ゲド戦記 [DVD]

監督 : 宮崎吾朗 
  • ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント (2012年5月26日発売)
2.57
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本棚登録 : 1913
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241981042

感想・レビュー・書評

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  • いまどき「親子二代でジブリファン。」というのはあたりまえらしい。

    そんな親子ファンの方から「原作を知っていた母親が納得いかなかったらしい。」というコメントを聞いた。本作ができあがったいきさつを読んでいてもかなりの紆余曲折はあったようで、その過程で「原作離れ」が進んでしまったのは致し方なかったのだろう。

    今回はジブリ作品を怒涛のごとく一気に観たのでその分「待ち時間による期待増」というものが皆無だったので、当時リアルタイムに観た人よりは楽しめたのだろう。手嶌葵という方の歌声が気になった。

    でもやっぱりありがたかったのは今一度文太さんに会えたこと。

    本作を酷評した人たち、「トラック野郎」全作を鑑賞したあとで戻ってきてみてはいかがかな?

  • こ、これは…。
    思っていたよりさらに酷いですね…。

    1シーン1シーンを見る限りは、さすがジブリという感じで美しくもあり、ごく一部に「ここは気合い入れたな!」というアニメーションもあるんですが(レンガが崩れる場面とかね)、お話がまぁ酷い。

    エピソードはブチ切れで、常に「え? なんでそうなるの?」のテンコ盛り。つじつまもへったくれもありません。テンポも悪く、ストーリー運びも場面展開も鈍重の一語。すべてにおいて説明不足で、「真(まこと)の名」とか「影」や「竜」の正体とか「肌の色」とか大切なキーワードも一向に立ちません。期待の「テルーの唄」もあまりにも唐突で、萎える以前にどっちらけです。目を背けたくなりました。

    そもそもテーマ(この映画を通して描きたかったこと)はなんでしょうか? 原作にあるような存在の切実さ? アレンの成長(救済)物語? 「均衡」を取り戻すための勧善懲悪? アレンとテルーとの触れ合い? どれだとしてもまったく中途半端。
    敢えて言えば「父殺し(吾朗君による駿氏殺し)」かも知れませんが、説得力はゼロです。

    ただの「絵」です。
    優秀なジブリスタッフ見殺し。
    いや、絵があるぶんこれから「Earthsea」シリーズを読む人をミスナビゲートする(ひいては文学の宝を不当に貶める)犯罪的行為とすら言っていいのではないか。

    やっぱ見るんじゃなかった。

  • 言葉は沈黙に
    光は闇に
    生は死の中にこそ
    あるものなれ
    飛翔せるタカの
    虚空にこそ
    輝ける如くに (P228)
    引用コメント エアの創造
    この世に永遠に生き続けるものなどありはしないのだ。
    自分がいつか死ぬことを知ってるということは
    我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。
    わしらが持っているものは
    いずれ失わなければならないものばかりだ。
    苦しみの種であり、宝物であり、天からの慈悲でもあるわしらの命も。 (P14110)
    引用コメント 2018.1.12 金曜ロードショー ハイタカの台詞。

  • せっかくの原作がなあ。
    1巻分ずつ作っても良かったんじゃないかなあ。

  • むむむ、という感想。

    伝えたいメッセージは理解できる。しかし会話に頼る部分が多い。また「父親殺し」の主人公がどうにも強い印象を与える。序盤のテンポの悪さと展開のわかりにくさも引っかかる。

  • テレビ鑑賞

    どうなるんだろうと興味をもって見ていたのに、あっさり終わってしまった。
    なんだったんだろう。
    テレビ(無料)でよかったー。

  • 時間があれば

  •  ジブリがゲド戦記を映画化。

     うーん。なんだろうこれは。長い物語から要素を抽出して話をつくってるぽいんだけど、なんかスカスカというか、ストーリーがない感じがする。
     これ、誰に向けてつくってるのかなぁ。子どもが見てワクワクするでもなく、大人に向けてつくってるようにも見えないし。。。 

     これは確かにスタジオジブリの行く末が心配になる。。。
     

  • 酷評、となる所以は、期待値からか?

    わたしは嫌いではなかった、むしろ好き。

    だけど、あと三倍くらいの長さで同じ内容のアニメを描いて欲しかった。
    アレンの闇と、テルーの背景、テナー、ハイタカの関係性とそれぞれの人生をもう少し知りたかった。

    生きること、死ぬことを描く、美しい作品。

    命を大切にしない奴なんて大っ嫌いだ
    テルーのセリフと歌声、アレンの表情の変化には、胸打たれる。

  • なぜかクライマックスにむけての期待を感じない。世界観を伝え切れていないため唐突なストーリー展開にみえる。ボリュームのある内容を無理に一本に詰めているのでしかたがないとは思うけれど。ジブリ全般にいえるけれど、やっぱり俳優と声優は演技の仕方が別なのでアニメだと聞き取りづらい。この作品は登場人物に魅力を感じないので余計に気になる。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。信州大学農学部森林工学科卒業後、建設コンサルタントとして公園緑地や都市緑化などの計画、設計に従事。1998年より三鷹の森ジブリ美術館の総合デザインを手がけ、2001年より2005年6月まで同美術館の館長を務める。2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2006年に「ゲド戦記」でアニメーション映画を初監督。2011年に映画「コクリコ坂から」、2014年には初のTVシリーズ「山賊の娘ローニャ」(NHK・BSプレミアム)を監督。同作は国際エミー賞キッズアワードのアニメーション部門で最優秀作品賞を受賞した。

「2021年 『スタジオジブリ絵コンテ全集22 アーヤと魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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