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- / ISBN・EAN: 4532612001237
感想・レビュー・書評
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独裁政権下のスペインを舞台にした幻想譚。パンの導いた黄金の国は、暴力と閉塞の時代に逃げ場を失った少女が最後に作り出した幻想だったのか、それとも…。えらく遣る瀬無いエンディングだが、現実と虚構との交差が絶妙。
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2006年に公開されたGuillermo del Toro監督、Ivana Baquero主演のメキシコ・スペイン・アメリカ合作映画。スペイン内戦下を舞台に、少女オフェリアが、現実世界から徐々に妖精やおとぎ話の世界へ引き込まれていく姿を描いたダークファンタジーです。これは素晴らしい映画でした。日本であまり評価されていないのが信じられないです。現実と空想の世界が互いに干渉し合い、そして最後に待ち受けていたのは…。オフェリアにとって、あれが唯一の救いだったのかもしれないと思うといたたまれないです。
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久しぶりに視聴。
この映画は好きで、何度も観ているのですが、スペイン語を勉強し始めたので、スペイン語に慣れるのも兼ねて久しぶりに観ました。
現実とオフェリアが見ている世界の同時進行で物語が進んでいて、ラストの終わり方を観ると、これはオフェリアの妄想だったのか、それとも現実だったのかといつも考えさせられます。
物語全体は常に緊張感があり、いつ観てもドキドキします。また、拷問や足を切らなければならないシーンなどをギリギリまで見せているあたりも、観ている側の恐怖心を増大させている気がします。
パンやペイルマン(?)の特殊メイクには脱帽しました。映画に登場する木や建物までも作ってしまう徹底ぶりも素晴らしかったです。
観るたびに新たな発見をするので、また観ようと思います。 -
大人向けダークファンタジー。
しかし、子供の頃を思い出させるディティール。牧神パンに妖精達。そして恐怖の象徴であるペイルマン。どれも魅力的だ。
内乱の不安定な情勢の中。
母の再婚と妊娠後の母の容態が悪い事を心配する主人公・オフェリア。
その現実に苦しむオフェリアに優しくも危うい手を伸ばす幻想の世界の生き物たち――
現実と幻想、決して交差せずとも互いに影響しあう。
そこで彼女は何を得るのか。悲しみの中にも喜びがある物語だった。 -
結末の『幸せに暮らしましたとさ』的なナレーション、あれがなければ間違いなく5つ星を付けた。
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ダークファンタジー。たまにグロい。音楽が凄くいい。
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個人的な07年ベスト
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[El laberinto del fauno(Pan's Labyrinth)] 2006年 スペイン/メキシコ/アメリカ PG-12
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見終わってとてもやるせない気持ちにさせてくれる映画なので
お勧めはなかなか出来ないんですが、個人的にはかなり好きな映画です。 -
ほしぃぃ;;