リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]

監督 : 岩井俊二 
出演 : 市原隼人  忍成修吾  伊藤歩  岩井 俊二  大沢たかお  稲森いずみ 
  • ビクターエンタテインメント
3.62
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本棚登録 : 3070
感想 : 559
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4521458002065

感想・レビュー・書評

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  • 感情を動かすという意味ではいい映画なのかもしれないが、ちょっと辛すぎる。こんな現実は嫌だ。ありそうなだけに嫌だ。
    音楽はいい。ドビュッシー。

    市原隼人が今の姿からは考えられないぐらいにかわいい。

  • 筆舌に尽くしがたい世界観

  • 1時間くらい観て、
    あーこれ結構長いなー寝ないかなー
    とちょっと心配だったけど、ちょいちょい刺さるシーンがあって無事最後まで観ました。
    終わり方がなんだか腑に落ちなかったけども。

    何かを拠り所にして、崇拝に近い感情を持つことで毎日を生きている苦しさはわかる気がした。
    リリイ・シュシュ。
    CD借りてみたいなー

  • 青春とは 残酷である。
    田園の緑の鮮やかさ 空の青さ ピアノの美しい調べ。
    それに反して 少年たちの世界は あまりにも 切ない。

    市原隼人が 実に幼い。そして、かわいい。
    感受性が強く 壊れやすい感じだが、
    自分を リリイのうたのおかげで 保っている。

    星野は 学業優秀で、トップの成績で
    答辞を読むぐらいだが、実家が倒産することで
    こころが 歪む。

    様々ないじめを 残忍に行なう。

    蒼井優は、援助交際をして その手数料を星野に上納する。
    そんな蒼井優を 家に送ったのが 市原隼人。
    そこから、二人は 親交が深まる。
    市原隼人が好きだったのは 久野/伊藤歩だった。

    久野は ピアノがうまいが クラスの女リーダーからは
    嫌われていた。それで、クラスで 強烈ないじめにあい、
    丸坊主になる。

    インターネットの掲示板が 効果的につかわれる。
    フィリア というハンドルネームで リリイの歌が好き。
    青猫 フィリアに ネット上では 心を通わせる。
    フィリアは 青猫と 
    リリイの コンサートで顔を合わせる。
    そこで、事件が起こる。

    スワロウテルが 1996年。
    リリイシュシュが 2001年。
    時代がすすむにつれて 精神を 蝕んでいる。

  • この頃の市原隼人、奇跡

  • 暗い、汚い、思い出したくない青春がある人にはささる映画かもしれないけれど、わりと普通の学生生活を送った人からしたら退屈でただただ鬱屈した気持ちにさせられる。

  • きれいで、救われない映画。

  • 残念ながら私には全く理解出来ない。
    いくら学生社会に於けるヒエラルキーの底辺に位置していようと
    暴力が横行し、いじめ、援交、レイプ、自殺、果ては人を殺したんだ…
    それでもまだ普通に学校へ通い、これまでと変わらぬ殻の中に住まい、憧れの君を眺めている…完全に狂ってます。
    少年期、一節の語りかける言葉が我が身の拠り所となる事があるのは
    わかります。だけど抗う事もせずに逃げて逃げて逃げて、
    救いを求め音楽に浸りきる…この映画の何処が素晴らしいんだ?
    こんな絶望的な映画の何処を評価するんだ?
    残念ながら私には全く理解出来ない。

    この映画に於ける唯一の素晴らしい表現は、
    あれほどに過酷な体験をしたにもかかわらず、
    彼女が最後に奏でるピアノの旋律の美しさであろう。
    彼女の気丈な態度に美しさを感じた…それだけが救いであった。

  •  思春期に聞いた音楽の影響の大きさたるや。私にとって大槻ケンヂとか平沢進だったものが、この映画の登場人物にとってはリリイ・シュシュだった。「僕にとって、リリイだけがリアル」とは映画のキャッチコピー。
     冒頭から独特の(中2病的)演出、音楽で一気に引き込まれる。 全編通して音楽が映画を導いていて良い。ストーリーは暗いというか、辛い。一言でいえば、生き地獄か。救いは?
     この映画を通じて啓発されることはないだろうが、頭から離れない映画になる可能性は高い。残る

  • 恐ろしく愚劣。

    日本映画のゴミ。




    蒼井優は岩井俊二に犯されたのだ。

    蒼井優は岩井俊二に文字通り犯された。



    この映画において蒼井優だけが放つ違和感。

    蒼井優だけが立っている。

    蒼井優は岩井俊二に犯されても尚、彼女の足でそこに立ち上がった。



    岩井俊二はこの映画を完成させるために、

    否、このゴミを処分するために、

    死ぬべきだった。



    そうかわかった。

    岩井俊二はもう既に死んでいるんだ。 

    だからこんなにリアリティのない、軽薄な映画を発表して恥ずかしくないんだ。

    恥ずかしいことをして恥ずかしくないのは、頭がおかしいか、死んだ人間であるかのどちらかだ。

    最初から岩井俊二は生きていなかった。





    ぼくは、かつて生きていた作家か、生きている作家の映画が観たい。

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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