月と六ペンス (1966年) (旺文社文庫)

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感想 : 4
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ゴーギャンの生涯にインスパイアされたモームの代表作。

生きている間には画家として認めらず、死後にその作品が認められたストリックランドという男の生涯を、友人ではなく、奇妙な縁で知り合いとなった「私」の視点から描く物語。

感想としては、好みの問題ですが、いい言い方をすれば「癖がない。」悪い言い方をすれば「盛り上がりに欠ける。」
割と状況描写や登場人物の描写が細かく、私が好きなタイプの小説ではなかったかなと思います

心理描写が細かかったり、情景描写も緻密さよりも詩的な方が好きだったりするので…

ただ、ゴーギャンやゴッホのような生前に注目されなかった画家たちの生涯を身近に感じさせられました。
登場人物がすべて自然で、本当に実在するように思えました。

感情移入はできませんでしたが、非日常は味あわせてもらったように思います

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年11月3日
読了日 : 2010年10月22日
本棚登録日 : 2011年11月3日

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