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感想・レビュー・書評
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ポルターガイスト、UFO、お化け……。世にも不思議な物語をこよなく愛する著者が、四十九のテーマをもとに、古今東西の書物のなかから、奇譚のかずかずを選びぬいた愉快なエッセイ集!(アマゾン紹介文)
やたらと集めてだけはいる澁澤龍彦さんの本、(多分)初読了。
本人も書かれている通り、新聞の連載ゆえか、比較的マイルドな話題が多いよう。
とは言え、たかだか250頁の49話にして、でるわでるわ、今でも語られ記される幻想譚の数々。
残る十何冊に十分期待させてくれる入門編のような一冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
澁澤龍彦なぜだか引き付けられる魅力がある。人間精神、文明の暗黒面に光をあてる作家とある。隠していたものをわざわざ引きずり出し、公の目にさらす趣向がたまらない。それを人は悪趣味とよぶ。
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挿絵も素敵。「天女の接吻のこと」がロマンティック。
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怪奇現象の一つをテーマに取り、それに沿った古今東西の出来事を作者の好みで語る。
読みやすく、作者の目線も面白いが、少し物足りない気もする。
ゴッサマー…┌┤´д`├┐ -
380
世にも不思議な物語――この常識を超え、人知の及びがたい超自然現象、神秘体験に、人間は常に新鮮な驚きを感じ好奇心をそそられてきた。やがてそれらはひとつのテーマに結晶し、時を超えて語りつがれ、新しい物語を生み出す母胎となってきた。本書は、この不思議物語を49篇のテーマにそって古今東西の書物の中から採集し、現代に甦らせた世界不思議物語の一大博物誌である。