ラストデイズ [DVD]

監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : マイケル・ピット  ルーカス・ハース 
  • エイベックス・ピクチャーズ
3.23
  • (24)
  • (43)
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  • (27)
  • (7)
本棚登録 : 380
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988064229284

感想・レビュー・書評

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  • 何かが終わる瞬間って静かなんだろうな。
    カート・コバーンをモデルにした映画で、何も起こらないけど(から?)最後に自殺する。
    単調と言ってしまえばそれでオシマイ(この監督の映画は皆そんな感じ)だけど、カート・コバーンの遺書を読んでみると彼が何故そんな選択をしたのか少しばかり分かる気がする。

  • 見終わった後の何とも言えない あの気分。
    カートよ 永遠に…

  • [鑑賞日:レンタルDVDにて2010年1月2日]

    LAST DAYS
    2005年 アメリカ
    日本公開日:2006年3月18日
    監督:Gus Van Sant
    出演:Michael Pitt、Lukas Haas、Asia Argento、Kim Gordon...他
    [英語]

    ■あらすじ
    麻薬のリハビリ施設を脱走したブレイクは森の中を彷徨い、自分の別荘に辿り着く。彼はロック・アーティスト。別荘の中には常時、彼の取り巻き仲間が居座っていた。しかし、取り巻きたちはブレイクに無関心、放置状態。やがて、悲劇へと…。

    ■感想
    いくらカートの死から想したとは言え、いくらカート・コバーンの話ではないとは言え、外見上はカートを意識しているでしょ? あそこまで被るなら「カートを演じました」と言ってくれちゃったほうがスッキリする。曖昧だから曖昧のままだったように思える。でも、ブレイクはカートではない。

    Nirvanaを知らない人から観たら、何がなんだかわからない内容だったと思う。ヤク中でフラフラして死んだ男の話にしか思えないと思う。知っている人間から観ても、そんな映画にしか見えなかったが、彼が誰だか知っているだけに、そこに感情移入が出来たのかも知れない。虚無感が感情と言えるのかどうか、私にはわからないが。

    遠巻きなカメラアングルのためか、自分までもがただの傍観者だったことに気付かされた気がする。アルバムを聴き、雑誌やラジオ、テレビからの情報を待ち……直接、関わることはない。

    Nirvanaは好きだった。今でも聴く。だから故に、この映画はちょっと見ていて寂しくなった。あんなに周囲に人がいても、結局は一人だったなんて。万人の人が彼の音楽を支持しても、一人だったなんて思うと。どこまで現実と映画をダブらせて見ていいのか、詳しくバイオグラフィーを知っているわけでもない私にはちょっと判断し難かったけど……。

    彼が亡くなった事を、私は何で知ったのか、今となってはもうハッキリと覚えていない。新聞でのおくやみ欄で驚き、それから深夜放送のCNNにチャンネルを合わせていたような覚えがある。やっぱり私は遠巻きなカメラアングルと同じだ。

    ブレイクを演じたマイケル・ピット。正面から見るとちょっと違う気もしたが、衣装や髪型を見ていて、「ああ、こんな時もあったなあ」、「そんなのも着ていたっけなあ」って見事に回想させる演技に、気が重くなった。

  • LAST DAYS
    2005年 アメリカ
    監督:ガス・ヴァン・サント
    出演:マイケル・ピット/ルーカス・ハース/アーシア・アルジェント/キム・ゴードン

    今は亡き「カート・コバーンに捧ぐ」と銘打たれた作品。ですが、「捧ぐ」というのはイコールこの映画がカート自身の実話かというのとはまた別の話で、あくまでこれはカートをモデルにした全く架空のミュ-ジシャン“ブレイク”が、自殺するまでの最後の2日間のお話。

    退屈といえば、退屈な映画です。ブレイクは汚い格好でフラフラと森をさまよい、空腹になればキッチンで飲み食いし、始終酔っ払いのようにわけのわからない独り言を呟き、彼の友人たちは無関係に乱痴気騒ぎを繰り返し、停滞と無気力の中でただ淡々と彼は死に向かってゆく。そこには何ら特別なドラマティックな要素はないし、彼が死を選ぶ理由さえ単なる鬱と衝動でしかない。ただそこに普遍的な「孤独」があって、彼にはその道しか残されていなかったんだという、どうしようもない虚しさ、それだけは理解できることがまた切ない。

    音楽的には、コンサルタントとしてソニック・ユ-スのサーストン・ム-アを起用してたり、同じくソニック・ユ-スのキム・ゴードンが出演してたりというので、カートが生きていた90年代の、同時代を生きた人間としての共鳴はすごく感じました。マイケル・ピットの歌も上手かった。

    (2006.07.22)

  • 高三一番つらい時期に見た。メンヘラが徘徊して死ぬ映画。ブレイクの女装。劇中歌が良い。

  • これが事実でも全然おかしくないって思っちゃうんだよね。
    全く、カートったら…
    いつまでも、かき鳴らしてくれ

  • カート・コバーンの最後の二日間をモチーフにした映画。

    主人公はほとんど語らない。
    心情を吐露することはなく、ただただ孤独感を漂わせて死に近づいていく。

    淡々としていて退屈だけど、壊れかけた人間の最後の日々を余計な説明なしに描いた良作。

  • 息苦しい。なのに目が離せない。

  • なんとも言えない映画。カートコバーンのことを詳しく知らない人からしたらちんぷんかんぷんな気もする。

  • 静かで退屈な映画だけれど主人公が終わりに向かっていく姿が言葉少なくとも、よくとれてるなぁと思った。

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