ビバリーヒルズ・コップ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- パラマウント ジャパン (2012年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113756556
感想・レビュー・書評
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腕はいいが問題ばかり起こし、上司のトッド警部からも見放されたような状態のデトロイト市警察本部の若手刑事・アクセル(エディ・マーフィー)は、ビバリーヒルズからやってきた幼馴染のマイキーと再会するが、その夜にマイキーが殺害される。
マイキーの仇討ちを決意したアクセルは、犯人を追って単独でビバリーヒルズに乗り込み、規則に忠実で洗練された地元(ビバリーヒルズ警察)の刑事達と衝突しつつも巨悪に迫る。
コメディアンのエディ・マーフィーがフットワーク軽く、お得意のマシンガントークを武器に事件を解決するシリーズ第1作。
昔はワルだった時に培ったしたたかさとお調子の良さとフットワークの軽さで杓子定規なビバリーヒルズの刑事タガートやビリーを時に出し抜き時に協力しながら捜査するアクセルの軽やかさとマシンガントークが、スカッとします。
マイケル・ジャクソンの取材しに来た記者を装いちゃっかりスイートルームを用意させたり、自分に張り付いているタガートとビリーにルームサービスを届けさせ出し抜き捜査に出掛けたり、調子の良さと鮮やかさに見ているこちらもタガートやビリーのようにアクセルを気に入って、応援したくなります。
お調子の良さの中に、親友を殺した犯人や杓子定規なビバリーヒルズの刑事に対する怒りと熱い正義感を秘めて、軽やかに俺流捜査を貫くアクセルを演じるエディ・マーフィーの魅力が、充分発揮された傑作刑事アクションコメディ映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良い俳優、分かりやすいストーリー、派手なカーアクションなどなど、減点箇所が見当たらない作品。
警察官コメディの嚆矢っていうレビューを観て驚いた。
もっともっと古くからあるものかと。
<追記>
この作品の翌年にはジャッキーチェンのポリス・ストーリーが公開されている。
また、007のペッパー保安官のようなキャラクターを用いての笑いは西部劇時代から存在していただろうし(具体例を知らないので憶測になってしまうけれども)、こういったポリスコメディが生まれるだけの器みたいなものはすでにできあがっていたものと考えられる。生まれるべくして生まれたというか。
とはいえ、ヘビーな状況を笑いに変えながら事件を解決へと導いていく姿はめちゃくちゃかっこいいので、この作品のすばらしさには何ら影響しない。-
初めまして、フォローありがとうございます。
ポリスコメディの嚆矢は1974年の『フリービーとビーン/大乱戦』で、『ブルースブラザーズ』や『...初めまして、フォローありがとうございます。
ポリスコメディの嚆矢は1974年の『フリービーとビーン/大乱戦』で、『ブルースブラザーズ』や『48時間』以降の作品に続いているそうです。
仰るように007もロジャームーアの1973年の『死ぬのは奴らだ』からコメディ色が強くなりましたね。たぶんアメリカンニューシネマが終わっていく頃なので、シリアスからコメディへの転換期だったのかなと思います。
西部劇のコメディは、保安官じゃなかったりと少し形が違うんですが、ジュリアーノジェンマの明るくてしゃべくるスタイルは、エディマーフィーと近いところがあるかもしれません。2021/02/12 -
丁寧なコメント、ありがとうございます。
映画史について浅学なもので適当なことを述べてしまっています。
ブルースブラザーズがポリスコメディ...丁寧なコメント、ありがとうございます。
映画史について浅学なもので適当なことを述べてしまっています。
ブルースブラザーズがポリスコメディの範疇に類する作品なのかは分かりませんが、作品の雰囲気は近いものがありますね!軽快さでしょうか。
古いコメディになるとペッパー保安官のように権力者や管理者に対する皮肉の笑いが強いように思います。これは映画に限らないことだと思いますが。
本作はそこ飛び出して明るいコメディを追及しているところに良さがあると思います。
『48時間』、よく目にするタイトルですが、勝手にハードボイルドな内容だと思い込んでました!また観てみます2021/02/19 -
>映画史について浅学なもので適当なことを述べてしまっています
いや、たぶんホーカンさんの認識でだいたい合ってると思いますよ。
ブルー...>映画史について浅学なもので適当なことを述べてしまっています
いや、たぶんホーカンさんの認識でだいたい合ってると思いますよ。
ブルースブラザーズは私の書き方が悪くて申し訳なかったです(書いた後で誤解させるかなと思ったけどそのまま投稿しちゃった)。ポリスコメディの方ではなくて、カーアクションのしっちゃかめっちゃかさの方で……ってことです。パトカーは運転しますけどね笑。
反権力、反体制なのはまさにアメリカンニューシネマの時期(1967年〜73年頃、76年のタクシードライバーぐらいまで)の作品がそうです。ダーティハリーやフレンチコネクションは警察で体制側ですけど、アンチヒーローで暴力的です。
それ以前の保守的なアメリカ西部劇だと、保安官が悪役だったり皮肉ったりはあまり見ない気がします。
マカロニウエスタンだと、無法者が主人公で保安官が悪役になったり、善悪が逆転していることが多いです。
あとペッパー保安官の場合、007はイギリス映画なのでアメリカを外から見たイングリッシュジョーク的なものが入ってるかもですね。
西部劇のコメディについて、これまであまり深く考えてなかったので、ホーカンさんの視点は私にとってとても興味深かったです。
『48時間』はシリアスな白人刑事とエディマーフィーのバディものですねー。これがエディのデビュー作なのと、間にビバリーヒルズコップを挟んで、その後にジョエルシルバーが作るリーサルウェポンやダイハードにつながっていきます。2021/02/20
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内容紹介(Amazonより)
デトロイトの刑事アクセルは、腕はピカイチだが独断の行動で失敗も多い。そんな彼の前で幼なじみが殺される。そこで上司の反対を押しきり、事件の発端の地 ビバリーヒルズへ…。製作にあのジェリー・ブラッカイマーを迎え、エディ・マーフィが初めて単独で主演し、日本でも人気がブレイクした大ヒット作!
エディ・マーフィがめちゃくちゃ若いです!
半目し合う刑事に差し入れしたりして...けど協力し合って事件を解決する。
面白かったです♪ -
耳に残るテーマソングが好き。
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テレビで。
ビバリーヒルズの警部が仲間になって協力プレイ。
あんな上司素敵!
面白かった。 -
間違いなく、後世の刑事ものの雛形を変えた作品。普段はおちゃらけている若い刑事がいざという時に真剣な表情で立ち向かう様は見ていて痛快。周囲の人間に見せる「優しさ」や「気遣い」もいい。過激すぎず、温すぎずのバランス良し。続編が2作も作られたのも納得である。
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1984年アメリカ
エディ・マーフィ、ジャッジ・ラインホルド、ロニー・コックス
意味もなくとにかく、面白い。笑う。
エディ・マーフィにとっては、マジではまり役でしたね。はまり役に出会える人ってそうそういないと思うので、彼はラッキーですね。