ロング・グッドバイ [DVD]

監督 : ロバート・アルトマン 
出演 : エリオット・グールド  スターリング・ヘイドン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.52
  • (22)
  • (32)
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  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 250
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142633125

感想・レビュー・書評

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  • (1973年作品)

  • 小説ではマウローがちょっと情けない私立探偵というイメージが強かったが、映画の方ではだいぶカッコ良く描かれてる。原作の映像化は失敗と感じる事が多かったが、めずらしく原作も映画も面白かった!

  • とりあえず、フィリップ・マーロウがかっこいい、ということだけは確か。

  • 原作が大好きで大好きで、めちゃくちゃ期待していただけにちょっと残念だった映画。
    ただ、長田弘さんもエッセイにしているマウローの猫のエピソードはとってもいい。
    あれ、小説にもこのシーンってあるよね?って錯覚しそうになるくらいしっくりきている。
    探偵には猫が似合う。
    気ままな猫に振り回されるフィリップ・マウローが愛おしい。

    後をつけてくる手下が間抜けなところとか、細々したところがくすくす笑えて良い。
    一番残念だったのはやっぱりラスト。
    私は、このラスト、納得できるけど、好きじゃない。
    映画ならこうするのかもしれないけど、鮮烈に原作のラストを愛している私にとっては悲しい終わり方だった。

  • 煙草がもくもくしすぎて咳き込みそうでした。

    それがハードボイルドなのね!

  • ボギー?ミッチャム?ううん、グールドです

  • 観るのは二度目。この映画に流れている空気がとても肌に合う。飄々とした主人公好きなんだよな。松田優作の探偵物語は、この映画を参考にしたらしい。

  • いいねー、このフィリップ・マーロー。トップレスのダンサーとか、原作から20年後の70年代がうまくでている。

    超気まぐれの猫も、いい味をだしていた。しかし、カレー缶の買い物を終えて帰宅した後、台所で最初に開けた缶詰がナゾ。カレー缶はその後開けるし。

    気だるい雰囲気が、うまくアルトマンにはまっていて、画面を観ていて飽きない。

    マフィアの親分が、情婦の顔をコーラの瓶で投げるあたりは、最高です。

    若かりしシュワルツネッガーが脇役で登場している。

    【ストーリー】
     靴をはいたままベッドでうたた寝をしていた私立探偵マーロウ(エリオット・グールド)は、腹をすかせた猫に起こされてしまった。真夜中の3時、あいにくペットフードを切らせていたマーロウはオールナイトのスーパー・マーケットに買い物に出た。
     だが、せっかく買ってきたペットフードも口にあわないのか、猫は外に出て入ってしまった。
     猫と入れ代わりに友人のハリー(デイヴィッド・アーキン)が入ってきた。夫婦喧嘩の末、家を飛び出し、頭を冷やしにメキシコに行くという彼のためにマーロウは、メキシコ国境の町まで車で出かけた。
     翌朝、帰ってきたマーロウを待っていたのはハリーの妻の殺人事件であった。ハリーを匿っていると疑われた彼は警察にしょっぴかれたが、ハリーがメキシコのある町で自殺したため、すぐ釈放された。
     翌日、マーロウの元に高名な作家ウエイド(スターリング・ヘイドン)の妻アイリーンから、行方不明の夫を捜してほしいと依頼があった。早速ウエイド家を訪ねたマーロウは、夫人から「助けて下さい。ドクターV」というメモを見せられ調査に乗り出した。そして“ドクターV”が神経科のバリンジャー博士であることを突き止めた。
     作家として自信を失ったウエイドは、バリンジャーの病院で酒びたりの毎日を送っていたのだ。アパートに帰ったマーロウはいきなり大勢のやくざに取り囲まれた。彼らはハリーの持ち逃げした大金をマーロウが隠していると信じているのだ。
     彼が1味の車を尾行すると、車はウエイド家に入っていった。事件の複雑な展開に行き詰まりを感じたマーロウは、鍵であるハリーの自殺したメキシコの田舎町オタトクランを訪れたが、何も握めなかった。再度ウエイド家を訪れたとき、ウエイドは隣人を集めてパーティを開いていた。
     そして、診察科のことでバリンジャーとトラブルを起こしたウエイドは再び姿を消してしまった。35万ドルの行方を追っているやくざのマーティ(マーク・ライデル)はマーロウを捕らえ、拷問をしてもその行方を聞き出そうとしていた。そのとき、マーティに謎の電話がかかり、金のありかを告げた。
     マーティから解放されて道路に出たマーロウの前をウエイド夫人の乗った車が走り抜けた。追跡しようとしたとき車にはねられた彼は、病院にかつぎこまれたが、幸いけがはたいしたことなく、その足てウエイド家に行ってみるが、すでに引っ越した後だった。
     ウエイド夫人の暗躍にハリーの存在を感じたマーロウは、再度メキシコに飛び、検死官に5千ドルの賄賂を握らせた。やはり偽装自殺だった。彼はウエイド夫人を自分の女にして、その莫大な作家の遺産を手中に収め、のうのうと暮らしていたのである。
     男の友情に裏切られたマーロウに、ハリーはいった。「お前はいつも何かを隠しているよ」。ピストルを握ったマーロウは、「そうだ、俺は猫も失ってしまった」と答えると引き金を引いた。
     並木道で、ジープに乗ったウエイド夫人とすれ違ったが無言のままだった。オモチャのハーモニカを吹いて、マーロウはおどけながら歩いていった。
     ロサンゼルスのネオンの中を事件を求めて、しかも一抹の感傷を抱いてさまよう私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とするレイモンド・チャンドラーの小説の映画化。製作指揮はエリオット・カストナー、製作はジェリー・ビック、監督は「ギャンブラー」のロバート・アルトマン。
     脚本は「リオ・ロボ」の女流ライター、リーブラケット、撮影はビルモス・ジグモンド、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はルー・ロンバードが各々担当。出演はエリオット・グールド、ニーナ・ヴァン・パラント、スターリング・ヘイドン、マーク・ライデル、ヘンリー・ギブソン、デイヴィッド・アーキンなど。

  • レイモンドチャンドラーの代表作。
    ハードボイルド作品としても最強、
    アメリカ文学としても最高峰。
    ハードルをあげすぎてみたせいか、不発。小説は途中まで読んだ。
    全体としては、まず、美しい映像があり、とてもよかった。が、タバコを吸うシーンが目に付き、すこし不快になった。
    古さが際立っていて、特に音がかなり悪く、音楽がオシャレなのだが、音質が悪いため、せっかくのものが台無しになっているような気がした。あと、猫の声はアフレコだとわかってしまい、すこし興ざめする。
    もし、原作と結末がおなじであれば、なぜこの作品が名作として扱われ、ハードボイルドの金字塔として栄冠を持ち続けているのか、疑問しか残らない。
    アメリカの一時代を鮮やかに切り取ったものとしての評価であると認識した。よって、まだ数十年は価値を保ち続け、期待されていくのだろうとおもう。原作は、マーロウの最高のセリフがあるらしいので、また時間をあけて楽しみたい。

  • あっという間の2時間でした。
    原作の名声も映画の評判も聞いていました。それでも観るのに二の足を踏んでいたのは30年以上も前の作品だったからでした。
    そしてやっと今日、観る機会となりました。

    あぁ、面白かった。
    見るべき名作でした。

    ウィットに富んだハードボイルド特有の台詞回し。
    いかすぅー。

    日本の「あるドラマ」のベースになっていたということはパッケージの解説で知りました。

    ははん、なるほど。

    もちろん、この映画が本家なのはわかってるけど
    かつて夢中で観たあの煙りモクモクの「べスパ」に乗った
    あの方が浮かんできます。
    登場人物とのやり取りや、近所の様子、タバコ、こだわり・・・

    あぁ、工藤ちゃんだわ。

    カッコイイし面白いし言うことなし。

    これは見るべし。

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