男たちの大和 / YAMATO [DVD]

監督 : 佐藤純彌 
出演 : 反町隆史  中村獅童  鈴木京香  松山ケンイチ  渡辺大 
制作 : 高岩淡  広瀬道貞 
  • 東映
3.43
  • (59)
  • (97)
  • (207)
  • (27)
  • (9)
本棚登録 : 649
感想 : 140
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101125005

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 豪華キャストでダイナミックな映画です。見ごたえ充分。

    どっちかというと自分は(陸軍贔屓かな?)と思っていたのですが、この映画をみて(いやいや、海軍もすごいですわ)と思い直しました。

    だけど、海軍は戦闘中でも制服も立派、食糧もあまり困らない、敵と人間同士で鉢合わせすることはほとんどない、という面ではやはり陸軍の人たちのご苦労にはかなわないような気がします(海軍の人、失礼なこと言ってごめんなさい!)。

    しかしスピリッツは陸軍も海軍も関係ありません。

    戦艦大和と海軍について、もう少し知ってみたくなりました。

  • この作品は、
    単純に、興味本位で、戦争で闘って死んだまたは生き残った人たちの生き様を描きたかったんだろう。
    だから、自分の仲間を殺した人に対する憎しみと、生き残ってしまった罪悪感しか残らない。
    カタルシスもなければ平和への思いもない。

  • え?お骨を素手で・・・って、とこじゃなくて^^; いろいろ詰め込み過ぎでまとまりが無く違和感の残る映画。しかも長いくせに中身はあまり無いというか、なんでこのシーン?入れる意味が分からない!と思っていたら、原作があったのですねぇ。

    しかしこんなバラバラでは見る方も疲れます・・・田舎の少年少女のシーンは普通に日本映画で引き込まれたと思ったら、すぐにリアリティの無いセットでのシーン。特撮もチャチくてなんだか戦隊ものドラマの延長みたいなのは相変わらずだし、なんだかなぁってかんじでした(-_-)

    それよりこの物語に出てくるお気楽そうな中年役者達よりも、少年少女の子役の演技の方が、ずっと真摯で演技力があったように思います。

  • 久しぶりに邦画を見てみた・・・
    すごく泣かせる!という意図は見当たらなかった。
    自然に涙が出ました。
    はじめのほうは少し退屈かもしれないけれど・・・後半はやっぱり面白いです。
    戦争映画のポイントはほとんどおさえてると思われますが、戦後その人がどうやって生きたかとか、そんなところがちょこっと描かれていてよかったかと思います。
    映像もきれいでした。
    若干登場人物が多くてはじめはわかりづらかったですが。
    もう少し人を減らして深く描けばもっとこゆい作品になったのでは・・・

    特攻の意味は何なのかけんかしている時に唐木が
    「負けることで日本は目覚める。
    俺たちはその先駆けとして散る。
    まさに本望じゃないか。」
    というせりふが印象的でした。

  • 商業主義の角川映画。さすが。
    ドンパチのセットが日本にしては素晴らしい。
    少年たちが全員健康そうで何より。
    角川さんはこれで儲けれたんでしょうか。
    多分、「映画見て、感動した〜」が病気みたいに染み付いてる人たちにとってはすごくええエサやったと思う。

    まず、内容の1点だけええところ。
    (演出された)人間ドラマを描き、「このように死んで行った人のおかげで日本人は生きているんだ。あの人たちを忘れるな」というメッセージを超微弱ながら出せた所。
    以上。
    あ、あと、役者さんはだいぶ頑張ってたと思う。
    ただ、演出家と脚本家と監督がどう考えてたのかわからんけど、せっかく演技出来る役者が揃ってるのに、「合った」演技をしてないから、チグハグだらけ。
    こりゃあ、裏方の責任。

    次に、問題点。
    まず、大問題。この大和から遡ること3年前にミッドウェー海戦で負けた理由が既にして大艦巨砲主義だったこと。これをきちんと知ってるかどうかだけで、おそらくこの映画から受ける印象もガラッと変わる。


    次に、それを知らないで見た場合、「(素晴らしい演出による)人間ドラマ」に感動出来るイイ映画になるかもしれないが、知っていれば、「人間ドラマ」によって重要な学びの可能性が覆い隠されていることに気づく。
    一見、商業的な問題もあり、最近の邦画に多いような一種のイデオロギーを含んでないように気を配って、価値中立、もしくは反戦というふうに見えるかもしれないが、それすらをかくしてしまう「実話に基づく」は政治的である。

    あと、「理不尽の生」を死ぬまで生きるしかないってのがよくわかってないような気がした。

    各愛国者は、それぞれの愛国を尊重するが故に是々非々の共生を模索する。
    その上で、「理不尽な生」を生きる。
    それが戦争映画を撮るための大前提。

    それが全然ない。

    その理不尽さの加減、その生の「痛み」「悲惨」、そんな、言葉では表しきれないことを映画として撮るからこそ、僕らにその痛みが突き刺さり、離れないはず。
    映画を撮る意味がそこにはある。

    その意味で、この映画は全く何も突き刺さらず、何も感じない。
    ただただ、体育会を満喫するだけ。


    あと、小ネタというか、時代考証ちゃんと取ってるの?と思うところを羅列。
    何故、海軍の作戦が出撃前に民間人全員に行き渡ってるのか。
    燃料は大和は往復分入ってたという記録があるのに、何故最初から半分になって神風特攻隊になってるのか。
    大和の乗組員があんなに主義主張を出し合ってあんな大きな喧嘩を本当に出来たのか。
    「死に方用意」で、あんなすぐにパニックになるのか。(日本人やで、日本人。アメリカ人ならわかるけど)
    本当に戦争になっても、艦長はむき出しの防空指揮所にいたのか。

    結構ヒドい。

    それと、
    何故に今の感覚をそのまま当時に移植してしまうんやろうか。
    『Always3丁目の夕日』と同じどうしようもなさがあったように思う。

    最後に、長渕剛はこれら全部をわかって、歌を提供したのか。
    絶対、わかってないと思う。
    目を閉じて、想えば、それでドーパミン…的な発想は、…。


    薄っぺらいテレビじゃないんやから、もうちょっと根元を見ようよ、ね。

  • 公開当時 映画館で観ました。
    その時は戦争の悲惨さばかりに目がいき
    涙 涙 だったと記憶しています。
    今回は2回目ということもあり冷静に視聴。
    特に長嶋一茂扮する大尉のセリフが残り
    あの戦争の意味と 与えた影響について考え続けています。

    「進歩のない者は決して勝たない。」
    「負けて目覚めるが最上の道。」
    「敗れて目覚める。それ以外にどうして日本は救われるのか 
     今、目覚めずしていつ救われるのか。」

    原作未読です。

  • 大和乗組員たちの話。

    松山ケンイチ見たさに借りたものの、反町隆史の演技が熱くてよかったです。中村獅童の役どころはちょっとよくわからなかったですが・・・w

    この映画の見所は戦闘シーンではないかと。
    お金が掛かっているだけあって、リアルでした。
    死にもの狂いのパニック状態がすごくリアルで、実際にこんな感じだったんだろうなあという想像ができました。
    ただ、四散してるまでのりアリティはなかった(控えめにした?)&甲板以外の人達がほとんど出てこなかったのが残念。でも十分リアルでした。

    大和の上の方はちょっと、作り物感があったものの、
    全体的に戦艦はリアルに感じられてよかったです。

  • 題名を英語にしたら『メンズ・ヤマト』だよね。軽いよね。

    とか下らないこと言いながら見始めました。
    特に下記の点が印象に残りました。

    ・水兵さんのセーラー服が真っ白でまぶしい
    ・帽子の後ろに2枚リボンが垂れてるのがかわいい
    ・でも黒い冬セーラーも萌えだ
    ・第3種の色は何とも言えず微妙
    ・ケツバットいてええええ!!!

    何を見ていたんでしょう私・・・(;・∀・)


    ストーリーは普通に泣ける戦争物ってかんじでした。
    ちなみに自分はぼたもちの母ちゃんのところで涙腺が決壊しました。

    後半にちょいグロな戦闘シーンがありますが、耐えられそうならどうぞ。
    平和のありがたさが胸にきますね。

  • 感動します。(少なくとも私は)
    今の日本が平和であり続けているのは、彼ら日本に命を掛けてくれたお陰です!!

  • 大和の荘厳な艦影は美しすぎる・・・

全140件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映画監督。1932年、東京都出身。
東京大学文学部卒業後、56年に東映東京撮影所に助監督として入社。伊藤大輔、今井正、家城巳代治、小林恒夫監督らに就き、63年『陸軍残虐物語』にて監督デビュー。『未完の対局』(82)はモントリオール世界映画祭グランプリに、『敦煌』(88)は日本アカデミー賞最優秀監督賞及び作品賞に輝いた。

「2018年 『映画監督 佐藤純彌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×