- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4582131181354
感想・レビュー・書評
-
スパイク・リー監督の作品というのは随分前から知っていたがやっと見ることができた。架空のジャズ・トランペーッターの半生。幼いころから厳しい親のもと練習した甲斐あってバンドを持つまでになったのだが、ちょっとしたことから、あるいはちょっとでもないのか、バンドは解散し・・・ 夢破れ、凡々とサイクルはまた回ってゆく。ちょっと「ビールストリートの恋人たち」の雰囲気もした。
架空というのが、ちょっといまいち乗れなかったかなあ。デンゼル・ワシントンはよかったが、ジャズトランペッターの話だと「バード」の方が実在のもっと破滅的なバードの人生だけに見ていて引き込まれるものがある。
演奏される音楽はよかった。サウンド・トラックCDをみるとブランフォード・マルサリス・カルテットにテレンス・ブランチャードが参加という形で出ている。
Mo' Better Blues 1990アメリカ
2023.9.16BS12詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1990年公開のアメリカ映画。
才能には恵まれているけど自己中なジャズ・トランペッターの人生を描いたスパイク・リー監督が贈る人間ドラマの傑作。個人的にかなり好きな作品です♪一般的にはヒップホップやブラックカルチャーのイメージしかないスパイク・リー監督ですが、父親がジャズミュージシャンだったこともあり、今作ではどっぷりジャズな作品になっています。全編を彩るチャールズ・ミンガスやマイルス・デイビスやジョン・コルトレーンらの名曲の数々が心地よくて、エロティックなその映像にも自然と引き込まれていきます。中でも日本のUAも名ライブ盤『Fine Feathers Make Fine Birds』でカバーした『Harlem Blues』には涙…涙です(>_<)また主役を演じた色気ムンムンでセクシーなまだ若きデンゼル・ワシントンがホンマにカッコいい〜♪キャストには幼なじみであるいかがわしいマネージャー役にスパイク・リー、ライバル役にウェズリー・スナイプス、スポーツ賭博の胴元にサミュエル・L・ジャクソン、インディゴ役にはスパイク・リーの実の妹であるジョイ・リーなどこれまた豪華な面々。音楽一筋で女にもだらしなく人と心を通わせてこなかった主人公が、悲劇を越えやがて『至上の愛』に目覚めていく…。アメリカの黒人の心に流れるジャズという音楽を最も上手く表現し、音楽は人生だということを見せてくれる大人の色気溢れる極上の逸品です。あっ、そこのアナタ。ジャズは畑違いとか言・わ・な・い・の(笑)ジャンルなんて超越したところにこそ音楽の旨味があるんやから(o^-^o)全ての音楽ファン必見ですよ〜♪ -
音楽の英才教育を強要され、なるべくしてなった自分のバンドを持つトランペッターだが、「犬の下」劇場で大盛況でも給料は契約に縛られている。メンバーには自己中なやつも、女との揉め事も、もちろん金についての口論は尽きず、口論どころか幼馴染のマネージャーはギャンブル中毒で暴力沙汰に発展、天才トランペッターだった主人公も巻き込まれ、吹けない身体に
音楽と子供は愛してなんぼ、みたいな大団円にしてたけど、そんなエンディングはどうでもよくて、途中のブルースやらジャズやらラップやらがやたらよかった。まさにブラックミュージック・ビデオ
しかし黒人、日本人を落とすよね。ギャグのつもりなんだ〜、?、、、って毎回思う