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- / ISBN・EAN: 4988013880900
感想・レビュー・書評
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ビートたけしってすごい役者だ
オダギリジョーのエロい裸体より
たけしの厚みのある裸体の方がずっとエロい
そんなオーラに圧倒されっぱなしの2時間ちょっと
もちろんビートたけしだけじゃなく
出ている全員の気迫というか迫力が怖いくらいだった
どんな小さなシーンも全力すぎて
観ている方も疲れるくらい
でもそんなことを言っている暇はないほど
どんどん引っ張られていく
鈴木京香がメイキングで
「なんだかんだと言っても夫を愛している」
と言っているのを聞いてものすごい鳥肌がたった。
そうなんだ、愛なんだ。
あんなにひどい仕打ちを受けても憎んでも
根底にあるのは愛なんだ。
素晴らしい
感無量詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言で表すなら重厚。
殺伐としていて全体を通しても、悲壮感がただよう。
しかしそのなかでタケシ -
この映画に携わったみなさま、お疲れ様です。
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金俊平の半生。暴力と女と家族 結局最後は寂しい死に方
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朝鮮から大阪にわたってきた金俊平。差別と劣悪な労働条件の中で、家族に暴力をふるい、妾を囲い、どんどん凶暴さと強欲さをましていく。
後半からおもしろい。前半はひたすらビートたけしに暴力を振るわれてばっかりで、「とーちゃん怖い」という感じですが、後半は息子が成長して反抗するようになるのでなかなか。見応えのある映画でした。 -
こんなに救われない映画ないよ
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2004年観賞
いやぁ、すごい映画です。久々に「”映画”をみた」と感じさせてくれました。テレビドラマにはない重厚感。暴力的で自己中心の権化みたいな金俊平がビートたけし。この人は一体何者なんだと思う。テレビの中のしょうもないおっさんが、スクリーンに登場したらこれだよ。監督と、役者とでこんなに違ったことができるってどうゆうこと?その振り幅の大きさが人間の大きさを表している。お布団シーンもアメリカでも韓国でも中国でもない、まさに「日本的」なアングルで、質感で、エロさだった。湿り気のある感じ。なのになんだか哀しい。残忍とまで言えるほどの男であるのに、一瞬かいま見せる情けなさを表現できるのはさすがお笑い役者だと痛感した。ただの俳優にはとても演じきれないだろう。日本映画もやるじゃん。久しぶりに大いに満足した一本となりました。 -
ひとつの生き方。
日常生活の中に潜む闇、暴力を描いており、リアリティを感じてしまう
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今の時代なら刑務所もしくは病院送りも当然のとんでもねー身勝手親父。嫌悪の一言じゃとってもとっても言葉が足りない、なのに、たけしが演じる金俊平に、裏腹の寂しさや悲しみが感じられた。