1983年に行なわれた電話越しの高橋悠治と坂本龍一の対話。へへへとかの笑い声とかガサゴソという音まで入れてるのはそういう時代だからか。ロックは白人の民俗音楽。ベルリンではビールは七分待て。アボリジニの点の時間、夢の時間(ドリームタイム)という考え方。ハプニングは実際には汚らしく雑。人間にとってランダムさというのはあるラインを越えるとついていけなくなるのでは。アーティストが金の話をするなというのも困る。中島みゆきのバックでやったときのエピソード。現代音楽で、いろいろわけのわからないタイトルつけるのは、オカルトの効用と同じでね、その隅から隅までこうパッとわかるようなタイトルはつけちゃいけないってふうに、クセナキスに教わったという話。などなど興味深いエピソードがいろいろありました。