血と骨 通常版 [DVD]

監督 : 崔洋一 
出演 : ビートたけし  鈴木京香  新井浩文  田畑智子  オダギリジョー  松重豊 
  • ポニーキャニオン
3.37
  • (25)
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  • (5)
本棚登録 : 354
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013880900

感想・レビュー・書評

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  • ビートたけしってすごい役者だ
    オダギリジョーのエロい裸体より
    たけしの厚みのある裸体の方がずっとエロい
    そんなオーラに圧倒されっぱなしの2時間ちょっと

    もちろんビートたけしだけじゃなく
    出ている全員の気迫というか迫力が怖いくらいだった
    どんな小さなシーンも全力すぎて
    観ている方も疲れるくらい
    でもそんなことを言っている暇はないほど
    どんどん引っ張られていく

    鈴木京香がメイキングで
    「なんだかんだと言っても夫を愛している」
    と言っているのを聞いてものすごい鳥肌がたった。
    そうなんだ、愛なんだ。
    あんなにひどい仕打ちを受けても憎んでも
    根底にあるのは愛なんだ。

    素晴らしい
    感無量

  • 一言で表すなら重厚。

    殺伐としていて全体を通しても、悲壮感がただよう。

    しかしそのなかでタケシ

  • この映画に携わったみなさま、お疲れ様です。

  • 金俊平の半生。暴力と女と家族 結局最後は寂しい死に方

  •  朝鮮から大阪にわたってきた金俊平。差別と劣悪な労働条件の中で、家族に暴力をふるい、妾を囲い、どんどん凶暴さと強欲さをましていく。

     後半からおもしろい。前半はひたすらビートたけしに暴力を振るわれてばっかりで、「とーちゃん怖い」という感じですが、後半は息子が成長して反抗するようになるのでなかなか。見応えのある映画でした。

  • こんなに救われない映画ないよ

  • 制作年:2004年
    監 督:崔洋一
    主 演:ビートたけし、鈴木京香、オダギリジョー、田畑智子
    時 間:144分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/DTS5.1ch


    1923年。
    日本で一旗揚げようと、17歳で済州島から大阪へ渡って来た金俊平。
    蒲鉾職人となった彼は、24歳の時、幼い娘を抱えながら飲み屋を経営する李英姫と強引に結婚し、花子と正雄のふたりの子供をもうける。
    しかし、酒を飲んでは荒れ狂う彼に、家族の心が安らぐ日はなかった。
    戦争中は行方知れずだった俊平が、ふいに戻って来たのは45年の冬のことだった。
    弟分の信義らを従えて蒲鉾工場を始めた彼は、持ち前の強靱な肉体と強欲さで成功を収め巨額の富を得る。
    ところが、そんな彼の前にかつて済州島で寝盗った人妻に生ませた息子・武が現れた。
    気ままに振る舞う武は、やがて俊平に金を貰って出て行こうとするも、家族には鐚一文遣う気のない俊平と大乱闘となってしまう。
    一年後、自宅のすぐ目の前に妾宅を構えた俊平は、そこへ清子と言う若い女を囲い、高利貸しを始めた。
    しかし、清子が脳腫瘍で倒れると、やり場のない憤怒は再び家族へと向けられていく。
    しかも、介護を名目に新しい愛人・定子を迎え入れたかと思うと、長年の苦労が祟って入院した英姫に治療費を払ってやらず、正雄とは衝突を繰り返し、夫・希範の暴力に耐えかね自殺した花子の葬式で暴れる身勝手ぶり。だが、その俊平も寄る年波には勝てなかった。
    体の自由が思うように利かなくなった彼は、定子に捨てられ、英姫にも先立たれる。
    ところが、それでも金への執着だけは衰えず、彼はたったひとり残った肉親である正雄に借金の取り立ての仕事を手伝うように言うが、正雄にその気はなかった。
    その後、還暦にして定子との間に出来た息子・龍一と北朝鮮へ渡った俊平は、84年冬、78年の生涯を静かに閉じた。

  • 2004年観賞
    いやぁ、すごい映画です。久々に「”映画”をみた」と感じさせてくれました。テレビドラマにはない重厚感。暴力的で自己中心の権化みたいな金俊平がビートたけし。この人は一体何者なんだと思う。テレビの中のしょうもないおっさんが、スクリーンに登場したらこれだよ。監督と、役者とでこんなに違ったことができるってどうゆうこと?その振り幅の大きさが人間の大きさを表している。お布団シーンもアメリカでも韓国でも中国でもない、まさに「日本的」なアングルで、質感で、エロさだった。湿り気のある感じ。なのになんだか哀しい。残忍とまで言えるほどの男であるのに、一瞬かいま見せる情けなさを表現できるのはさすがお笑い役者だと痛感した。ただの俳優にはとても演じきれないだろう。日本映画もやるじゃん。久しぶりに大いに満足した一本となりました。

  • ひとつの生き方。

    日常生活の中に潜む闇、暴力を描いており、リアリティを感じてしまう

  • 今の時代なら刑務所もしくは病院送りも当然のとんでもねー身勝手親父。嫌悪の一言じゃとってもとっても言葉が足りない、なのに、たけしが演じる金俊平に、裏腹の寂しさや悲しみが感じられた。

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