太宰治論 (1960年) (角川文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • 12083.

    太宰が死んでからほんの数年後に書かれた論文のせいか、太宰を評する言葉に生々しい思い入れを感じる。

  • 「ぼくたちは太宰が好きなら好きとまっこうから叫んでよいのです。」

    古本屋でこの本を手にとって、この一文を読んだとき、この本を買おうと思った(笑)!当時は太宰ばかり読んでいたので、この一文に妙に共感したのです。太宰を好きだーと叫びたい方、ぜひどうぞ。太宰論です。

  • 太宰治論の超古典。もとは東京工業大学文芸部雑誌「大岡山文学」第88号に発表されたもの。書いた当時著者は若干25歳でした(「ぼくにとっての最初のまとまった評論であり、ぼくの精神のひとつの記念碑」とのこと)…。若いのに洞察力がハンパない…。すごすぎます。

    内容は太宰とともに青春があったという著者の、高尚な太宰治全面肯定論。「そんな切り口があったのか!」といちいち唸らされる名評論、だと僕は思います。

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