戦闘妖精・雪風 (1984年) (ハヤカワ文庫 JA)

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感想・レビュー・書評

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  • シリーズものを読むのをやめる理由は、読み手が原因である場合、つきつめれば not for me になってしまったということになるだろう。個別に理由をつけるとすれば、本シリーズについては「天使憑き」に分類できるかもしれない。数頁にも渡る長いセリフの応酬あるいは一方的な押し付けという意味で。
    本刊の続編である『グッドラック』はそうだった。

    続刊はもうないだろうと思っていたのだが、『アンブロークンアロー』が発刊された。迷ったが辛い思いをしたくなかったのでスルーした。『アグレッサーズ』が発刊された。ぬぬぬ。

    原典を再読することにした。
    なんだこれ。すごい面白い。面白かったという記憶は残っているが、こんなに面白かったっけ? 描写が脳裏に投影される。脳汁あふれる。
    こんなに面白い物語が、神林長平VS神林長平みたいな『グッドラック』になってしまったのは何故なのか。
    再読すれば印象は変わるのだろうか。

    FF14に登場するレイクランドの原風景はフェアリィ星なのかなとか、ふと。

  • 最初はただの宇宙戦記モノかと思っていたが、読み進めていき機械と人間という対比構造が浮かび上がるにつれて、どんどん面白くなっていった。
    雪風が零を捨てて、新しい機体に乗り換えるシーンが特に好き。終わり方がすごく良いので、続編があるらしいが読むかどうか悩む。

  • 「雪風読んでるの?メカフェチ?」と高校の図書室で図書委員の黒髪ロング同級生に声を掛けられたことを今でも覚えている。
    新版ではなく、この横山宏さんのイラストこそ私の雪風だ。
    神林さんを読み始める切っ掛けとなった作品です。

  • 好きな作品は、「インディアン・サマー」と「フェアリイ・冬」の二つ。昔も今も変わらない。昭和五十九年二月二十九日発行。定価400円。
    収録作品:「FAF・特殊戦隊」、「妖精の舞う空」、「騎士の価値を問うな」、「不可知戦域」、「インディアン・サマー」、「フェアリイ・冬」、「全系統異常なし」、「戦闘妖精」、「スーパーフェニックス」、「〈雪風〉概説」、「〈雪風〉の原型がトムキャットであるか否かはこの際どうでもよいとして……」(野田昌宏による解説)

  • 図書館のSFコーナーでお勧めされていたので読んで見た。

    深井中尉のボウヤっぷりにイライラしながらも一気に読みきった。

    個人的には人間が敵(機械)を倒すために機械を作っているのと同じように、ジャムも人に対してヒトモドキを作っているところが面白い。
    ところどころグロテスクな感じはする(スープとか)けど。

    人工知能って昔から科学の夢のひとつなんだけど、よくよく考えたら人工知能が完璧なものになったら脆弱な肉体を持って、バックアップも怪しい有機生物なんていらなくなるな。

    でも、おそらく人口知能にもロボット三原則が適用されて人にとってフェイルセーフに作られるだろうから、雪風みたいなことにはならないんだろうなぁ。たぶん。
    現実では人工知能の研究が進む前にプレデターのような無人偵察機(といっても、武器積んでる)が主流になった。たしかにこっちのほうがずっと簡単のように思える。

    調べたら、続編もあるのか。(おすすめコーナーには並んでなかった)
    結末の状態からどうやって続編作るのかわからないけど読んでみようかな。

  • 新版の改よりこっちの旧版のが好き。

  • この本の表紙イメージがないのが寂しい。
    横山宏の大好きな装丁なのに。

  • 古本屋で入手した。なんかフォントとか微妙に違うw

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