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感想・レビュー・書評
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金原瑞人訳のを買ったら、うちにこの古いのがあったので読み比べでもできればと思って先に読んだ。こっちは龍口直太郎という方の訳です。出版されたのが結構前なので、言葉の古さが目立ったけども話は面白かったよ。
死んでからようやく認められた芸術家っていっぱいいるけど、とにかく自分の表現したいことを信じて貫き通したからこーいう生活ができたんだろうし認められるんだろうね。まあストリックランドはあんまし好かんけど。
近いうちに金原訳のも読みます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴーギャンの生涯にインスパイアされたモームの代表作。
生きている間には画家として認めらず、死後にその作品が認められたストリックランドという男の生涯を、友人ではなく、奇妙な縁で知り合いとなった「私」の視点から描く物語。
感想としては、好みの問題ですが、いい言い方をすれば「癖がない。」悪い言い方をすれば「盛り上がりに欠ける。」
割と状況描写や登場人物の描写が細かく、私が好きなタイプの小説ではなかったかなと思います
心理描写が細かかったり、情景描写も緻密さよりも詩的な方が好きだったりするので…
ただ、ゴーギャンやゴッホのような生前に注目されなかった画家たちの生涯を身近に感じさせられました。
登場人物がすべて自然で、本当に実在するように思えました。
感情移入はできませんでしたが、非日常は味あわせてもらったように思います -
ポール・ゴーギャンの話らしい。