夕凪の街 桜の国 [DVD]

監督 : 佐々部清 
出演 : 田中麗奈  藤村志保  伊崎充則  麻生久美子  堺正章  吉沢悠  中越典子 
  • 東北新社
3.76
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本棚登録 : 308
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933364611499

感想・レビュー・書評

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  • 麻生久美子の演技が素晴らしく、考えさせられる映画なので、結構観る作品。しかし、前半と後半の出来に差がありすぎる。「夕凪の街」は、本当に素晴らしい出来。何度観ても泣ける。それに比べ「桜の国」は、役者も脚本も観ていて恥ずかしくなるような出来でした。後半部分がもっとよければ…。伊崎充則さんは、役が年齢よりもずいぶん若いですが、とても上手ですね。

  • やっぱりマンガを原作にした映画は、ストーリー展開が早すぎてなんか突き放されている感じがすごい。マンガ独自の行間や叙情といった心の機微が雑。

    埋没費用として、途中で見るのを辞めました。

    マンガで読みたい。もしくはアニメとかになっても面白いかも?

  • 誰も語らず、忘れ去ろうとして、
    でもそのことでいまだに残る差別。

    その歪んだ地盤の上に成り立つ国。

    未だ訪れたことのない街に行ってみなくては、と。

    麻生久美子がかわええです。
    田中麗奈ががっつりと見応えあります。

  • 原爆投下から13年後の広島…。
    『夕凪の街』『桜の国』
    過去と現在、二つの時代を背景に二人の女性の物語。

    原爆によって、大切な人達、大切な物、夢や希望や将来…沢山の事を一瞬にして失い、戦争が終わっても原爆症で苦しんだり、惨劇を一生忘れる事が出来ずに、自分だけ生き残ってしまった負い目を感じながら生きていく人達。
    なお苦しみは永遠と続いていくなんて切なすぎる。
    家族愛、兄弟愛、恋愛、たくさんの愛情と、生きる事を考えさせる物語。

    平和な世の中。
    戦争を忘れちゃいけない。
    伝えていかなくちゃいけない。

    実際広島に行って、原爆ドームを見た時に、『現実』という歴史の重さを痛感した。
    そして『平和』である事に感謝したい。

    とても深い、涙なくしては観れない、胸が熱くなる作品。

  • 広島の話。
    評価をもとにみたけど、切なかった。
    吉沢悠が素敵すぎた
    「生きててくれてありがとう」

    切ない話、深刻な話しもあるが、総じて完成度が素晴らしく、次世代に受け継がれるべき話。

  • 低線量の内部被曝の恐怖が現代にも繋がっているという問題。きわめて現代的。昭和の雰囲気の似合う麻生久美子、はすっぱな現代っ子の田中麗奈、対照的な2人の女優が好演。

  • 原爆を軸とした時代を異にする二つのストーリーが交錯するが、わかりやすい設定になっている。原爆で幸せに生きることができなかった人の分まで、現代に生きる人は幸せに生きなければいけないという当たり前のことに納得させられました。

  • 解説:

    平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。

    過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。

    主演は田中麗奈と麻生久美子、監督は「出口のない海」の佐々部清。

    「夕凪の街」──原爆投下から13年後の広島に暮す平野皆実。

    同僚の打越の告白に幸せを感じたのも束の間、原爆症の恐怖が彼女を襲う…。

    「桜の国」──現在の東京。

    家族に黙って広島へと向かった父の後をつけてきた娘の七波。

    彼女は、次第に自分のルーツに思いを巡らせていくことになるが…。

  • 戦争を悲惨な映像だけでみせる今までのタイプの作品とは少し違うみたい。
    平和な今を生きれている幸せ、大切な人との繋がり、そんな当たり前のようで日々忘れてる感謝の気持ちをちょっと思い出させてくれました。
    麻生久美子さんの広島弁がとびきり可愛い!

  • ずっと原作を読みたくて、読めずにいるままに先にDVDを見てしまった。

    きれいで悲しくて切ない。

    戦争のこと、原爆のことは、経験者ではない私には軽々しく語れないけれど、辛かった。
    こんなふうに、原爆(ピカ)を捉えていた被災者がいたなんて。

    皆美さんが、きれいでやさしくて強くて儚い。
    彼女の恋は、すっごく素敵で甘酸っぱくて、じんときた。
    幸せになってほしかった。
    でも、そんな人がいっぱいいたのだろう。

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