ブラックホーク・ダウン [DVD]

監督 : リドリー・スコット 
出演 : ジョシュ・ハートネット  ユアン・マクレガー  トム・サイズモア  エリック・バナ  オーランド・ブルーム 
  • ポニーキャニオン
3.72
  • (97)
  • (172)
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  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 795
感想 : 114
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013379404

感想・レビュー・書評

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  • これは凄い映画ですね。戦場が生々しく再現されていて臨場感があります。RPGランチャーの威力は凄まじく、わらわらと押し寄せる武装した民衆とか、ひたすら恐ろしい地獄絵の世界です。しかしながら、1993年の戦い方など「超限戦」曰くクラシカルだそうです。無線が遮断され、AI搭載の無人機やドローンが飛び交う現代戦は更に恐ろしい。今現在も起こっているアフガンやミヤンマーの内乱を考えたとき、国連の無力さ、解決手段の喪失が露呈されたままです。

  • 数ある戦争映画の中でも、最も強烈な印象を残す作品の一つ。
    ストーリーや、アメリカがソマリアの内戦に干渉する意義なんてもはや、どうでもよくなってしまうくらい、ブラックホークに向かってRPGが飛んでくるシーンや、墜落したヘリの中に取り残された兵士が、わらわらと押し寄せてくる民衆に向かって銃で応戦するシーンの恐ろしさだけが、観終わったあとも頭から離れない。
    何なの?いったい?何のために、未来あるアメリカの若者は、ソマリアくんだりまで武器を持って赴くわけ?「仲間のために戦う」ってさ、それは、とりあえずソマリアまで来ちゃって、仲間が撃墜されて助けを求めているから戦う、っていう理屈だけど、そもそもソマリアに来た意義は何なの?
    「ローン・サバイバー」を観ても「キル・チーム」を観ても、結局は同じ感想しか抱けないという…(←なら、アメリカの戦争映画観るのもうやめれば?って感じですね。)

  • ※暴力及び流血、外傷、臓器の激しい描写が含まれる作品です。

    【印象】
    米軍精鋭を主とする多国籍軍とゲリラ的ソマリア民兵らの市街戦。
    米兵に殆ど焦点が当てられているので偏り無く観たい人には向きません。
    楽観の崩れ落ちる様。1993年。

    【類別】
    軍事、戦争。
    史実に基づいた作品らしいです。

    【脚本等】
    戦闘が始まってからはその描写が延々と続きます。

    【画等】
    手抜きを感じず、臨場感を強く覚えました。
    夜間については暗視装置の色演出も。

    【音等】
    音楽はロックや民族音楽風、クラシック風、他。

  • ここまでアメリカの敗北を描写としてリアルに、直線的に描いた戦争映画は無いのでは。
    非常に好きな作品だが、ある意味同じく「敗北」を描いた『ゼロダークサーティー』には及ばない。
    なぜなら結局この作品は、ソマリアで地獄のような目に遭う兵士達の虚しさを男同士の絆や友情みたいな、物語としてわかりやすい、ある意味「安直な」手段で描いて、そこを着地点にしてしまっているから。
    『ゼロダークサーティー』であくまでも象徴として描ききったラストシーンでのマヤの涙には遠く及ばないのだ。

  • ★★★
    ソマリアでの内戦を止める為米軍が戦争に。
    非常に評価高いけど特に主人公いなくてだれがだれかわからなく映像はすごいけど、で、何?
    と言った感じ

  • 93年、ソマリアで起きた事実に基づいた映画とのこと。
    当時の敵民族の将軍を捉えるために行った作戦の予定は当初1時間だったが…
    ザルか?いきなりまじガチやばい状況に置かれるって18歳とか全然意識してなかったろうに…米兵に志願てやばい、軍隊というものを思う。
    米国の、他国介入という政策で毎年よくまあPTSDの元軍人を作るなあと思います。

  • この映画を好きだという旦那君によるおすすめポイントは
    ・装備等が現代的
    ・なかなか描かれない市街地戦が作り込まれている
    ・いかにもアメリカ的だが仲間の為に戦う、誰も見捨てない、1人残らず連れて帰る、という連帯感。

    一方そもそも戦争映画はあんまり…な私個人としては、だからなんだと。仲間の為に。何人殺して何人殺されるのか、と思ってしまう。
    他の戦争映画と比べると表現が絞り込まれている感じはするので、それ故に反発心が表に出てきた気がする。ということは良い映画なのかもしれない。
    現地の人達の悲しさや、集合体の高揚感や残虐性も時折出てくるのはよかった。よかったと言っていいのかわからないけど…。あーあー戦争なんて絶対したくない!と改めて思う。

    1番印象に残っているのは
    アメリカ軍の戦車の前を負傷して力なく腕を垂らした男の子を抱いてお爺さんが通り過ぎる場面。
    お爺さんの顔は暗く、表情はハッキリ読み取れないが男の子はとても軽そうで、でも重そうで、戦車も道を譲るあの一瞬、お爺さんの世界には自分と腕の中の男の子しかいないかのようなあの空気。
    静かで重い。
    あの場面が私の気持ちの全てだった

  • 雪も降り、コロナ・ウィルス騒ぎで引き籠りDVD第二弾。
    ソマリア内戦に介入した米軍とソマリア民兵との戦闘のお話。ヘビーな戦争映画。リドリー・スコット(エイリアン・ブレードランナー等の監督) 作品で、炎のディスクコマンドーでも紹介されていたので観た。戦争の悲惨さは実感される。リドリー・スコットはしかし、反戦映画としてこれを撮ったとは、思えないんだよね~。淡々と戦闘描写が続く、他国に行ってこんな苦労している米国兵が気の毒に思えてくる。。。。まあ、だれかが介入しないとという判断を国連がしたからこうなったんだろうが。。。。。

  • <サウンドが ○です!>


     1993年10月、東アフリカ・ソマリアに降り立った米軍特殊部隊のなかで、経験浅く無邪気とすら言えた若き兵士たちの動きを、感傷まじえず冷静に追った作品。
     当初は1時間程度で終了すると見られていた作戦は、「強いアメリカ」の象徴だったブラックホーク・ヘリが撃墜されたのをきっかけに崩れ、いつ終わるとも知れぬ地獄の市街戦へ。「一人残らず連れて帰れ!」という指令にこだわるほど、ドミノ式に兵士が倒れていく悪循環に陥ったーー

     こんなことを書いて許されるのか分からないけれど、第一印象としては

     馬鹿馬鹿しいな、


     と感じました。なんか、アタマ悪そうじゃないですか……?(誰がだ)
     分かり切っているのにダメなほうへと進んでいきましたね。国を問わず、こういう場合、上層部にいる人たちは決まって頭がおかしいのです★ こんなに馬鹿馬鹿しくてダメなことされて、人間がばたばたと倒れ、命が次々に失われていくのが戦争か? 私のこの感想はさほど個性的なものとも思えないけど、国によっては粛清されそうですね……

     こういう内容ですので見てよかったとも言えず、もっと適切な表現はないかとキーボードの上で捜索が難航しています……☆
     重苦しい気分を誘われる作品でしたが、少しだけ気持ちを明るくする材料が混じっていました。キャスティングが今時っぽくて、ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガーら人気俳優が画面に並ぶのです。ヘリから墜ちてしまう新兵ブラックバーン役に、美貌のオーランド・ブルーム! この映画上映時ちょうど『ロード・オブ・ザ・リング』も公開中だったため、同時期に彼のレゴラス役も見ました☆ この時期、彼は劇場で大暴れだったのです。
     それと、実はこの映画で最も気に入ったのが、音でした♪ アフリカンでエキゾチックな音楽がセンスよく入っていた印象が強いです。ああ、この件はサウンドトラックを確かめなくちゃ!

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