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- / ISBN・EAN: 4527427636682
感想・レビュー・書評
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なぜ人はメタルに熱狂するのか、なぜメタルは忌み嫌われるのか、を追ったドキュメンタリー映画。インタビューに答えるのが素人のファンから心理学者やロニー・ジェームス・ディオとかなり幅広い人の話を聞いているので、説得力あるなぁと。
何より良いのはノルウェーブラックメタルを掘り下げたインタビュー。狂ってる人間何人か出てます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
熱狂的メタルファンのサム・ダンがメタルの起源を訪ねるドキュメント。メタル界の大御所がたくさん出てくるが、なかでも故ロニー・ジェイムズ・ディオのインタビューからは、彼の人間的な素晴らしさが伝わってきた。ディー・スナイダーがその歌詞の過激さを糾弾され、アメリカの議会で証言するシーンでは若き日のアル・ゴアも出てくるが、メタルに偏見を持った輩を完璧に論破していて痛快だ。ノルウェーのブラックメタルはほとんどキチガイしか出てこないが、監督のサムはこうしたメタルの負の側面にも真っ正面から挑んでいく。本作ではメタルの音楽的魅力を伝えるというよりも、メタルの歴史探訪という趣なのでメタル未経験者がこれを観てハマる可能性は低い。よりメタルの感動を求めるなら次作をオススメする。
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大量に信奉者がいるのに、虐げられた文化、ヘビーメタル。
それを人類学、音楽史、社会学などの観点から分析。
メタルヘッズもパンクスも、
気持ちが熱く、『俺は俺だ、クソ喰らえ』的なアティテュードは共通かも。
深く、文化としてのヘビーメタルを考えさせられる快作。 -
デスメタルの項が興味深かった
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人類学者であり、自らも生粋のメタラーでもあるサム・ダン監督による、"ヘヴィ・メタル・ドキュメンタリー・ムービー"。
"メタルは何故嫌われるのか"を原点に、メタルのルーツ,ジャンルの特徴,メタルが聴き手のメンタル面への影響などを徹底分析。
サム・ダン氏自らによるメタルバンドへの取材や世界一の規模を誇るメタルフェスティバル「Wacken Open Air」の紹介など、『能書きはいいからもっとメタルにリアルに関係した事を出せ!』というメタラーにも嬉しい内容。
メタルを知らない、"音楽"を愛する人にも楽しめる内容に仕上がっている。
劇中ところどころに出て来る大観衆には驚かされるだろう。
初回特典のDISC2には、本編に登場しなかったアーティストへの取材映像を収録。
完全にメタル一色の映画。これを観たメタラーは、自分がどれだけメタルを崇拝し愛しているか再確認出来ると同時に、それを誇りに思うこと間違い無し。Stay Metal!