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- / ISBN・EAN: 4988013979208
感想・レビュー・書評
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苦しいけれど、ほんとに苦しいのは私じゃないのに。
事実を事実としてただ受け止める。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬱映画。
テーマは尊厳死。
ということで賛否両論ある映画だと思う。
生と死にハッキリとした答えなんてないはずだから。
でも個人的にはラモンの一貫した死への意志は支持したい。
筋は通ってると思う。
愛する女性が現れてもそれらが揺らぐことはなかったし。
自分を死なせてくれる女性なら誰でもOK、的な部分も生々しくて良かった(解釈間違ってるかもしれないけど笑)。
恋愛の究極形態だと思いたい。
ラストは救いようがない暗さ。
自分は三島由紀夫の豊饒の海4部作のラストが頭をよぎった。
状況は全然違うけど。
しかもこの作品、実際にあった手記を元に映画化してることを観賞後に知り驚愕。 -
詳しくは書かないけど、海に潜ったシーンの使い方が巧い。ただ、ラストへの繋ぎ方がなんだか微妙だなあ...。こういうのを観て感動した気になりたくないな...って思うのは私が捻くれてるだけかもしれないが(笑)
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泣きすぎて頭痛がする。どうして今までこの映画を観なかったのだろう。私の一生分の人生よりはるかに意味のある二時間だった。
ラモンの言葉一つ一つが核心を、ぐさぐさと突いてきてただただ涙か出てきた。そこには一片の偽善も無く、こんな映画を観るのは初めてだ。実話でなければこんな話創ることも出来ない。それに音と映像の美しさも加わり映画としても素晴らしい作品。空を飛ぶシーン。あれだけで泣けた。
どうして死んじゃいけないんだろう。どうして自分は死にたいんだろう。
映画は何も答えをくれないけれど、それでも結局私は生きるんだろう。
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見ておくべき?
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それぞれの答えがあるんだろうなていう。とりあえず途中ロサがうざかた
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バビエル・バルデム天才!!
尊厳死について。観て良かったと心から思える作品に出会えた。 -
25歳の時に事故に遭い、以来30年近くものあいだ四肢不随に陥った実在の人物、ラモン・サンペドロの手記「レターズ・フロム・ヘル」を元に、尊厳死を求めて闘う主人公を描いたドラマ。周りの人間には弱さを見せない彼の、涙を流すシーンで胸が張り裂けそうになった。尊厳死について、初めて真剣に考えさせられた映画。
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「尊厳死」という重いテーマ(しかも実話)にも関わらず、見終わった後は不思議とさわやか。心残りがない、というか。「生きることは、権利であって義務ではない」。 主人公にとって、「生きる」とは義務でしかなかった。「自殺なんかしちゃだめだ」という一般論を、どんなに声を大にして言ったところで、それが本当に「その人のため」になるのだろうか。
目が覚める度に、二度と動かない体、という現実を突きつけられる。未来に何の希望もない。このまま、動けないまま人の手を借りながら漫然と年を取っていくだけ。まさに「義務」でしかないと思ってしまうのではないだろうか。家族も、そんな彼の本望を知っているからこそ、彼の意志を尊重したのだ。自分の存在価値。何を生きる糧にしたらいいのか分からなくなってしまいそうだ。 -
尊厳死がテーマの衝撃作・・・!実話らしいしね。重いけど色々考えさせられる。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか判断は見た人次第。