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- / ISBN・EAN: 4982509315228
感想・レビュー・書評
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ダニエル・オートゥイユ演じる、主役の男性。
幼き日、いたずら心で行ったことが
あんな形で自分に跳ね返ってくるとは・・・
あの後、まともに生きられるのか??
深い罪悪感のあまり、
酒とかに溺れ、最終的に死んでしまうのでは
ないか・・と勝手に推測してしまった。
自分の中にあるコンプレックスや優越感が
他者を傷つける衝動に変わり、
実際に傷つけてしまうと、
その行為は3倍になって自らに
跳ね返ってくるというが、ほんとかもしれない。
肝に銘じなくては。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感じ方の違い
とらえ方の違い -
制作年:2005年
監 督:ミヒャエル・ハネケ
主 演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ、アニー・ジラルド、ベルナール・ル・コク
時 間:119分
音 声:仏:ドルビーデジタル5.1ch
何不自由なく暮らす家族の元に、ある日一本のビデオテープと、まるで子供が描いたような、血を吐く子供の絵が送られてくる。
ビデオテープには、彼らの家の風景が映っていた。
そんなビデオに不安を覚える夫ジョルジュと妻アン。
しかし、警察に届けても、彼らは「事件が起きなければ動けない」と相手にしてくれない。
次第にビデオの内容は自宅の映像だけでなく、ジョルジュの実家の映像や、犯人が住むと思われる、見知らぬ住宅の映像へと、どんどんエスカレートしていく。
なぜ、誰がこんなビデオを作り、自分達に送りつけてくるのか?
不安を募らせる夫婦。
ジョルジュの頭に、かつて自分の家で働いていた、アルジェリア人の少年の顔が過ぎる。
彼と、ジョルジュの間に何があったのか?
ジョルジュはその男の元へと出向くが…。 -
犯人探しは、
難しすぎー。
した方とされた方、
それぞれの感じ方の相違は大きく、
決して埋まることはない。
いろんな意味で、
後味が悪い映画。
でも、観ちゃう映画です。
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ミヒャエル・ハネケ監督、 ダニエル・オートゥイユ主演。
正直、この映画をジャンルに区分するのは難しいのでは。ミステリー、サスペンス、スリラーなど色々思い当たるものはあると思いますが、個人的には敢えて社会派に分類したい。ビデオを送ってくる脅迫者は最後まで分からず仕舞いでしたが、脚本家も「犯人はこの人!」と決めていないのではないかという印象です。犯人が誰であろうとストーリーの要旨には関係が無いと。それよりも、人間が誰でも多かれ少なかれ持っている過去に犯した過ちへの疚しさや、マジッドの両親が命を落とした民族解放戦線のような歴史的問題、教育を重視する国フランスでの移民の教育の機会不平等、監視カメラが至るところに設置されるのがもはや日常となった「見られている社会」などがテーマなのでしょう。
ただ、非常に分かりづらく、個人の価値観に任せた解釈を求める映画ですので、もし観るならば回を重ねてじっくり観ることをお勧めします。 -
え− ! て カメラワーク素敵だった
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なかなかに余白のないサスペンス的流れで進むものだからぼんやりとであってもまとめてしまうのかと思ったら、ジョルジュが眠りにつくカットから後ふたカットにてぱんと終了でああハネケであったとなる。全部を通した全体で私見的ハネケな折り合いな作品。曖昧な出所の罪にある虎馬。矛盾で拮抗含むハネケのつくりに抜け出せないよ。
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2007/05/16視聴。落ち着いたトーンのミステリー。後からなるほど、って思うこと多し。流して見てるとすっきりしないのかも。
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予告トレーラーはちょいと失敗じゃないですかね?あれ見たら、肩透かしを食らう事が予想されます。本編に出てくるヒントらしき描写の数々を組み合わせ、結果ビデオの犯人までは行き着きましたが、でも本当の答えはそこじゃない気がして、悶悶と考えてしまいました。