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- / ISBN・EAN: 4988142633125
感想・レビュー・書評
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(1973年作品)
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小説ではマウローがちょっと情けない私立探偵というイメージが強かったが、映画の方ではだいぶカッコ良く描かれてる。原作の映像化は失敗と感じる事が多かったが、めずらしく原作も映画も面白かった!
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とりあえず、フィリップ・マーロウがかっこいい、ということだけは確か。
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原作が大好きで大好きで、めちゃくちゃ期待していただけにちょっと残念だった映画。
ただ、長田弘さんもエッセイにしているマウローの猫のエピソードはとってもいい。
あれ、小説にもこのシーンってあるよね?って錯覚しそうになるくらいしっくりきている。
探偵には猫が似合う。
気ままな猫に振り回されるフィリップ・マウローが愛おしい。
後をつけてくる手下が間抜けなところとか、細々したところがくすくす笑えて良い。
一番残念だったのはやっぱりラスト。
私は、このラスト、納得できるけど、好きじゃない。
映画ならこうするのかもしれないけど、鮮烈に原作のラストを愛している私にとっては悲しい終わり方だった。 -
煙草がもくもくしすぎて咳き込みそうでした。
それがハードボイルドなのね! -
ボギー?ミッチャム?ううん、グールドです
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観るのは二度目。この映画に流れている空気がとても肌に合う。飄々とした主人公好きなんだよな。松田優作の探偵物語は、この映画を参考にしたらしい。
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レイモンドチャンドラーの代表作。
ハードボイルド作品としても最強、
アメリカ文学としても最高峰。
ハードルをあげすぎてみたせいか、不発。小説は途中まで読んだ。
全体としては、まず、美しい映像があり、とてもよかった。が、タバコを吸うシーンが目に付き、すこし不快になった。
古さが際立っていて、特に音がかなり悪く、音楽がオシャレなのだが、音質が悪いため、せっかくのものが台無しになっているような気がした。あと、猫の声はアフレコだとわかってしまい、すこし興ざめする。
もし、原作と結末がおなじであれば、なぜこの作品が名作として扱われ、ハードボイルドの金字塔として栄冠を持ち続けているのか、疑問しか残らない。
アメリカの一時代を鮮やかに切り取ったものとしての評価であると認識した。よって、まだ数十年は価値を保ち続け、期待されていくのだろうとおもう。原作は、マーロウの最高のセリフがあるらしいので、また時間をあけて楽しみたい。 -
あっという間の2時間でした。
原作の名声も映画の評判も聞いていました。それでも観るのに二の足を踏んでいたのは30年以上も前の作品だったからでした。
そしてやっと今日、観る機会となりました。
あぁ、面白かった。
見るべき名作でした。
ウィットに富んだハードボイルド特有の台詞回し。
いかすぅー。
日本の「あるドラマ」のベースになっていたということはパッケージの解説で知りました。
ははん、なるほど。
もちろん、この映画が本家なのはわかってるけど
かつて夢中で観たあの煙りモクモクの「べスパ」に乗った
あの方が浮かんできます。
登場人物とのやり取りや、近所の様子、タバコ、こだわり・・・
あぁ、工藤ちゃんだわ。
カッコイイし面白いし言うことなし。
これは見るべし。