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- / ISBN・EAN: 4988101129744
感想・レビュー・書評
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トマト好きですが、トマトがフィーチャーされることが珍しいとので嬉しかったです。
内容は、農家の苦悩を伝えるために少し新鮮な切り口としたほっこりムービーでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
農業は偉大だと思います。
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農家にお嫁さんが来ないという現実も
わかっているようでわかっていなくて
お見合いパーティをしても厳しくて
親も子供も根深く悩んでいる人々
その中で主人公はフィリピン女性と知り合い
結婚する為にマニラに行くんだけど
案の定というかお約束的に騙されて
(またルビーモレノがハマりすぎて笑える)
自暴自棄になった主人公は
そのままマニラに残りフィリピン女性を
日本に斡旋する裏の仕事を始める
そんな中フィリピンで出会った女性が
農家の娘でそこの農家で手伝ううちに
その女性にプロポーズするんだけど
一家総出(弟以外)で断られて
それでも自分はやはり農家が好きだと気付くので
一人で日本に帰り農業を再開する
そして・・・
ここではいろんな現実が描かれていました
農家の嫁不足問題
フィリピンでの女性問題
そしてフィリピンの農業問題
この映画を作製するにあたり14年かかったと
大地さんがトークショーでおっしゃていましたが
その熱意は十分に伝わる映画でした
【恋するトマト 予告編】
http://www.youtube.com/watch?v=gyz_BKhHbKU -
農家の嫁不足と後継者問題という日本の農業が置かれた厳しい現実を背景に、将来への希望を失った中年男性が若いフィリピン女性との出会いを通じて再生し、2人の愛を育んでいく姿を描いた感動のエンターテインメント・ムービー。
大絶賛されているのでかなり期待して見たからか、少し拍子抜け。出だしから中盤までかなり淡々としていて疲れ身の映画館にはかなり辛いものがあった。どうかしたら即死しそうだった。ただ、あちこちにちりばめられている、本当のこと。それを知らないわけじゃないけれど、寧ろ知識としてはあるけれども、ああいう風に目の前に突きつけられると悲しくなった。日本人がフィリピンの少女を売買することをビジネス化していることも、農家にはお嫁さんがこないことも、老夫婦では農業はやっていけないことも、だけど彼らの作ってくれた農作物で自分たちが生きていることも。正男のお母さんが、飛行機の飛ぶ空を見上げているシーンが本当に印象的だった。
この映画は、恋愛映画に分類分けされるようだけども、どちらかというと恋愛とは違った愛を感じた気がする。ラストはホロリと泣いてしまったけれども -
45歳の中年男と若くきれいなヒロインのギャップが大きく、恋愛ストーリーといってもうっとりすることはできない。ヒロインの家族も日本人であることを反対するものの誰も少なくとも20歳はあるだろうとう年齢差については何も言わないことに違和感がある・・・とっても・・・。
それでも、日本の農業事情、フィリピンの経済事情や裏の話、食の大切さなどの社会問題を扱いながら
自分にとってほんとうに大切なものは何なのかという人間ドラマと恋愛ドラマを織り込んだ貴重な作品だと思う。
そして大地、太陽、水への感謝や作物を作り上げる喜び、その農業という仕事に情熱を向ける主人公には感動できるので、たとえヒロインとのギャップに違和感があろうと、最後の展開がベタなものであろうとも、この作品は機会あれば観て欲しいとおススメしたい!