ワールド・トレード・センター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : オリバー・ストーン 
出演 : ニコラス・ケイジ  マイケル・ペーニャ  マギー・ギレンホール  マリア・ベロ  スティーブン・ドーフ  ジェイ・ヘルナンデス 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
3.09
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本棚登録 : 480
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113821032

感想・レビュー・書評

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  • 2001年9月11日。
    世界を震撼させたアメリカ同時多発テロ事件。
     
    世界貿易センタービルの警護に訪れたニューヨークの警察官たち。
    そこにもう1台の飛行機が襲ってきた。
     
    実話に基づく勇気と生存の戦いを描いた感動のドラマ。
     
    二千数百人という命を失った中で、一人でも多くの命を救いたい。
    だからこそ語り継ぐことができる。
     
    9.11の映画と言えば『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』が有名ですが、どちらが上とか下とかではなく、どちらも違う感動がある。
     
    テロがどうの、大統領がどうのという話はここで語ることではない。
    窮地に陥った時の人間の素晴らしさ。美しさ。尊さ。
     
    自分が同じ状況に遭遇した時に何ができるだろうか。
    人間力を問われる作品に出合えた気がします。

  • 9.11、あの時、あの場所で、事態とは無関係に人を救う使命に立ち向かい、亡くなった人たちがいる。アメリカにとってあの惨事をエンターテイメントとして扱わず、あの時そこにあったもう一つの大事な物語を紡ぐ作品です。
    ただ、救助に向かう際にビルの倒壊にあうので、場面のほとんどは瓦礫に埋まった状態のシーンになります。その中で、家族とのつながりや愛情の回想シーンが展開されます。救助もそこまで派手な演出はないですし、物語的な展開がないまま進んでいくのでちょっと退屈に感じました。(やはりそこは、ニコラス印のB級烙印なのかも)

  • 事実に基づくだからやむを得ないが、瓦礫の中のシーンが長く、重苦しい。

  • 劇中では「アメリカが被害者」とは決して描かずに「人間が被害者」として見事に描いている。また旅客機激突のシーンなどは見せずに、アクションシーンも極力排することで、完全なるノンフィクションドラマを追求している。そのせいか、感動したものの、あと一つ何かが足りなかった。もう一歩何か特徴がほしかった。更に、ストーリー構成も単純・単調で、やや魅力が劣る。そこが非常に残念な点である。

    何気ない一日が今日もまた始まる。朝の市場が動き出し、人込みもいつも同じ時間に大きくなり、今日もまた平穏な一日となるはずだった。しかし、結果としてたった一日で数千人もの人命が失われ、たった数十人しか助からなかった。悲しい。苦しい。だが、そこから「(犯人が)憎い」と思ってはいけない。歴史を振り返ると、ほとんどがその感情から生まれてくるのだから。そんなことを考えた、今日の一日。

  •  9.11で崩れるWTCの下敷きになった港湾警察官の実話を描く。

     映画になったのは事件から5年後。今見ると映画としてそれほど面白い部分はないか。あの事件を映像化したことに意味がある映画。
     ラストの感動的な場面で救助の兵隊が「これからもっと兵士がいるぞ。報復の為に」というシーンが一番の見どころ。

  • 9.11の実話。
    救助に当たった警官が瓦礫に埋もれ、救助されるまでを描いた作品。

    酷い惨状に胸が詰まるし、帰りを待つ家族が辛すぎて泣いた。
    瓦礫に埋もれた状態でさえ酷いのに、火で燃えそうになったり、銃が暴発したり、更に崩れ押しつぶされそうになったりと、納戸も死にそうな目に合う極限状態。
    これで良く生きて帰れたと本当に凄い…

    救助された人にスポットの当たったさくひなのでら酷い惨状でも生きて帰れた事にホッとする。
    でも実際は救助に当たった人を巻き込んで大勢が亡くなっていて、居た堪れない…

  • 「UNITED93」とはまた違った視点で描いた9・11。
    このビルにいた人の分だけ、そこから派生してその人の家族の分だけストリーは無限にある。
    何が起こったのは分からない絶望の中で、やはり思い返すのは愛する人たちのことなんだ。これは「UNITED93」と通じるところがあるかな。

    瞬間瞬間が幸せであるように、明日が必ず来ると思わずに、日々を精一杯愛する人たちのために過ごしたい。

  • 久々の視聴。やっぱりこの映画はよいです。崩壊したビルから救出するというパニック映画と、極限の状況下の人間とその家族のドラマ。そのバランスが実にいいのです。

    2人を見つけたのが海兵隊を装った民間人(神父)だったという神話めいた話が印象深いです。2人を懸命に救出しようとする警察やレスキューたちの使命感や仲間意識も美しく描かれています。

    ただ、こういう「ヒーロー礼賛」的な話は、オリバー・ストーンらしくはない。このときのアメリカは、あのオリバー・ストーンにすら「愛国映画」を作らせてしまう異常な状況だった、ということのなのかな。

  • 【あらすじ】
    2001年9月11日。港湾局警察ニコラス巡査部長がいつも通り業務を開始した途端、WTC惨事の連絡→ビルに残された人々を助けるため部下達とタワーに向かう中、タワーに飛行機が突っ込んだことを知る。黒煙やチリが降り避難する人々でごった返す現場は予想以上に最悪。ニコラスは救出志願者を募り、少数でビルに乗り込む→異音と共に突如崩れだすタワー→咄嗟にタワーでも強固に作られているエレベーター部に駆け込むが生き埋めになってしまう。

    【以下ネタばれあらすじ】
    世界中に惨事が伝えられる中、家族は自分の身内だけはと自宅で祈っていた。生まれてくる娘の名前で悩んだ者、ちょっとした口論を悔やんだ者、別れる前に何をしたか思い出せない者。何気ない日常が急に終わるかもしれない恐怖と悲しみに生き埋め勢も戦っていた。一方、元海兵隊は人助けが天命、と日も暮れて捜索が打ち切られた現場に向かい捜索活動を実行→ペットボトルを持った神の幻影を見たニコラス達を救出→そしてベトナムへ。

    ヒメノの妻役のマギー・ギレンホールはジェイク・ギレンホールのお姉さん。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

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    勇気そして生還――これは、真実の物語

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著者プロフィール

1946年生まれ。アメリカの映画監督、脚本化、映画プロデューサー。『プラトーン』、『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を二度受賞。著書『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』はベストセラー。

「2020年 『もうひとつの日米戦後史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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