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- / ISBN・EAN: 4988103631580
感想・レビュー・書評
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ほのぼのコメディかな?と思ってたらそんなこともなかった。
細々とした関わりの中で生まれる感情の機微をとても丁寧に描いている印象。とぎまぎしてる隊長とか、ローラースケートのシーンとか、ちょいちょい笑える。しかもこう、ほあんとあったかい感じの笑いで。可愛いです。切ない雰囲気とのバランスも良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名のまま、迷子になってしまった警察音楽隊。
何もない寂しくも閑散とした町に誤ってたどり着いてしまった、音楽隊らの戸惑いと気だるさがぽつぽつと並んで立つ姿に表れている。
コメディのジャンルだったので、もっと笑える話なのかと思っていたが、静かな映画でした。互いに掴みきれない、言葉少ない会話。ぎこちない雰囲気。歩み寄ってみたり微妙な間を作ってけして寄せ付けなかったり。取り合えずこの場だけは、というその場限りの会話だろうかと思わせるところもあり、リアルな雰囲気でした。それでも、心情や過去をぽつりと漏らす言葉やちょっとした交流が、そうして好きなことや音楽で少しだけでも笑い合えるのが、とても大切で重く響くなと思ってしまう。
最後、手を振り合う場面は心が和みました。
社会的なあれこれは詳しくないので、全部を読み取れていないかも。
一期一会。 -
じんわり温かく切ないヒューマンドラマでした。音楽を大事に思ってるカタブツの隊長がよかった。いつも毅然としている隊長ですが未亡人のアプローチにはドキマギしたり。可愛すぎる(笑)。制服姿のオッサン達が楽器抱えてウロウロするシーンもたまりません。
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間がすごくいい。絵がすごくいい。語られないことで語られるそれぞれの物語。
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とてもしずかできれいなえいが
歴史背景を知ってから見たらもっと緊張感を持って見れたのにな。穏やかでいよう、っていう裏の一触即発感。
カタコトでもなんとか気持ちは伝わるね。
アラビア語すごく綺麗だった… -
文化交流の為イスラエルに招かれてやってきたエジプトのアレキサンドリア警察音楽隊。彼らは一文字間違えてホテルすらない辺境の町に迷い込んでしまう。
最初はコメディっぽいのかと思っていたけどそうではなくて、ちょっとせつなくてあったかい話だった。
言葉が通じなくてお互いにたどたどしい英語なんだけど、少しずつ通じ合っていく。
恋にも満たない淡い気持ちとか友情とか。
いつもと違う場所でいつもと違う人といつもと違う日を過ごす。
でもその関係も1日で終わりでまたいつもの日々に戻っていく。
なんかせつないなー。
旅とかしたらこんな感じなのかな。
スケート場のシーンはほのぼのとしてて笑えた。
あー人間だなーって映画だった。
上質の人間ドラマ。 -
サッソン・ガーベイがセクシーすぎる。
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むずがゆい。
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〜ストーリー〜
文化交流の為イスラエルに招かれてやってきたエジプトのアレキサンドリア警察音楽隊。
何故か空港に出迎えは無く、自力で目的地に辿り着こうとするうちに、彼らは一文字間違えてホテルすらない辺境の町に迷い込んでしまう。
そこで、食堂の美しい女主人に助けられ、地元の人の家で一泊させてもらう事に。
でも相手は言葉も宗教も違い、しかも彼らアラブ民族と長年対立してきたユダヤ民族。空気は気まずく、話しは噛み合わない。
国を越えて愛されてきた音楽の数々、それらが彼らの心を解きほぐし・・・愛や友情、家族について語り合う、忘れられない一夜がはじまる。
イスラエルの映画、非常にハートフル。
シーンの間やカットの撮り方が絶妙。
音楽も綺麗で民族音楽はわからないけれども心に染みる。
国民性が違うからなのか、わからない事がちらほら・・・
それでも心打たれるものがある。 -
BGMとして見るはずだった映画だけど
音楽と映像の美しさに見入ってしまった。
田舎の食道、美しい女、悲しい希望と
通り過ぎていく人たち。
優しくて悲しくて美しかったなぁ。
こういうの好き!