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- / ISBN・EAN: 4988003982027
感想・レビュー・書評
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銀行強盗がマフィアの金を奪ってしまい、マフィアが送り込んだ殺し屋に追われることに。スリリングな設定ではあるのですが、殺し屋が迫ってくるのに主人公(ウォルター・マッソー)たちはやけにのんびりしてて、ドラマに動的展開がなく緊張感に乏しいの難。てっきり罠敵をに嵌めようとしてるのかと思ったら、全然そんなことはなかった…。おまぇに相棒(アンドリュー・ロビンソンって「ダーティハリー」のスコルピオか!)がボコボコにされたのに「自業自得だ」とか言うのも酷いよなぁ。
とは言え、クライマックスのアクションはなかなか豪快(凄惨)で悪くはなかったです
BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かつてヘリコプターの曲芸飛行をしていたが、今はヘリコプターで農薬散布の仕事をしているチャーリー。が裏では銀行強盗をしていた。ある日町の銀行に仲間と入ると、75万ドルもの大金を店長が渡した。これがマフィアの裏金だった。で、マフィアに追われることに。
ひなびた田舎、年季の入ったヘリコプター、自宅のトレーラーハウスは同様な人はまとまって一群をつくり、郵便受けが10コ位一列に並ぶ、廃車の山、そんな風景が興味深かった。
チャーリーはなんか風采のあがらないおじさん、という感じだが淡々と切り抜ける。ウォルター・マッソーという役者。「会う時はいつも他人」1966作、ちょっと見てみたい。
1973
2022.3.31BSプレミアム -
2022.3.31 BSプレミアムシネマで録画したものを。
ストーリーと俳優が魅力的。
銀行強盗したらマフィアの金だった。
強盗、マフィア、警察 3社の行動が並列に進むストーリー。
痛快だった。 -
『突破口!』(原題:Charley Varrick)は、1973年米映画。ドン・シーゲル監督。ウォルター・マッソー主演。1973年度英国アカデミー賞主演男優賞受賞。
それまで雇われの職人監督であったシーゲルが『ダーティハリー2』の依頼を断り、自身のプロダクションを立ち上げて作った作品である。アメリカではクエンティン・タランティーノが『パルプフィクション』の台詞でオマージュを捧げている 。日本でも井筒和幸や岩本克也、岡村尚人、小林信彦と渥美清、篠崎誠、黒沢清などが絶賛している。
ライムスター宇多丸も本作のファンであり、前述の井筒が自身のラジオ番組にゲスト出演した際に、高村薫原作の井筒監督作『黄金を抱いて翔べ』に影響を与えた犯罪映画の名作5本に、井筒はサム・ペキンパー『ゲッタウェイ』とジャック・ベッケル『現金に手を出すな』ウォルター・ヒル『ザ・ドライバー』ダリル・デューク『サイレント・パートナー』と共に本作を挙げており、2人はラジオ番組でトークした。
あらすじ:
チャーリー・ヴァリックはかつて曲芸飛行のパイロットだったが、今はニューメキシコ州の小さな村で農薬散布の仕事をしている、しがない中年男であるが、彼には銀行強盗という裏の顔があった。といっても、田舎の小さな銀行ばかりを狙い、せいぜい1万から2万ドル程度を奪うというもので、チャーリーはそれに満足していた。
ある日、彼はいつものように、妻ナーディン、相棒のハーマンともう1人の仲間と共に田舎の小さな銀行を襲撃したが、この日はいつもとは違い、穏便には済まなかった。逃亡用の車で待っていたナーディンが警官と撃ち合いになり警官を射殺し、彼女も重傷を負ってしまい、直後に死んでしまう。チャーリーとハーマンはナーディンの死体を車に放置したまま火を放ち、逃げおおせた。アジトで家のトレーラーハウスに、戻った2人は奪った金が75万ドルもあることにハーマンは喜ぶが、チャーリーは呆然とする。その金はマフィアの隠し金であり、チャーリーたちは警察やFBIよりも恐ろしい存在を敵にしてしまったからだ。
警察・FBIとマフィアの両方から追われる立場となったチャーリーは、巧みに身をかわし、大金を持って高飛びしようとするが、マフィアの放った冷酷非情な殺し屋モリーが行動を開始し・・・。(ウイキペディア) -
クライムサスペンスのひりひりとした感じが好き。追い詰められた方が実は相手を追い詰めていたという場面は『HUNTER×HUNTER』のゲンスルー戦を思い起こさせる。冨樫こういう映画好きそうだものな。
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主人公がいきなり、殺人を犯してまで銀行強盗するのは疑問(殺さないようする設定もできたと思う)。
更には、共犯者だけでなく最愛の奥さんまで失くしたのに、その悲しみも恨みもないのは…
あれだけ用意周到なチャーリーが偽造旅券を作りでポカをしたのも…
最後、ボイルに罪をなすりつけようとしたのも判るが、いまいちシックリ来ない。
全体的には、惹きつけられた映画だったし、もう一度観直して↑の疑問を再確認したい。 -
制作年:1973年
監 督:ドン・シーゲル
主 演:ウォルター・マッソー、ジョン・ヴァーノン、ジョー・ドン・ベイカー、アンディ・ロビンソン
時 間:111分
音 声:英:ドルビーステレオ
曲乗り飛行のパイロットから農薬の空中散布屋に転向したチャーリー・バーリックは、実は銀行強盗だった。
とはいっても狙う銀行は小物ばかりで、かっさらえる金額もせいぜい1万から2万ドルどまり、しかし頭のいいチャーリーはそれに満足していた。
仕事は楽だし、追求もそう厳しくはない。
3,4週間もたてばほとぼりもさめてしまう。
だからこの日、若い妻ナーディン、相棒のハーマン、それからもう1人の手下を連れて小さな西部の町トレス・クルーセルの銀行を襲撃しに行った時も、別にいつもと変わったことが起きるとは思っていなかった。
が、予想は大はずれ。逃亡用の車で待っていた妻のナーディンが警官と撃ち合い、相手を倒し彼女も重傷を追うという事態にまで発展した。
チャーリーとハーマンが何とか逃げのび、助かる見込みがないナーディンを車に残したまま火を放った。
隠れ家のトレーラー・キャンプに舞い戻ったチャーリーは奪った金が75万ドルもあるのを発見して呆然とした。あんなちっぽけな銀行にこんな大金がねむっている訳がない。マフィアの隠し金に違いない。
チャーリーは何とか金を返したかったがハーマンの反対にあい、とりあえずメキシコへ高飛びすることに決めた。
そこで彼は、土地の歯科医院に忍び込んで、ナーディンの診療カード奪い、彼とハーマンのカードの名前を書き換えた。
その頃、銀行協会の会長でこの辺一帯のマフィアのボスであるボイルは事件の報告を受け、早速一味の殺し屋モリーを呼び寄せた。
そして以前部下のヤングに盗まれた金を警察やFBIから隠すためにトレス・クルーセルへ飛んだ。
モリーも売春宿を足場に暗黒街での顔を使ってチャーリーへの距離をせばめていった。
チャーリーが写真家エバレットに偽の旅券を作らせている時、報復を恐れたヤングが自殺した。
そのためにボイルの立場が微妙になった。
仲間が彼を疑いだしているし、FBIに正体をあばかれる危険も出てきた。
モリーが情報屋の線をたぐり、チャーリーをかぎつけた。
ハーマンに全てを白状させ、殺してしまったのだ。その頃、殺し屋と当局の手が迫っていることを知ったチャーリーは、着々と逃走の必需品を集めていた。
彼は小さな飛行場からボイルに電話をかけた。
その部屋にはモリーもいた。チャーリーに逃げられたと気づいた彼は、ボイルから眼を離さないようにしていたのだ。
彼はボイルがチャーリーの黒幕ではないかと疑っていた。
小さな飛行場。
ボイルが滑走路の中ほどで待っている。モリーは隣接した廃車置き場の陰に車に乗って息を殺していた。
飛行機が着陸し、降り立ったチャーリーが親しそうにボイルの肩を抱いた。
殺し屋が見張っているのを承知の上での芝居だった。それがモリーの疑惑を決定的にした。
彼は車をスタートさせ、ボイルをはね殺してから、チャーリーが乗って逃げようとする複葉機に突っ込んだ。
機は廃車置き場の上にさかさ落としになった。
操縦席にさかさ吊りになったチャーリーは、助けてくれれば金のありかを教えるといった。
モリーにせかされて、1台の車を示し、金はトランクの中だと教えた。
車には爆弾がしかせてある。
あけた瞬間、車が爆発し、モリーが吹っ飛んだ。チャーリー・バーリックは飛行機からおり、別に用意しておいた車のトランクをあけ、盗んだ札をふた掴みほど抜き取って、燃えている車に投げ込んだ。
やがて残りの大金を乗せた車が走り出す。
歯科医のリストではすでに死んだことになっている人間に運転されて、だ。 -
中盤以降の展開とアクションがすごい