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- / ISBN・EAN: 4988113822305
感想・レビュー・書評
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何か古臭いなぁと思ったら古い映画だったのか(^^; シャーロックといえば推理ものだけど、その辺がイマイチピンとこなかったなぁ。
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「ある土地では、家に南向きの窓しかない。
その窓の外に、クマが現れた。
そのクマは何色?」
若かりしころのシャーロック・ホームズを描いた、スピルバーグ監督作品。
もう30年近く前の作品なのか。
昔、一度観たことがあるはずなのになんのノスタルジーも感じないくらいに記憶のどこにも引っかかっていなかった。
覚えてたのは、主人公=ホームズ役の子の顔が、異常に間延びしていることくらいか。
のびすぎだろあれ。
スピルバーグ監督作品は、安心して観れる。
過激なシーンや不適切なシーンがなく、大人から子どもまで楽しめる、エンタメとして正しい作り方をしていると思う。
結果、30年近く経っても、充分に楽しめる。
けど、そうはいってもやはり扱う題材が題材だからか。
この作品では、冒頭とエンドロールの際に、
「この作品は原典とはまったく関係ありません」
「原典と原作者に敬意を表して作りました」
というエクスキューズが挟まれているのは、やはりいろいろと横やりが入ったせいかな?と窺ってしまう。
実際、この物語ではホームズとワトスンが少年時代に出会っていた、という設定だし、この映画に限らず、若かりし頃のホームズを描こうとすれば、本来、ベイカー街221Bの物件に同居する、というときに初めてであった、という記念すべきホームズ最初の話の、あの有名な件が成立しなくなるので、いかにしてワトスンと出会うことの整合性をつけようかと苦心するものだけど、もうあっさりと、この映画の二人は普通に出会って普通に友達になってるし。
そりゃ横やりも入りますわ。(原典が成立しなくなるようなものは、確かに困るだろうし)
とはいえ、そんな大人の事情は知ったこっちゃなく、単純に楽しめました。
日本語吹き替えで見たのですが、ウィキを見ると、テレビ放映分をそのままDVDにしているみたいで、いくつか、吹き替えが当てられていなかった部分があったので、おそらくはTV放映時にカットされたところなのでしょう。
優勝トロフィーを探すゲームの件は面白いのに、全部吹き替えなしだったということは、まさかの全カットですか。うわー。もったいない。
"The game is afoot!"
って、このセリフかっこいい。これ好き。
ちなみに吹き替えは二種類あるようで、もう一種類の方も、声優さんが豪華なので、見てみたかった……。(レストレイド警部=富山敬は、特に!)
劇中の推理とかはお粗末だし、いろいろとあらも目立つしツッコミどころも多数ありますが、それはそれ、原典だってあらもあればツッコミどころも満載で愛されているのだから、この映画も愛すべき映画なのだろうと、勝手に解釈。
面白かったです。
ちなみに、正解は、シロクマ。
理由は、もちろんわかりますよね、明晰なるワトスンくんならば? -
面白かった。