岩波講座 情報科学〈12〉算法表現論 (1982年)

著者 : 木村泉 米澤明憲

• 1982年5月10日発売

感想・レビュー・書評

[akiyama924さんの感想 · 2012年4月30日]

読み始めてから気がついたのですが、大学の時に読んでいました。orz

でも、読んだと理解できたとは違うのである意味、新鮮に読めました。
といっても、最後の「第10章　算法表現（プログラム）の証明論」になると、あぁ、また、C. A. R. Hoareか……と（笑）。

むかし読んだ時も、木村泉先生のところは面白く読めて、米澤明憲先生のところはつっかえながらしぶしぶ読むという感じだったなぁと思い出しました。

といったように私にとって難しい本ですが、米澤明憲先生の"actor計算モデル"の解説のところは、読み返すことができてよかったなーと思います。

[kaizenさんの感想 · 2011年8月15日]

岩波講座情報科学は、出た当時は、これしかないという網羅的なものでした。
算法は、プログラム、アルゴリズムのことで、基本的な用語も吟味されている。
その後、伸びた分野と、あまり実用化しなかった分野があり、選択的に利用するとよい。
歴史的には、情報科学がどのような経過で発展したかが分かる。