スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]

監督 : ジョージ・ルーカス 
出演 : ヘイデン・クリステンセン  ユアン・マクレガー  ナタリー・ポートマン  サミュエル・L・ジャクソン  クリストファー・リー  フランク・オズ  サミュエル・L.ジャクソン 
制作 : ジョージ・ルーカス 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.83
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本棚登録 : 2185
感想 : 267
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142332127

感想・レビュー・書評

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  • クライマックスで耳に響く英語のセリフ。時制が聞き取れてしまったことが辛い。

  • 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(原題:Star Wars: Episode III Revenge of the Sith)は、2005年米映画。
    アメリカのスペースオペラである『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第6作品目で、アナキン・スカイウォーカーを主人公とする新三部作の最終章『エピソード3』に当たる。
    クローン戦争の終結と、アナキンがフォースの暗黒面に堕ちてしまう悲劇を描き、ダース・ベイダーと銀河帝国の誕生が主要なテーマとなっている。また、エピソード4でオビ=ワンがルークに語った、ジェダイがダース・ベイダーに抹殺された経緯と共にアナキンがシスに寝返った経緯が描かれ、旧三部作における主人公となるルーク・スカイウォーカーと、レイア・オーガナの誕生など、旧三部作への布石が随所で張られており、新三部作と旧三部作を繋ぐ重要な物語でもある。
    冒頭のコルサントの戦いなど過去の本シリーズの実写映画本編に比べて派手なカメラワークが目立ち、他のVFX工房作品の大ヒットで王座を追われつつあるILMにとっては『宇宙戦争』や『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』と並び、2005年の勝負作と言われた。
    アメリカ(MPAA)では、本シリーズの映画で初のPG-13(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)に指定された。
    興行的には成功したものの、1年で最低の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞でアナキン役のヘイデン・クリステンセンが最低助演男優賞(彼が主演にもかかわらず「助演」扱いされただけでなく、キャスト順ではオビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガーが先頭に記載された)とされる結果となった。
    2005年の間に全世界で関連商品を30億ドル以上売り上げ、LIMA(International Licensing Industry Merchandisers Association。国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会)から「ベスト・ライセンス賞」に選ばれた。
    予告編では当時シリーズ最終作を銘打ったこともあり、“The saga is complete”という文字がラストに表示されていた。
    本作の後、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』はワーナー・ブラザース、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以降はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給を行ったため、本作は20世紀フォックスが配給を行った最後の『スター・ウォーズ』映画でもある。

    ストーリー:
    遠い昔、遥か彼方の銀河系で…。
    クローン戦争の勃発から約3年が経過し、戦争は銀河共和国優位の情勢にあった。しかしそんな中、パルパティーン最高議長が惑星コルサントに襲来した独立星系連合軍に捕らえられてしまう。コルサント上空で繰り広げられる艦隊戦の中をパルパティーン救出に向かうオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、パルパティーンが捕らえられている敵の旗艦インビジブル・ハンドに突入し、再びシスの暗黒卿ダース・ティラナスことドゥークー伯爵と対決、アナキンはこの戦争で鍛え上げられ遥かに力を増し、以前は自身を圧倒したドゥークーを体術を織り交ぜた戦術で両腕を切り落とし勝利する。パルパティーンはドゥークーに止めを刺せとアナキンを扇動し、アナキンはドゥークーの首をはねてしまう。墜落寸前のインビジブル・ハンドからオビ=ワン、アナキン、パルパティーンは無事生還する一方で、分離主義勢力のリーダー格であるグリーヴァス将軍も無事脱出していた。
    帰還したアナキンは妻パドメ・アミダラの妊娠を知るが、やがて彼女が出産で死亡する予知夢にうなされる様になり、かつて母シミ・スカイウォーカーを死なせた悔恨からより強い力を求めようとする。一方、ジェダイ評議会は非常時大権を盾に長年権力の座にあり続けるパルパティーンに疑いの目を向けていた。評議会はパルパティーンと親しいアナキンをスパイとして情報を探ろうとするが、アナキンのジェダイ・マスターへの昇格は認めず、アナキンは自身に対する処遇に不満を抱く様になる。
    そんなアナキンに、パルパティーンはフォースの暗黒面の力を説き、パドメを救う方法があると囁く。彼こそがすべての黒幕であるシスの暗黒卿ダース・シディアスその人だったのだ。メイス・ウィンドゥにその事を報告したアナキンだったが、パドメを想うがあまりにパルパティーンの誘惑に屈し、パルパティーンを追いつめたメイスを逆に倒してしまう。遂に暗黒面に堕ちたアナキンは、シスの暗黒卿としての新たな名「ダース・ベイダー」を与えられる。
    アナキンはクローン・トルーパーを率いて、ジェダイ聖堂に残っていたジェダイ達を幼い訓練生も含めて全員虐殺し、各星系で戦っていたジェダイ・マスター達もパルパティーンが発した極秘命令「オーダー66」により、次々と非業の死を遂げる。難を逃れたジェダイは、オビ=ワンと、チューバッカの助けにより落ち延びたヨーダと一部の者だけだった。親ジェダイ派の元老院議員ベイル・プレスター・オーガナの助けでコルサントに戻ったオビ=ワンとヨーダは、アナキンがシスに堕ちた事を知る。
    アナキンは更に惑星ムスタファーでヌート・ガンレイら分離主義者の幹部を抹殺し、ジェダイを糾弾して全権を掌握したパルパティーンは銀河帝国皇帝を名乗る。アナキンを追ってムスタファーに到達したパドメは、愛する人のあまりの変貌に絶望する。そこにパドメ艇に密航していたオビ=ワンが現れ、見かけたアナキンは思わずパドメの首を絞めつけ、遂に運命の師弟対決が始まった。一方コルサントではヨーダがパルパティーンに一騎討ちを挑んでいた。激しい戦いの末、ヨーダはベイル・オーガナの船で敗走。 一方ムスタファーではオビ=ワンはアナキンの両足と左腕を切り落とし、アナキンが溶岩の近くで全身に大火傷を負われる姿を見届けつつ、アナキンに苦しめられて倒れたパドメを連れてパドメ艇でムスタファーを去る。
    パドメは息子「ルーク」と娘の「レイア」を産むと、息を引き取る。アナキンはパルパティーンに救われ、コルサントの医療機関で大火傷の手術を受け、生命維持装置を取り付けダース・ベイダーとして暗黒卿の姿へと変貌する。 最後のシーンでダース・ベイダーとパルパティーン皇帝は巨大宇宙要塞「デス・スター」の建設作業を査察する。そしてレイアはベイル・オーガナ、ルークはタトゥイーンのラーズ夫妻に引き取られる。(ウィキペディア)

  • 映画館で観たとき途中で寝てしまったのを思いだした。ようやくダース・ベイダーになったのが分かった。

  • パドメの演技がいい。ヨーダかわいい。バカなストーリーだなあと思うけど、最後の火あぶりになって手足なくなってからのベイダー誕生の壮絶な絵面がとてもいい。

  •  ダークサイドに落ちる流れがあまりにも薄すぎて、まったく共感できないどころか、これまでのダースベイダーのカリスマ性まで疑ってしまった……
    エピソード1が面白かっただけに、少し拍子抜けでした。
     愛に執着するが故にダークサイドに落ちる、という矛盾とジレンマを持ついいテーマなのですが、オーダーに対する中途半端な不信感と中途半端な信頼のせいで、純粋愛ではなく、最初からアナキンがどうしようもない人間として描かれているため、どうにもテーマ自体が活きてこない惜しさがありました。そもそも、彼の中には正義があったのか? という疑問を抱かせるのです。
     しかし流石というべきか、ストーリーの繋がりや伏線回収、軌道修正など、全てが作品として成り立つよう完成しているのが素晴らしく、だからこそ「もっとこうしていれば…」とファンが考えてしまうのも分かる気がします。
     あまり気持ちのいい、闇に落ちる気持ち良さ、薄気味の悪さを感じることのない作品でしたが、それはダースベイダーという存在に、私自身が今まで悲しみから来る闇を夢見ていたからなのかもしれません。彼の闇は怒りそのものだった。それだけでした。

  • 2005年(アメリカ)
    原題:STAR WARS: EPISODE Ⅲ - REVENGE OF THE SITH
    監督:ジョージ・ルーカス
    脚本:ジョージ・ルーカス
    音楽:ジョン・ウィリアムズ

    出演(日本語吹替):
    ユアン・マクレガー(森川智之)
    ナタリー・ポートマン(坂本真綾)
    ヘイデン・クリステンセン(浪川大輔)
    サミュエル・L・ジャクソン(玄田哲章)
    クリストファー・リー(羽佐間道夫)
    イアン・マクダーミド(稲垣隆史)
    アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)
    ケニー・ベイカー(吹替なし)
    フランク・オズ(永井一郎)


    製作:リック・マッカラム
    製作総指揮:ジョージ・ルーカス

    ----------------------------------------

    プリクエル・トリロジーの完結編にして、ルーカス監督・製作のスターウォーズの最終作。

    初めて劇場で観賞したのは前作「クローンの攻撃」からなのだが、当時はまだそこまでフリークになっていなかったというか、そこまで公開を待ち望んでいたわけではなかったんですよね。
    でもその観賞をきっかけに一気にスターウォーズ熱がエスカレート。
    誕生日やクリスマスが来れば共和国軍のアサルトガンシップやAT-TEのレゴをねだり、オリジナル・トリロジーのDVDボックスまで買い揃えて、完全なるオタクに変貌したのでした。

    そんなオタクにとって3年という月日はあまりにも長かった。
    どれだけ長いこと待ち望んだことか、、!
    でもEP4~EP6が既にあるという性質上、もう結末は世界中の人が分かってるんです。
    ジェダイが全滅しないといけないわけで、共和国が滅びパルパティーンが皇帝となった帝国が勃興しないといけないわけで、アナキンがダース・ベイダーにならないといけないわけで、パドメが死にルークとレイアが生まれなくてはいけないわけで。
    ある意味オフィシャルにネタバレがされてるようなもんです。
    にもかかわらずこんなにワクワク出来るのは一体全体どういうことなんだと。
    EP2のラストでヨーダが発言した「クローン戦争の始まりじゃ」という言葉にどれだけ期待感を煽られたことか!
    ビジュアル解禁後は解禁後で、頭髪を伸ばしたアナキンに、得体の知れない新キャラ・グリーヴァス将軍に、どれだけ高揚させられたか。

    そんな状態でようやく迎えた公開。とんでもなく興奮したのを覚えています。
    銀河史上の戦時中を描いた映画とだけあって、とにかくバトルシーンが派手。
    EP1から始まるルーカスフィルムのVFX技術の最高到達点だと言わんばかりにめちゃくちゃにやってます。
    多感な中学生男子、これを観てテンションが上がらないわけがない。
    大人になった今観ても毎回上がってるんですけどね笑

    そして殺陣。
    これまで基本は1作品につき1回(EP1のみ2回)だったライトセーバーの殺陣が、今作は「オビ=ワン&アナキンVSドゥークー伯爵」「オビ=ワンVSグリーヴァス将軍」「メイス・ウィンドゥ&キット・フィストー&サシー・ティン&エージェン・コーラーVSパルパティーン」「ヨーダVSパルパティーン」「アナキンVSオビ=ワン」と5戦も繰り広げられてます。
    どれもスタイルや状況が違うから全部素晴らしいのだけど、やっぱりナンバーワンは火山惑星ムスタファーにおけるアナキンVSオビ=ワンの師弟対決でしょう。
    もうね、、これは説明不要。
    というか説明不可能。
    映画史に残る剣戟だと言っても過言ではないと思ってます。

    ライトセーバー同士の戦い以外にも剣を振るう場面が多々登場してて、息もつかせぬとはまさにこのことかと。
    毎度毎度手に汗握って観賞させていただいております。
    前作「クローンの攻撃」にはなかった艦隊の戦闘もちゃんと入ってて、というか冒頭からそれで「うおおおお」となったのを覚えてます。

    とまあこんな感じでシリーズの中でも特にアクションに振り切った作品ではあるのだけど、ストーリーもしっかりしています。
    もうEP2の時点でだいぶ闇堕ちしていたアナキンだけど、今作でもまだ救いようは微妙にあって、取り返しのつかないところまで堕ちてしまうかどうかのギリギリの状態。
    そんな繊細な心の揺れ動きを、彼を演じたヘイデン・クリステンセンが絶妙に表現してくれてます。
    なんでそんな彼がラジー賞を受賞してしまったのか甚だ疑問であります。
    確かに前作が酷かったのは不服ながら認めよう、、笑
    でも今作はいい芝居してたと思うんだけどなあ。

    いい芝居と言えば、前作ハンパじゃない好演で魅了してくれたナタリー・ポートマンの出番が著しく減ってしまったのが残念だったかな。
    前作までは衣装替えも多くそれも楽しみの1つではありましたが、今作はマタニティなのもあってか衣装もちょっとシンプルで。。
    前作出番が多かったのはアナキンとのロマンスが主軸だったからであって、今作の出番が少ないのはアナキン自体が主軸のプロットだからというのも分かってはいるのですが、
    前作を観て今作でも好投してくれるのを期待していて裏切られたと感じたファンも少なくはないはず。

    でもまあそんな些細な残念ポイントを差し置いてでも超がつくほどの良作であり名作だと言えるくらいの魅力がこのサーガにはあります。
    後にディズニーによる買収に伴いEP7が製作されるのでこの時点ではという意味にはなりますが、シリーズ最終作として、紛れもなく強大なインパクトとエキサイトをもたらしてくれた作品だと言えるでしょう。

    • MANUさん
      2019/08/05 加筆修正
      2019/08/05 加筆修正
      2019/08/06
  • スターウォーズ・シリーズ全7作の最終作品。
    最初の作品が1977年だから、28年にわたって撮り続けられた壮大なSF映画ということになります。
    考えたらすごい話だなあ。

    まあ1961年からはじまって日本でも300巻以上が出版され、今後いつ終わるか誰もわからないという宇宙最長のSF小説「ペリーローダン・シリーズ」(ドイツ語原作はその4倍の長さで、現在も毎週出版されているという)に較べればかわいいものではありますが。(まさかこれを映画化しようとする人はいないだろうな)

    今回の映画は、前2作、エピソードⅠ、エピソードⅡに較べれば面白かったと思う。
    どこが面白かったかというと、ああなるほど、こういうふうにしてエピソードⅣに繋げるのかあ、と了解できた部分かな。

    もちろんいまいち疑問な点もなきにしもあらずだけど。
    あれ、レーア姫とスカイウォーカーって双子だったっけ。
    こっちもうろ覚えだし、30年前に作った話とつじつまをあわせてるんだかから、すこしぐらいへんなところがあっても、まあ気にしない気にしない。

    でもR2D2かC3POかを、記憶を削除した上で、生まれてきた子供に付き添わせるというのは非常にマズイんじゃないでしょうか。
    パドメの子どもたちが生きていると分かったら、ベイダーやシスが血眼で探すはずなのに、製品番号か何かで昔使っていたロボットの居場所がすぐ分かるような危険なマネは絶対にしないと思うんだけど。
    スペースオペラなんだから、そんな重箱の隅をつつくようなことを言わなくてもいいじゃないかといわれればそのとおりなんですけどね。

    第一作のエピソードⅣから見始めた観客としては、やっぱりこのシリーズ、ハンソロ船長(ハリソン・フォード)が出ていた頃の方が面白かったなあ。
    彼がいなくなってから、どうも映画が一本調子になってしまった気がします。
    ああいう魅力的な脇役というのは、物語に幅をもたせる上で大切なんだろうなあ。

    時代を一世代遡った第1作目(全体では第5作目)のエピソードⅠでは、凄く綺麗で不思議な髪型のナタリー・ポートマンが出てきて、異星人っぽくてよかったんだけれど、Ⅱ、Ⅲと進むにつれて、普通の恋する乙女、普通の妊婦へと、こういってはなんだけど、ありふれたキャラクターになってしまって、だんだん存在感がなくなってしまいました。

    なにより致命的なのが、なんでも許されるはずのSFというジャンル、その中でも荒唐無稽が売りもののスペースオペラなのに、時代を遡ったせいで、舞台設計に大きな制約が課されしまったことだと思う。

    SFというのは、やっぱり新しい魅力的な仕掛け、予想もつかない最新兵器や超未来的な道具やシステム、奇抜なデサインやコスチューム、異様な宇宙人、奇怪な異世界、そういうのがどんどん登場してきて、物語もどんどんふくらんで、もう支離滅裂なぐらい壮大な舞台背景になっていくのが常道だと思うんだけど、Ⅰ、Ⅱ、ⅢはエピソードⅣより時代的に古いせいで、そういう新しい道具・新しい映像を出せなくなってしまった。
    SFであるにもかかわらず、時代考証をある程度考えざるをえなくなってしまったわけです。
    作る方としては、さぞ頭を痛めただろうし、きっと面白くなかっただろうなあと思う。

    あのどでかい宇宙船の腹部のシーンを延々と見せた第1作の冒頭のシーンは、当時の観客の度肝を抜き、SFファンを狂喜乱舞させたものだけど、そういう映像的なインパクトを与えることができなくなったのは、SF映画にとっては大きなハンディだったと思います。
    Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの帝国と革命軍の戦闘シーン、いずれもそれまでのシリーズの焼き直しだとしか思えませんでした。

    最後に登場する最新兵器がデススターなんてのも、じつに情けない。
    登場人物は誰もその威力を知らない最終兵器ということになっているけど、観客にとっては30年前の旧式兵器を見せられているわけですからね。
    こういう新兵器も珍しいといえば珍しい。

    物語の展開も、いかにしてⅣに収斂させるかという、拡大発展が命のスペースオペラとは逆方向の展開。
    テーマはもちろん、主人公アナキンがいかにしてダースベーダーに身を落とすか、シリーズの展開上これしかないわけです。

    でも加えて言えば、破天荒なスペースオペラと、緊密な状況描写が必要な心理ドラマが相性がいいわけないですね。
    真面目に心理描写すればするほど、なんでこんなに異常な背景なのに、人間の心理だけ普通なんだろうとか、はるか遠い未来が舞台なんだから、その頃の人間の心理も今とは違ってるんじゃないのという根本的な疑問に行き着いてしまうし、そんな背景でなんで古くさい人間ドラマを見せられなくちゃならないのということで、真面目に関わり合わないようにするのがSFの決まりごと(だと思うけど。違うかな?)。

    だからパドメもアナキンも一生懸命やっているけど、まあ無理なことやっているわけで、この2人の演技を見て、アナキンの転落は必然であった、2人の悲劇的な運命に涙を誘われるとか、そんなところまで観客に期待するのはなかなか難しいと思う。

    映画として最低限やらなければないけないことは、結果はみんな知っているわけだから、そこに至るまでの妥当な理由を示すことで、それ以上の部分、2人の生涯に関してなにがしかの感動を与えるという部分、それは無理でしょう。
    作る側も、そこまで期待はしていないと思うな。

    で、見た感想としては、妥当な理由という点ではまあ違和感なかったし、全体としてよくぞエピソードⅣまで話をつなぎましたね、めでたし、めでたし、パチパチパチというところでした。
    それでオシマイといえばオシマイの映画ではありました。

    否定的なニュアンスで語りましたけど、でも、けっして不出来な映画というわけではないと思います。
    そういった厳しい制約の中で、やれることは精一杯やっている映画でした。

    いずれにしろ、これまでスターウォーズを見続けたファンは、その最後を見届けるために見にいかなければならないでしょう。

    エピソードⅣ公開時のエポックメイキングな当時を思い起し、このシリーズが現在のSF系映画の隆盛に与えた大きな貢献を考えれば、SF映画ファンにとって必見の映画だといっていいかもしれません。
    (大長編小説の最後の一冊を読み終えないと、読んだとはいえないという意味に似ているところもありますけどね)



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    【要約】


    【ノート】

  • レンタル

  • やっぱり映画館で見た時もそうだったけど、悲しすぎて泣いてしまう。
    オビ=ワンとアナキンの戦いなんて見たくなかった。
    パドメを死に追いやったのはアナキンの弱い心だよ。
    バカ野郎だよ。悪に落ちなければ幸せに暮らせていたんだよ。

    映画的にはダース・ヴェイダーが登場しないと繋がらなくなっちゃうから仕方ないんだけど。

    あ~とにかく切ない映画なんだよ(泣)

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著者プロフィール

アメリカの映画監督。代表作に「スター・ウォーズ」シリーズがある。

「2015年 『英語文庫 スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 STAR WARS: Episode IV A New Hope』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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