- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142149824
感想・レビュー・書評
-
個人的ホラー映画ベスト、1位クローネンバーグの『シーバース』、2位デパルマの『キャリー』、3位ポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』、4位フリードキンの『エクソシスト』だったんですが、『バタリアン』をちゃんと観たら2位に急浮上しました。
同世代の方ならわかると思うんですが、『バタリアン』がTV放映された翌日からクラスでバタリアンごっこがめっちゃくっちゃ流行りましたよね?「の~みそ食いて~」「の~みそ食わせろ~」って。。小学生当時の記憶だと墓からゾンビが蘇るとこだけ覚えてました。
ゾンビ・・・あ、ゾンビって書きましたがこの作品はロメロゾンビ1作目『ナイトオブザリビングデッド』の正統な続編らしいですね。
コメディ要素を入れた作品、ということらしいですが(まあ昔も今もバタリアンはそういう認識だよなあ)『狼男アメリカン』や『死霊のはらわた』なんかと同様真剣にやってるからオモロいところが大きいと思う。何が真剣かっていうと特殊メイク。グロいわ!
ロメロゾンビのような社会派な方向性をダン・オバノンは選ばなかったそうですが、企業がヤバいことを隠蔽してどんどん悪い方向に向かっちゃう、というのは万国共通でまるでどこぞの電力会社のよう。まさしくゾンビの「死の灰」は公害や放射性物質。
実はロメロゾンビって、「ゾンビがなぜ発生したか?どうやって生まれたか?」に対する明確な答えってなかったような・・・。さらに原点の『地球最後の男』はウィルスだから理由付けされてるんだけど。「軍が開発した」という設定は『バタリアン』が初なんですかね。『ナイトオブザリビングデッド』からは画面の構図を、『バタリアン』からは設定を流用して『バイオハザード』は作られてるんですね。
ホラー映画ベスト2位に急浮上した理由のほとんどは、トラッシュのエロさと言っていいほど。80年代のこの(ダサい)パンクファッションってどこから来てるんでしょうか。男の方は革ジャンにスタッズだからまだわかるんですが、トラッシュの方はマイケル・ジャクソンのスリラーみたいで・・・まあ80年代のジャケットというと肩張ってるけど。
『Destroy All Movies!!! The Complete Guide to Punks on Film』という映画に出てくるパンクスを網羅した本があるんですが読んでみたいです。ウィキペディアのList of punk filmsも便利、’80年代パンクスの面白い格好をもっと見たい。バッドブレインズやデッケネ等、ハードコア勢の方が全然普通の格好してる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見どころ
ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」へのオマージュにホラーファンはニヤリ。走ったり、頭を破壊しても死なないなど、個性的なゾンビが続々。
ストーリー
1969年、軍人病院の薬品事故が原因で死体が次々に蘇生してしまった。ゾンビは長年極秘保管されていたが、ある日そこで働くフランクたちが不老不死のゾンビ「バタリアン」を蘇らせてしまう。ゾンビたちは人間の脳みそを求めて街中で暴れ出し…。 -
ホラーという軸はあるんだけれども、それがいかんせん大幅にブレてる。それもワザと。頭部を破壊したら(もう一度)死ぬという、ゾンビの定義を大胆にもぶち壊し、ラストは予想だにしない展開。何はともあれ、そのめちゃくちゃっぷりがなかなか面白くできているわけで。
-
子供の頃に一度観ただけ(しかも覚えているのはねーちゃんの裸と脳みそくれ~だけ)なので今回ちゃんと観れた事にとりあえず満足です。
面白かったです。
脳を破壊しても動くし、他のゾンビ作品と違ってゾンビに弱点がないのも良いですね。
死なないし(死んでるけど)走るし喋るし頭いいし、一番たち悪いです。
そしてラストも・・・呆然でした(笑)
あと4作あるみたいなんで、いつか全部観たいです。 -
元祖リビングデッドとちがって言葉も話すし、人間を食べる理由も分かる。ただ叫びすぎ。
-
ゾンビ映画コメディ。くだらなくてよい。
-
原題 :The Return of the Living Deadからもわかるように、ロメロ監督作品のパロディ映画。
冒頭からラストまでB級感溢れる作り。
ゾンビ映画に付き物の”真っ先に犠牲になる不良たち”のテンプレは、この作品から生まれたのだろうか?典型的、ど直球の不良たちが最高に輝いていた。
全編通して突っ込みどころ満載で、笑えて楽しめた。あっけないラストも最高。 -
原題:The Return of the Living Dead