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- / ISBN・EAN: 4988064229284
感想・レビュー・書評
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見終わった後の何とも言えない あの気分。
カートよ 永遠に… -
LAST DAYS
2005年 アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マイケル・ピット/ルーカス・ハース/アーシア・アルジェント/キム・ゴードン
今は亡き「カート・コバーンに捧ぐ」と銘打たれた作品。ですが、「捧ぐ」というのはイコールこの映画がカート自身の実話かというのとはまた別の話で、あくまでこれはカートをモデルにした全く架空のミュ-ジシャン“ブレイク”が、自殺するまでの最後の2日間のお話。
退屈といえば、退屈な映画です。ブレイクは汚い格好でフラフラと森をさまよい、空腹になればキッチンで飲み食いし、始終酔っ払いのようにわけのわからない独り言を呟き、彼の友人たちは無関係に乱痴気騒ぎを繰り返し、停滞と無気力の中でただ淡々と彼は死に向かってゆく。そこには何ら特別なドラマティックな要素はないし、彼が死を選ぶ理由さえ単なる鬱と衝動でしかない。ただそこに普遍的な「孤独」があって、彼にはその道しか残されていなかったんだという、どうしようもない虚しさ、それだけは理解できることがまた切ない。
音楽的には、コンサルタントとしてソニック・ユ-スのサーストン・ム-アを起用してたり、同じくソニック・ユ-スのキム・ゴードンが出演してたりというので、カートが生きていた90年代の、同時代を生きた人間としての共鳴はすごく感じました。マイケル・ピットの歌も上手かった。
(2006.07.22) -
高三一番つらい時期に見た。メンヘラが徘徊して死ぬ映画。ブレイクの女装。劇中歌が良い。
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これが事実でも全然おかしくないって思っちゃうんだよね。
全く、カートったら…
いつまでも、かき鳴らしてくれ -
カート・コバーンの最後の二日間をモチーフにした映画。
主人公はほとんど語らない。
心情を吐露することはなく、ただただ孤独感を漂わせて死に近づいていく。
淡々としていて退屈だけど、壊れかけた人間の最後の日々を余計な説明なしに描いた良作。 -
息苦しい。なのに目が離せない。
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なんとも言えない映画。カートコバーンのことを詳しく知らない人からしたらちんぷんかんぷんな気もする。
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静かで退屈な映画だけれど主人公が終わりに向かっていく姿が言葉少なくとも、よくとれてるなぁと思った。