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- / ISBN・EAN: 4580120519393
感想・レビュー・書評
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ドンパチのない戦争映画。ちとわかりにくい箇所も
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湾岸戦争で派兵された海兵隊員の話。
戦闘シーンはほとんど無いが、戦争や軍隊の異常性(良いとか悪いとかではなくて、一般社会とはかけ離れているという意味です)は良く描けている。
イラクに放火された油田の夜の光景が印象的だが、戦争という異常現象でしか見られないある種の美しさがまた、視聴者に戦争の狂気を思い知らせる。 -
二回目。
前回見たときと、印象が違う。
しんどい話だ。
人間はたぶんこうやって壊れていくんだ。 -
ストーリー
ジャンルは戦争映画なのだが、従来の作品とは、かなり印象が違う。戦闘シーンがほとんどないこと。そして、主人公たちの戦争への意識も独特。湾岸戦争を背景にした本作は、現代の戦争におけるアメリカ、つまり戦地へ向かう側が、どんな状況になるのかをリアルに見せている。かと言って、小むずかしい内容ではなく、むしろ、ひとりの青年の青春ストーリーのような軽さが充満しているのだ。原作は、実際に湾岸戦争に従軍した兵士の告白本。サム・メンデス監督のシニカルな視点が、うまく機能した一作だ。
野心を持って海兵隊に志願したアンソニーだが、彼を待っていたのは、予想外の訓練や、戦地のサウジアラビアへ行ってもひたすら待機する状況。戦意が高揚しているのに戦えない兵士たちの微妙な心理を、主演のジェイク・ギレンホールを中心に、キャストが個性たっぷりに演じている。戦地での乱痴気パーティなど笑いを誘うシーンと、顔も判別できない死体といった衝撃映像が強烈なコントラスト。戦争という特殊な背景ながら、自分の入った環境が思ったとおりではなかったという設定が、人生のさまざまな側面と重なるのもおもしろい。(斉藤博昭) -
戦争下では、兵士は異様な興奮の中にいる。
それがとても生々しかった。 -
戦争のリアル。
淡々とすすでゆく。
虚無感すら感じる作品。
静けさを帯びた恐怖。 -
銃撃戦はないが、カメラワークの良さや心境の変化がとても興味深い。飾り気がない分、とてもリアリティがあり、戦争による喪失感がとてもよく出ている。おすすめ。
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戦争映画でなく兵士の葛藤ドラマ たまにはこういう視点もいい さすがサムメンデス監督
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結局、兵士とは広い意味でバカか気の毒な人の2カテゴリーに分類されるのではないかと思った。