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- / ISBN・EAN: 4511749900392
感想・レビュー・書評
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Y AURA-T-IL DE LA NEIGE A NOEL?
1996年 フランス
監督:サンドリーヌ・ヴェイセ
出演:ドミニク・レイモン/ダニエル・デュヴァル
プロヴァンスの農村、母親と七人の子供たち。父親はときどきやってくるけれど、本妻は別にいる。暴君のような男だけれど母親は彼から離れられない(今思うと典型的なDV男とその被害者の構図だなー)とにかく子供たちは可愛くて健気でそこは和むのだけれど、この母親の病みっぷりは辛い。くそ親父が長女にまで手を出そうとしたのをきっかけに、母親はクリスマスイブのパーティの後に一家心中を図ろうとするけれど、その晩、雪が降ってくる。心中を思いとどまる母。良かった(ほっ)雪が降ってくる、ただそれだけのことで救われることもある。
(1998/11/23)早稲田松竹詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南仏プロヴァンスの田舎で農場主(別に本妻がいる)の下で暮らさざるを得ない母と七人の子供達を、延々と続く辛く貧しい農作業の日常を中心に淡々と描く1996年フランス映画、97年セザール賞最優秀第1回監督作品賞等を受賞。クリスマスの夜の母のある決断、降り出す雪、流れるアダモの「雪が降る」、搾取・貧困・社会構造・そして又しても男の身勝手、家族の愛と絆だけが救いなのだが心が痛い。
広大な農地での野良植えトマトやサラダ菜・パセリ等の収穫、播種・調製・選別の様子や季節と天候の移ろいは、傍から見れば美しくのどかな田園風景という一面もあるが、ファーマータナカにとっては、北海道や大分での農に関わった日々とオーバーラップして、我ながら感慨深い。 -
子どもたちがとてもかわいらしい。
淡々と描かれていて大きな起伏はない。
ラストはちょっとした奇跡に感動する演出なのかもしれないけど、
母親の行動が唐突に思えてあまり入り込めず。
そしてラストの曲が雰囲気に合ってないかなぁ。 -
配置場所:摂枚視聴覚
請求記号:S778.235||V
資料ID:50800798 -
親父はしょうもないけど
田園風景、子供、母親が純粋で無垢でとても美しい。
ラストシーンは何回も見直してしまったぐらいに美しかった。