日本教について―あるユダヤ人への手紙 (1972年)

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感想・レビュー・書評

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  • この本が文藝春秋の山本七平ライブラリーになく、復刊もされないのは論争?が収録されてるからだろうか。正直、本多勝一氏の文章が気持ち悪くて読めたものではないので、逆に残しておいて欲しい本だ
    内容についてはよく理解できないが、「純粋」であれば人を殺しても許される、って風潮は幕末くらいからあったよね。テロリストの系譜ってやつ?
    しかし、この本に書いてある記述には何度か笑わせてもらった。昔はそんな事やってたの?って感じで
    特に全学連のスネーク・ダンスのくだりには思わず声を出して笑っちゃった。動画で見たいなぁ。エセ阿波踊りな感じなのかしらん

  • 前半だけだったら★★★★★
    めっちゃ面白く読んだ。
    日本的思考法を天秤に例えたあたり秀逸。
    なるほど。「現実問題」という「実体語」と平衡を保つために反対側に「空体語」を乗せ、その支点となるのが人である…と。
    つまり、「自衛隊は必要だ。だがしかし、自衛隊は憲法違反であると言える状態も必要だ」ということ。解るぅ~。そしてバランスが崩れてくるりと一回転して、天秤が空になって騒動が納まる。
    実に巧い!!

    あと、悪い事をした子に、悪い行いの償いをさせることではなく謝罪をすることを教えるのも…あるあるぅ~!!!へぇ~面白いね。中にいると解らない文化の特性。

    ただ、後半は喧嘩★
    しかも、互いに相手を、相手の文化を見下した喧嘩。
    こちらはいただけない。
    せっかく面白い着眼点を持ってる人なのに…となんだか残念だった。

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