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- / ISBN・EAN: 4988105048522
感想・レビュー・書評
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うーーん
うーーーーん
うーーーーーーん・・・
年齢によって感じ方が変わるだろう。
特典で入っている大島カントクのインタビューが良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自由を求めているのに、自由になれない感じ。自由を求めて行動するほどに、嗜癖のように苦しみに蝕まれていく。
主人公の二人が、少し上の世代の二人(ヒロインの姉と、その元カレっぽい人)と対比的に描写されている。
上の世代の二人は社会の規範や、おそらく国家権力との戦いを通して自由を求め、また敗北感を味わっているが、主人公の二人に関しては、社会の規範がもっと緩くなっている中で、しかし本当の意味では自由になれないもどかしさに直面している。
個人的にはメインの二人より、思想に燃えていた二人の方が気になる。セツルメントっぽい貧乏診療所で儲からない仕事してる青年医師が、一体どんなことを考えてるのか、とか。
あと、組合系のつまんないデモの後に、全学連のジグザクデモが出てきてちょっと興奮したりした。
女が対象化(モノ扱い)されていて、観るのが少しつらい部分もあったが、ハッピーエンドでないところが良かった。「ボニーアンドクライド」をチラッと思い出したけど、最後に死ぬところまで含めての青春なのかもしれない(あくまで映画的には) -
渡辺文雄が久我美子に語り、隣の部屋で川津祐介と桑野みゆきがそれを耳にし、川津祐介が林檎を齧るシーン。そして最後の川津祐介と桑野みゆきか街を歩きながら交わす会話。 大島渚監督作品だからなのか、この時代背景だからなのか、現代との比較で、青春という人生の一時期の真剣さとエネルギーの量と質の違いを感じた。タイトルの「残酷」がそのエネルギーの行きどころを表現していたのか?と思いを巡らした。
2013.09.26 -
氏の作品は初めて見ましたが…いやぁ~、良かったですね! ヒロインの女優さん、誰だかよう分かりませんけれども、視聴中、特に美人というわけではないのに「可愛い…」と思ってしまいました…僕の完敗であります… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
青春残酷物語というおどろおどろしいタイトルからも推察されるようにまさに救いのないラストシーンでありました…ってこんなこと言うとネタバレってやつになっちゃうのでしょうか?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
昨今の邦画はなんというか、テレビドラマの延長、みたいなノリに感じられてどうにも印象に残らない作品が多いのですけれども、今作は良いですね…! 今の邦画にはない力強さを感じます…先日見た岡本喜八氏の作品も良かったし、この時代の邦画をもっと見たくなりましたね…! おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
(1960年作品)
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1960年に制作されたとは思えないぐらい、色彩が鮮やか。若者たちの行き場のない有り余るエネルギーを見事に象徴しているかのような。ワンシーンワンカットが多く、じわりじわりと青春の残酷さが滲み出てくる。大島渚が28歳という若さだからこそ撮れた、秀作。特典映像の大島渚のインタビューもまた良いので、是非。
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大島渚の怒りは60年代に始まっているのだろう。安保闘争の現場が写されている貴重な映像もある。
怒り、怒り、怒り・・・・。
ただ、それだけが伝わってくる。
どうして生きていけばいい。
どこへ行けばいい。
俺たちは何をやってるんだ。
社会は、俺たちをどこに連れて行くんだ。 -
前に見た。
衝撃しか残さなかった作品。
オーシマ映画、制覇したいっ -
青春は残酷だ。学生運動や戦争、時代の抱える問題の所為ではない。この映画がつくられた時代、若者の内には怒りがあった。今はどうだろう。諦め、自我・・・?いずれにしたって青春は、残酷な形になるだろう。映画自体を評すると、「○○風」ではない、正真正銘大島渚という人のつくる自立した作品だ。きっと大島渚はかっこつけなんだと思う。真っ正面、かっこつけて勝負している。映像の技術、効果、すべてこの人のものであるし、そもそも作品をつくるということは、そういうことなのだとも思う。好くもよし、嫌うもよし。
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若さのエネルギー。それは一見怖いもの知らずで無敵をほこるようだが、実はもろい。若人は狡猾な大人にはけっしてかなわない。