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- / ISBN・EAN: 4907953018792
感想・レビュー・書評
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脚本と映像の相乗効果が素晴らしい映画。『マルコヴィッチの穴』では1つのアイデアを徹底的に煮詰める事に成功したチャーリー・カウフマンは、本作でも「別れた恋人の記憶」という設定を最大限に活用し、MV監督出身であり最近は『うたかたの日々』の監督を務めたミシェル・ゴンドリーが非現実的なのに暖かみのある、印象的な脳内風景を作り上げている。そう、思い出はいつだって美しいもの。そんな甘いノスタルジアの誘惑が冴えない登場人物たちのほろ苦さと相まって、何とも魅力的な世界観を創り出す事に成功している。
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2013.10.04
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時系列が自分には難しかった
メアリーが悲しい -
別れた彼女が自分の記憶を消していた…そこで自分も彼女の記憶を消すことにした、という話。
記憶を消してもまた同じ相手と恋におちるというのはとてもロマンチック。
でも、気軽に記憶を消去できるとしたら、便利だけどとても恐い世の中になりそう…。 -
期待して見ただけに、がっかりしてしまった。設定や物語の展開はとても面白かったのだけど、登場人物に対する疑問が多すぎて、それも明らかになるのかと思いきや、描かれていなかったり。記憶を消すたび周りの人物に通達が行くということは一般的なものなの?彼女が記憶を消そうとした理由、別れようと思った理由はあの喧嘩が原因なのか、本当の理由が何かあるのでは、と思ったのでそういう世界です、と言われてしまったらさらにがっかりする。消えて行くシーンは切なかったけど、あんまり噛み合ってないように見えたし、最後結局思い出すのは第三者によるものだし、こんなの深い愛だとは認めたくない。
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完璧じゃなくて、むしろ欠点だらけで、それでも別れたくないから
映像編集もすごくよかった! -
(2004年作品)
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ラブストーリーではあるけど、ファンタジー色が強い作品。
テーマ・脚本は難解で、
繰り返し観たくなって好きで面白いと思うのだけど
破天荒すぎるケイト・ウィンスレットの役に共感できなかった。
キキがかわいい。役どころも重要で、ちょっと切ない。
それにしても、、、
邦題もさることながら、
パッケージもうちょっと考えてよ!!!怒 -
喧嘩した男女。衝動的に彼の記憶を消した彼女。それを受けて自分も彼女の記憶を消そうとするけど、消したくなくなりもがく彼。そして、お互い記憶を消した後に再び出会う…という。
お互いの思いの強さを斬新な方法(?)で表現された素敵な話だとは思うけど、いまいち感情移入できなかったのは中途半端なファンタジーだったからなのか、お互い惹かれあってる理由がよくわからなかったからなのか。特にジムキャリー演じる彼のどこに破天荒な彼女が惹かれたのか分からなかった…。
話の流れに重きを置きすぎて、映画のトータルバランスが悪いように思えてしまった…。主人公に共感できないとなかなかのめり込めないのかな…。