中国の植物学者の娘たち スペシャル・エディション [DVD]

監督 : ダイ・シージエ 
出演 : リー・シャオラン  グエン・ニュー・クイン  ミレーヌ・ジャンパノワ  リン・トンフー 
  • 角川エンタテインメント (2012年7月12日発売)
3.35
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205621

感想・レビュー・書評

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  • 中国の雄大な自然と濃く匂いたつ植物園の映像美に浸る。
    李小冉(リー・シャオラン)の艶めかしい肢体もとてつもなく美しい。

    ただもう少し物語を作り込めたのかなとは思う。時代や女性の同性愛の設定は良いと思うけど、中国における同性愛に対する偏見や、それによって孤立する2人の悲哀をもう少し丁寧に描いてくれたらもっと良い映画になってたかなと感じる。

    でも映像美は本当に素晴らしいので、観て損のない映画だと思う 。この映像美が気に入れば、同監督(戴思杰)が手がける『小さな中国のお針子』もおすすめ。

  • 下放のときの原風景が この作品に盛られているが・・・。 
    バルザックが自立のきっかけになる。

    中国語の勉強を開始したので 中国語のDVDも見始める。
    「中国の植物学者」に興味があったので とりあえず見たが
    カメラワークもよく 中国の昆林を舞台にしたが 
    実際の撮影はベトナム で風景がきれいだった。
    中国の原風景があるようだった。

    植物学者 陳教授は 時間に厳格なヒトであり 生活姿勢も厳格だった。
    そこに 植物実習に行く 孤児の 李明(Mylene Jampanoi)
    Mylene Jampanoi は フランス人と中国人の間に 1980年生まれた。
    設定は ロシア人と中国人の間に生まれた孤児 となっているが
    瞳がブルーで 中国人の雰囲気を持っていて 妖しい雰囲気の女優。

    陳教授に娘の 安安(李小冉)がいた。よく父親に使え 植物の知識も豊富。
    母を10歳のときになくし 孤独だった。
    二人の孤独は 急速に 二人を 近づけていく。

    温室の中で 薬草浴をしている 安安を見初める 李明
    二人して 泥んこになり 身体を水で洗う
    温室で風呂にはいっている 李明に 一緒に入る安安
    二人の心理的な接近を丁寧に 作り上げていく。
    うまいですね。その目線が・・・。

    安安の兄 軍人の蛋蛋が やってきて
    陳教授は 李明を 兄の嫁にすることを考える。
    兄は 軍人だけあって アタマが筋肉質である。
    李明の心をとらえることができない・・・
    李明と安安は 急速に近づいていくことになるが・・・。

    結末は セツナク かなしい・・・・。
    同性愛が 社会的な悪とされた時代を描く。


    中国的な原風景の中で
    音楽の使い方がうまく、台詞も多くない。
    しっとりと 描く能力は 戴思杰監督の才能なんでしょうね。
    落ち着いた雰囲気が 妖しい官能 をそだてる。

    植物学者は 植物のことを知るという範囲では
    栽培やその植物の特長について知ること だけでなく
    ニンゲンとのかかわりで どのように役に立つのか
    ということが ポイントなんだろうね。
    薬草学 という分野は とても重要だ。
    今回の場合は 陳教授は植物学者というより 
    薬草学者といったほうが正確でしょうね。

  • 全体を通して優しい色調で語られる映画であった。叙情的な描写が多く、特にラストシーンでの乳白色の湖面に映る霞がかった山々が際立って美しい。また、この作品のテーマは同性愛であり、中国では同性愛は禁忌であることから、最終的に二人は銃殺に処される。
    なぜ同性愛は美しいのか?二人は普通でない愛の形を貫く為に立ちはだかる様々な障害に対して自らが傷つき、また周りを傷つけずにはいられない。そんな二人の姿が描かれているからであろう。

  • ラストに関してはもうちょっと何とかならなかったのかなとも思う。甘いかな。
    映像美重視で彼女たちの心理描写は浅い。

  • 中国で同性愛を扱った映画であることにビックリ。

    内容的にはさらっとしていて、二人の心情をもっと描きあげてほしかった。
    ただ・・・中国独特の幻想的かつ耽美的な映像は堪能できました。

  • ネタバレなのでご注意を。

    ベトナムで撮影したという美しい風景と、リーシャオランが綺麗だったこと、
    父親の職業が植物学者だったこと、が観たかった動機。穏やかな植物学者の父の元で育った娘たちの人生の話かと思ったら、
    偏屈な父親のもとでの話だった。
    原題の『植物園』だったら、タイトルに裏切られることはなかったと思うのだけれど、日本語のこのタイトルはメルヘンを想像してしまった。
    個人的な主観の問題?

    実習生として来たミンが教授の娘のアンと恋に落ちる意味づけと言うか、
    きっかけというか、そこが弱くてなんだか気持が付いていけない。
    「永不分離」と願かけをしたシーンも薄っぺらに見えてしまう。

    最終的に心臓発作で亡くなった父親の告発のために同性愛を理由に娘たちが逮捕され死刑になる。
    ラストはその内容に衝撃はうけるものの、その衝撃も理不尽さへのショックと言うほうが大きくて、ストーリー全体に対する流れから行けば、やはり唐突におもう。

    ちなみに1997年の法改正から中国では同性愛は刑法で罰せられることはないらしい。

    気になっていたから観れてすっきり。

  • うーん ちょっと期待しすぎたかなあ。 リーシャオラン美しかった。

  • 美しい娘たちの美しく悲しい恋のお話

  • ストーリには全く共感できないけれど、
    映画にでてくるシーンがすごく美しくて素敵。

    人を好きになるのは自由だけれど、
    人を好きになる一方で、
    ちゃんと周りの空気を読みなさいよーと、
    突っ込んじゃうくらいでした。苦笑

  • ストーリには全く共感できないけれど、
    映画にでてくるシーンがすごく美しくて素敵。

    人を好きになるのは自由だけれど、
    人を好きになる一方で、
    ちゃんと周りの空気を読みなさいよーと、
    突っ込んじゃうくらいでした。苦笑

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