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- / ISBN・EAN: 4935228065141
感想・レビュー・書評
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~★~ 親父、あんたに復讐するよ ~★~
海軍を退役した青年エルビスが父親に復讐するお話。
ガエル・ガルシア・ベルナルが、ポーカーフェイスで、
ジワジワと復讐する様が怖かったなぁ。
淡々とした雰囲気の中でボディブローを喰らいまくり、
効いてきた頃、アッパーカットでダウンって感じ。
大罪と罪の子という感じかな。
復讐劇の中ではかなりの秀作ですね。
ガエル・ガルシア・ベルナルいい役者だ、好き!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
えっと。。。沢山分らないところがありました。
自分の感想を書く前に、皆さんの感想を見てみました。
私も主人公を演じる俳優さんガルシアに興味があってみました。
ガルシアファンの方には、海軍カットは不評なようですが、私にはいつもよりカッコよく見えました。
実は天国の口などで見たガルシア君のルックスにはひかれず、私は彼の友達のディエゴ・ルナの方が好きで、なぜかっこいいとガルシア君が言われ続けるのかを解明するために見ました。
本来は殺人や復習といったジャンルは、好きじゃないのですが、これにかんしては淡々と映画が進み、見やすかったです。
娘の年齢が未成年なことが、少し気にかかりました。
娘との出会いは偶然に見えましたし、遊ぶだけなら彼女の兄を殺したことは告白しなくてよかったので、彼女を本当に好きだったのかはなぞなところです。
それとも兄をおびきよせる餌だったのでしょうか?
それよりも、実の兄が殺されたのに、黙っていることのできるマレリーの方がある意味怖いと思いました。 -
殺人・近親相姦などなど
淡々と罪を重ねていく主人公が怖かったけど
それを作ったのは主人公を受け入れなかった父親が作り出したもの
いつのまにすべてを失った父親
その後は何を思って生きていくのでしょうか?
これもガエル・ガルシア・ベルナル目当てです
この人が出てる作品はいつも後を引くね
やっぱりきっちり選んでいるのでしょうか? -
「口先だけで悔い改めりゃチャラになんのかよ」という皮肉が込められていて、パンチが効いている。
キリスト教そのものを批判するというよりも、偽善者で本当のことが何も見えていない人への嘲笑や警告だと思う。
”襟につけてもらった十字架の飾りを指で弾いて弄ぶ”とか、”柱が十字架の形に組まれている場所で牧師から弓の扱い方を教わる”とか、ちょっとした演出を利用して「悪魔のような男が彼らの神聖な場所にどんどん入り込んでいく様子」を描くのが巧い。
ファストフードの紙で作った王冠の尖りが(正面から見て)二個しかないのは、悪魔の角をも表しているのだろうか?とか思ったが、深読みのような気がする。ちゃんと知識がある人が探せばもっと意味の深い図像が隠されているかも。
「ポールの件でエルヴィスが逮捕されて、庭にはエルヴィスが植えた花が残ったまま、マレリーのお腹には罪の子が残ったまま、家族には絶望が残ったまま」というエンディングを予想しながら見てたんだけど、結局奥さんも娘も殺しちゃったし、放火までやっちゃった。でも「悔い改めたいんです」っていう一言に最大限の皮肉を込めるならこっちのほうが全然いいな。
ここまでやるからにはエルヴィスはそうとうな憎しみを抱いているはずなのに、その部分の描写がまったく欠落している。
個人的にはどんな気持ちで復讐していたのかとか、マレリーにたいする愛は微塵もなかったのかとか、殺人を計画したのはいつか(海軍時代から考えていたのか、牧師に会ってから初めて決意したのか)とか知りたいけど、そこまで描くと描きすぎになりそうだし、そこはやはり各人の想像力で補うのがいいと思う。
前に見たガス・ヴァン・サントの「エレファント」とはまた違い、映画自体強い主張を持っているけどその中で解決はせず、余韻の形で問題提起する映画だと思った。
自分にもっとキリスト教やそれに関する図像学的素養があればもっと深く考えられるのに…と少々残念。
ガエル・ガルシア・ベルナル主演だけど、海軍ボーズなのが残念。。。
彼は「何か考えているようで、実際たいして考えてない人の演技」と「まったく平気な顔で、裏では恐ろしいことを企んでいる人の演技」が巧いと思う。 -
こういう映画を見ると、キリスト教の素養のあるなしで感じ方が全然違うんだろうなって思う。
父親に対するこれ以上ない惨い復讐。
罪を重ねていくエルビスは最初からこの結末を求めてたんだろうか。
たぶん、牧師でもある父親の都合いい行動、チープな説教がそこに導いていったんじゃないのかな。
だからこそ最後に父に向かって不敵に挑発してみせたんじゃ。
教会に建ててる電光掲示板の安っぽさがそれを物語ってます。
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ガエル・ガルシア・ベルナルが好きなので観てみたのですが、完成度がとても高い。父親への妄執、淡々とした映画だからこそ際立っていたように思う。何が彼を駆り立てたのか。
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もうなんていうか…後味の悪い作品に出させたらガエルの右に出るものは居ないのでは無いかと(笑)
放火したらいかん。いかんよ。 -
壮絶な復讐劇。淡々と遂行するガエルの静かな双眸が、無垢に見えて怖い。
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罪深すぎて観るに忍びなかったが、映画の一作品としてみるならば、これこそ芸術だと思った。
この難しい題材を、不思議な雰囲気で繊細に表している。ガエルさん、美しい。ローマでアモーレの時、婚約者を放ってイタリア料理の食材探しに夢中の役だった人だわ。その時も素敵だと思っていたけど、ナタリーポートマンの元恋人とは。リベンジのジャックことニック・ウェクスラーと見ようによっては顔が似てる。メキシコ系だからかな。
エルヴィス・・・ガエル・ガルシア・ベルナル
デビッド・・・ウィリアム・ハート
マレリー・・・ペル・ジェームズ
ポール・・・ポール・ダノ -
びっくりしました、この怖さに。
残虐な描写が直接的ではない分、怖かった。
主人公が思いや自らの言動に対して吐露しない分。
・・・・すごいなあ。
そして主人公の演技力があってこそ成立する描き方かと。 -
美しく映し出される自然と、彼の心の深い闇との対比が、言葉にならない‥
罪や救いや正義や‥そんな言葉の意味を考える余裕もないくらい軽々と飛び越えてしまう程の彼の心。 -
名前知らなかったが やっぱり彼はsexyだ。
手に入れた恋を手放したくないが為に壊れてゆく男のお話。彼、何ヶ国語喋れるの
2009/03/12 -
主人公エルビス。初めて会う父は裕福な牧師。
しかし父にとってエルビスは罪の子なのだった。
黙々と淡々とジワジワとエルビスは父に近づく。
復讐と言うよりは「近づく」のである。 -
懺悔しよう、愛のために。
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ポールダノが・・・!
どんな役をやっても、ガエルガルシアベルナルがかっこいいのは不変です。 -
ポール・ダノを見たくて。
エルヴィスは救われたのか
懺悔して天国へ?
お父さんは牧師でありながら
7つの大罪のひとつの「憎悪」を
やはり感じてしまうのか
キリストの血でもって
罪は清められる。
そのときお父さんは許される
罪の子、罪の王。 -
"I need to get right with god."
ガエルさんが出てる=何かしらあるんだろうなと!(笑)
まず、映像が美しい。
でもアメリカの田舎の風景、の中にガエルって(笑)ちょっと違和感。英語も、がんばったんだろうなぁ。
音楽はゆったりでキラキラしてるのが逆に怖い!!映像も音楽も無邪気さを醸し出して不気味なくらい。
あ、牧師家族の異常なまでの信仰心ももちろん。
復讐なのか違うのかどっちなんだろー
無邪気で無垢な子どもみたいだったなー手作りの冠をかぶったシーンとかとくに。
アマロ神父の罪思い出すわ。
後味の悪さ的にどっこいだね←
キリスト教が一つのキーだよね…
あー
2009.07.04.
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名作ですが、後味の悪さも相当です。
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お も か っ た なー・・・
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ボーズ頭のガエル様、イケメン度は低めです。でも、これは彼にしかできない役と思う。生々しい色気と内面が読めない目に惑わされて、物語に翻弄されて、最後のセリフにうなった。脚本が絶妙!