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感想・レビュー・書評
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モンテスキューを社会科学の祖として読み込み、「科学」と「術」の差異を指摘する。ルソーの思想を概説し、その社会科学的研究が詳細な体系を取りはじめる際に現実から乖離してしまう問題を提起する。
その後に収録されているのはデュルケムの社会学論である。
社会科学とは何か、ということについて非常に的確に理解できる一冊。また、ルソーとモンテスキューというタイトルではあるが、モンテスキューに関するものとルソーに関するものの二つの論文の間にはあまり関連がない。しかし、そこからデュルケムが考えていたことがかなりよく見通せる。
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