    また驚いたのは、この装置のボタンを押すなよワープしてしまうぞ→馬鹿にするなポチ→一瞬でワープ、という演出の、ソリッドさ=お金かけなさ。目から鱗。
    細かい点を見て行けば面白みも味もたくさんある。こりゃカルト映画になるわけだわ。
    クー!

    守鍬刈雄氏の解説動画も面白い。

  •  宇宙人と名乗る男に話しかけたせいで、いきなり変な惑星に瞬間移動してしまった二人。果たして元の世界に戻れるか!?
     地球上の常識が通じない変な世界で、出会う人は変な奴ばっかり。シュールなコントみたいなやり取りが続きます。
     最初は嫌がっていた「クー!」の挨拶も、後にはノリノリで行っていました。
     まるでスタンフォード監獄実験です。
    (洗脳TV番組で毎日「安倍晋三万歳!」と聞かされていたらいずれ安倍独裁国家の完成ですね。)
     地球人コンビで年下の芸大生・ゲデヴァン (レヴァン・ガブリアゼ)は知的好奇心旺盛で理屈っぽいけど、異星人との交渉事は下手でトラブルばかり起こす役立たずです。
     一方、年上の技師・マシコフ( スタニスラフ・リュブシン)は交渉事が巧みで異星人ともうまくやっています。しかも義理堅い人情家で、役立たずのゲデヴァンや自分達を見捨てようとした腐れ縁の異星人コンビを最後まで守ろうとします。
     私もマシコフおじさんのようになりたいものですが、現実にはどちらかというと、というより、明らかにゲデヴァン型に分類されます。
     私が惑星プリュクに瞬間移動させられたら戻ってこられないでしょう。
     で、この惑星プリュクでは厳密な身分制があり、支配階級「エツィロップ」はやりたい放題なわけですが、切り捨て御免はないみたい。
     エツィロップは強力な殺人兵器を持っているのですが、それでいきなり無礼を働く地球人どもを殺したりせずに、試し打ちして脅かすだけです。そこら辺、良かったですね。
     最後、アルファ星を経て地球に帰るくだりがよく分からなかったのです。
     不条理コントなりに意味があるのでしょうか。
     http://sfkid.seesaa.net/article/471497405.html

  • 旧ソ連のSFカルト映画。おもしろかった!
    変なもの好きな人にはぜひ見てもらいたい。 というか、この脱力系のおもしろさ(オープニングからもうじわじわくる)を誰かと共有したい(笑)誰か誘って見に行けばよかった。

    不思議惑星にテレポートしてしまった男2人が、地球に帰るべく奮闘するお話。
    その惑星では、奇妙な人種差別があったり、マッチが何より高価なものだったり、言葉はクーとキューだけだったりする。(キュー:公言可能な罵声語、クー:それ以外のすべての表現)
    地球に帰りたいのに、地球の正確な大きさや位置を説明できない地球人…お馬鹿映画だけど、いろいろ考えさせられる。

  • めっちゃクーでクー!!!ボタン押したら突然不思議惑星キンザザに行っちゃった。なんだここ。なんだクーって。なんだ。という話 謎の惑星の文化楽しい!キンザザの住人、金に汚くてがめつくて卑しくて良いとこなしなんだけど、愛しくなる人種… ゆるくてシュールで面白い*^^*これ表現できないから観て…なんとなく藤子F先生の作品が好きな人ならハマると思う

  • クー!!

  • 最高。ビッグリボウスキー思い出した。

  • 1986年 135分 ソ連
    監督ゲオルギー・ダネルヤ

    ゆるーく軽く観れる、B級ロシアン(ソ連)ディストピアSFコメディ。

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/n90d4627bbf31?magazine_key=m5dc4f732487e

    ストーリーは並だが、
    音楽良し、キラーワードや小物良し、キャラクター良し、気分良し!

  • DVD
    映画

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