美しい夏 キリシマ [DVD]

監督 : 黒木和雄 

出演 : 柄本佑  原田芳雄  香川照之  左時枝  寺島進  小田エリカ  石田えり 

• ハピネット・ピクチャーズ

感想・レビュー・書評

[ouiさんの感想 · 2018年7月9日]

これまでの最短視聴記録。撮影が田村正毅だったので観ようとした。が、冒頭、蝶の羽ばたきのシーンで突如興ざめし、十分ほどで再生停止（このシーンはいくらなんでも無駄でしょう）。本作がつまらなかったら、田村正毅まで嫌いになりそうな、勘違いをしそうだったから。続きを観ようか、迷っている。きっと駄作なんだろうけど。

[Mr.タカギさんの感想 · 2014年6月14日]

柄本佑。
やっぱり・・・サラブレッドだな。
なんか・・・、変な役者・・と思っていたら、妙に味があって、芝居もホントは（？？）うまくって・・・。
イケメンでもないのに、イケメンのように見えるのも不思議た。こうして次世代の味のある役者が出てくるんだなぁ。
二世がうらやましい。

[くんぷうさんの感想 · 2014年6月10日]

ある夏の日常を描いた映画
その夏も、ちょうちょが飛び　空は青く　霧島の山々はそこにあり　田んぼには草が青々と生い茂る
だけど、その夏は「戦争」の中にあった
人は「戦争」のために悩み悔やみ苦しみむなしさを抱きながら生きていた

もし、その夏に「戦争」さえなければ……

[yasmorさんの感想 · 2011年8月15日]

ある夏のこと。あの夏を知らない自分も、夏がくると思い出そうとしているのかもしれない。もし同じ体験をしていたら、自分は死んでいたろうか、生き残っていたろうか。夏は美しい、あの夏からずっと。

[春風ろくさんさんの感想 · 2011年4月3日]

本の王国文化センター店にて借用。

[あめりかこーすけさんの感想 · 2006年9月16日]

みるみる第30回

[のえるさんの感想 · 2006年8月30日]

物語は確かに戦時中を描いていますが、蛍の墓などの作品のようにストレートに戦争の悲惨さを訴えるものではありません。

ただ、純粋に戦争によってなくしてしまったもの。
得られなかったもの。
見失ってしまったもの。

そんなものが繊細に描かれているように感じました。

決して壮大なクライマックスや驚愕の結末のはありませんが、淡々と進んでいく戦争がひどく切なさを大きく感じさせます。

私はこの作品を見終わった後、やはり戦争は終ってよかった。
勝ち負けに限らず、キリシマを始め貴重な自然や文化遺産が残り人々の故郷が残ったことは唯一の救いのように感じました。

自分にはそんな綺麗な故郷もなくありふれた住宅街に住んでいますが、我々が観光地に行って文化遺産に触れることも大自然の中でキャンプが出来るのも戦火を免れた日本の故郷が残っていたからだなぁと感じます。

ありふれた戦争映画とはちょっと違う戦争映画。
一度観ておくのも良いと思います。

[uno momokoさんの感想 · 2006年6月30日]

日本映画の歴史に残る名作だと思う。

太平洋戦争末期が舞台。
でも、主に描かれているのはその頃の生活。
少年の視点から描かれる、その当時の風土や人の価値観。

映画としても、構成、役者、ロケーション、撮影、編集、音楽、全てバランスが取れていて、物凄く巧い。

日常描写に偏り過ぎず、カタルシスも描きながら、 でもあざとすぎない。
とてもちょうどいいさじ加減。

全体に流れる、切なさであったり、力強さであったり、
一言で「どういう映画か」とは言えないぐらい色々な要素を含んでいるけど、戦争末期という時代にそれが集約されている。
だから、散漫じゃない。

戦争という状況下だからこそ、
人間は様々な行動を取る。
くだらないことをしゃべる人、
怖くて逃げ出す人、
愛欲に溺れる人、
神聖なもののために戦う人。

ちゃんと人間の生活を描こうとしている姿勢が貫かれている。
ディティールを積み上げていくことで、全体の完成度を生んだという印象。

個人的には、「全ての戦争映画はこれを目指すべきだ」と思うぐらい。
戦闘を一切描いていないのに、軍がどういうもので、戦争がどういうものであるかが分かる。

万人に見てほしい映画です。

[象の鼻は全部筋肉さんの感想 · 2006年5月14日]

ミー子が出ていて驚きました。