モノノ怪 四之巻 「鵺」 [DVD]

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監督 : 中村健治 
出演 : 櫻井孝宏  山崎和佳奈  青野武  竹本英史  内田直哉 
  • 角川エンタテインメント (2008年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205416

モノノ怪 四之巻 「鵺」 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • huluにて。

  • シリーズで一番好きな巻。

    怪しげな雰囲気の中にも風情があって素晴らしい。
    香についての解説が興味深く、コミカルな表現もあるのが良い。
    特に鵺が姿を現した辺りからラストまでが格別。

  • 深々と雪が降り積もる京の都の公家屋敷を舞台に組香が催されるなか 鵺が現れるエピソード 二話構成

    ある夜、京の街のとある屋敷で、笛小路家の姫・瑠璃姫の婿を決するための聞香の会が催されていた。瑠璃姫の婿にならんと名乗りを上げたものは四人。しかし、その中の一人・実尊寺惟勢が現れない。残りの大澤盧房・室町具慶・半井淡澄の三人で聞香は開始された。瑠璃姫から課せられた想像以上の難題に翻弄される男たち。しかし、それぞれが回答を決し、結果を待つ間に惨劇実尊時の遺体は血の海に横たわっていた。さらに、聞香を続行しようと試みる。その裏には、笛小路家に宝として伝わる香木を巡る男たちの執念があった………

    モノノ怪を斬ることができる退魔の剣を携えて諸国を巡る薬売りの男がいる。彼が呼ぶのか 剣が呼ぶのか 薬売りの前には次々と妖異が現れる。モノノ怪を成すのは人の因果と縁(えにし)人の情念や怨念があやかしに取りついたとき モノノ怪となる。薬売りはモノノ怪の形と真と理を明らかにし退魔の剣でモノノ怪を斬っていく………


    「モノノ怪の形を為すのは 人の因果と縁 よって皆々様の ″真“”と″理“ お聞かせ願いたく候」


    香席を出た途端一斉に怪しい動きを見せる男達。それぞれに東大寺とやらを探している様子。お婆さんも怪しい動きを見せ、怪しい女の子も現れ犬も怪しく着物を掛けられた岩も怪しい何もかもが怪しい………死体が二つも転がっているのに目の色を変えて東大寺を探し続ける婿候補達。組香をして勝者を決めて瑠璃姫は婚姻後に死んだことにしようと言い出す公家。この婿候補達は笛小路流を継いで″東大寺″を入手できれば瑠璃姫など如何でも良いらしい………

    鵺とは虎鶫という実際に居る鳥の異名で妖怪の鵺は猿と狸と虎と蛇が合体したような化け物。(元は姿が見えず不気味な声だけが聞こえて来る化け物のことだったらしい)今回の登場人物が、猿(公家)と狸(商人)と虎(侍)と蛇(姫)の様な容姿をしているが、それはタイトルの鵺に引っ掛けた容貌の登場人物を用意したというだけのことなんじゃないでしょうか。

    東大寺これは通称で正式名称は欄奈待 それを手にした者は天下人となるという伝説付の貴重な香木とのことで正倉院におさめられている欄奈待には足利義政や織田信長が切り取ったという跡が残っているのだとか………そして実は欄奈待はもう一つありそれを持っているのがこの笛小路家の瑠璃姫。だから、婿候補達は目の色変えて「東大寺 東大寺」と騒いでいたわけであります。東大寺の正体が判明して再び香席へ移動する一同達。

    第一の退場者は室町はん。実尊寺を殺した下手人はこの人だった。室町は、自分の殺した実尊寺の亡霊に取り憑かれ死にました。続いて半井はん。想いを寄せる瑠璃姫のあられもない姿を覗き見て逆上、瑠璃姫を刺殺したのはこの人でした。半井もけったいな幻を見て死にました。最後は大澤はん。猛毒の夾竹桃を吸い込み毒消しの水を求めて座敷を飛び出したところで激しく転倒し死にました。そして、誰もいなくなりました。誰もいなくなった座敷で薬売りさんは語り続けます。「あれが希少な夾竹桃であろうと無かろうと 彼らが自分の人生は終わっていると気付きさえすれば良いのです」あの婿候補達………とっくに死んでいたのです。

    庭にあった着物を掛けられた岩。あれは墓標だったのか、彼らが人殺しをしたりなんかしたのも″鵺″の所為なのでしょうか。鵺に取り憑かれて命を落とし、自分が死んだことに気付かないまま夜ごと組香を繰り返していた可哀想な人達だから、薬売りが芝居をうって分からせてやったという展開でした。

    そしていよいよモノノ怪鵺の登場。瑠璃姫も婆さんも女の子も皆鵺の一部。そしてその本体は東大寺モノノ怪の「形」を得たり東大寺の噂を聞きつけ集まって来る者を取り殺してごと組香を行わせていました。それが「真」興味のない者にとってはただの朽ち木でしかない東大寺は自分の価値を認めてもてはやしてくれる者達を欲していました。それが「理」

    形・真・理の三つによって、剣を解き放つ!抜刀薬売りの戦闘シーンはなかなか見応えがありました。やっぱり抵抗してくれるモノノ怪が出て来ないと。一度くらいぼろぼろに苦戦する抜刀薬売りさんを見てみたいとも思いました。さて、鵺の正体は東大寺だったわけですが東大寺は香木であって人ではないのでそれだけだと″あやかし″になってしまう″あやかし″と人の情念が結びついて初めてモノノ怪になるのでした。では東大寺を鵺に変えた情念とは一体誰の情念だったのでしょうか?半井に殺されてしまった瑠璃姫とは考えにくい………となると東大寺目当てで寄って来た全ての人、瑠璃姫も含め東大寺に翻弄された全ての人達の情念………ということにもなるでしょうか。それともそもそも瑠璃姫は実在しなかったのでしょうか?

    これまで語られて来た話しではモノノ怪を生んだ「人の情念」を探ることに焦点がしぼられ、あやかしについてはノータッチでしたが、今回の話しはあやかしの方が主導権を握っていたようでした。東大寺に宿るあやかしが自分を求めて寄って来る人達の情念を次々と取り込んでモノノ怪″鵺″となりましたとそう考えるのが、理にかなっているのでしょう。

  • 『話』において、シリーズ中で一番人に勧めやすい気がする。

    『やりすぎ』のシーンにぞっとする。

  • モノノ怪の中で一番好きな話
    不気味で、海坊主の色鮮やかさとは対照に白黒で
    でも静かで綺麗だと思います

    うっかり、うっかり

  • シリーズの中で特に好きだなぁ。斬るときに結局たれもいなくて、人間疎外って感じがいい。ストーリー的には地味でシンプルにまとまった感じはするけれど。

  • 「座敷童子」 前編・後編

    「海坊主」 序の幕・ニの幕・大詰め

    「のっぺらぼう」 前編・後編

    「鵺」 前編・後編

    「化猫」 序の幕・ニの幕・大詰め

  • モノノ怪の中で特に好き。

  • 美しすぎ。そこらへんのアニメとは一味違う。

  • 美麗さに重きをおいて作られている。計算された動く美しさがラストまで続いていて、みていてため息が出る。鵺のテーマは日本画かな?ただ白黒世界にもう少し深みを持たせてほしかったかな・・
    でも内容も面白かったし、怪の『化猫』と共にお気に入りの一作ではある。

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