いのちの食べかた [DVD]

監督 : ニコラウス・ゲイハルター 
  • 紀伊國屋書店
3.65
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感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215037051

感想・レビュー・書評

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  • 「いただきます」と「ごちそうさま」は必ず言おうと思わせてくれる作品

  • 大量生産、大量消費の裏側にある食の現状を伝える作品。
    野菜と同様に機械で箱づめにされていくヒヨコたち、
    人工的に生産され、殺され、解体されていく牛たち・・・
    良いとも悪いとも言わず、今ある事実がただ淡々と投げかけられる。
    その事実を知って、考えるのは画面のこちら側にいる私たちの役目だから。
    いのちの食べかたという邦題は、なかなかうまいと思いました。

  • 2005年公開
    監督 : ニコラウス・ゲイハルター

    肉、魚、野菜など、人間の食物が“食物”になるまでを追った映像ドキュメンタリー。

    結構、ショッキングです。
    血がだめな人は見ない方がいいかもしれない。
    でも、本来、自分たちが食べているものが、
    生き物だったころから食べ物になる今まで、
    なにが起こっているのか知らないなんておかしな話。
    直視したい事実がちゃんととられていました。

    こうしてみると食べ物はほとんどがもはや工業製品で、
    そこでは死ぬために作られる命が毎日生産されていく。
    人間ってなんて業の深い生き物なんでしょうね。

    セリフは一切ないので、
    ちょっとアーティスティックな映像作品でもあると思う。
    淡々と、作り手側の解釈を一切さしはさまずに進んでいく、
    結構むごたらしい事実を、見る側にゆだねる作品。
    みるべし。

  • 「いただきます」

    「ごちそうさまでした」

    が言いたくなる映画。



    動物の肉を食べるということを、間違いなく考えさせられるが、監督は大量生産にたいする疑問から映画を撮ったそうです。
    工場で働く人たちも、別に動物を殺すことがしたいわけではない。と。
    監督へのインタビューもあわせて観てもらいたいです。


    すごく軽い言い方するけど、GDPあげんといかんねこりゃ。

  • ナレーションもBGMも一切なく、映像が淡々と流れているだけ。それでも最後まで飽きずに見入ってしまった。

  • 観るのと見るのでは違うとどうしても思ってしまう。
    いわんや体験するのとでは。
    ドキュメンタリーは知ることで止まってしまって、
    実感までには至らないんじゃないかなぁ。

  • 2010年11月16日(火)、読了。

  • 普段は目にすることもなく、大切なことなのに、教わらずに生きてきました。
    自分が口にしている食べ物のことですが、意外と知らないことは多いかもしれませんね。
    ナレーションなどは一切なく、淡々と映像が流れている映画でした。
    外国の映像でしたが、日本も同じでしょう。
    色んなことを感じることができました。
    でも結局私にできることは、月並みな言い方ですが、これからも感謝の気持ちを忘れずに、大切に頂くということ。
    当たり前のことですが、これだけはしっかり思いました。

  • 【いのちの食べかた】ベルトコンベアで運ばれる命、生物が食品へ変わる瞬間。殺して皮をはぎ臓物をえぐり出す。残酷に聞こえるがこうして人間は生かされている。解説、字幕、音楽、一切なし。流れる事実を受け止めるのみ。当然面白くはないが感謝を忘れぬためにも一度は観賞すべき。60点

  • 原題は「OUR DAILY BREAD」。
    私たちが普段口にしている野菜、魚、肉が
    どのように作られているか、加工されているかを
    映し出したドキュメンタリー。
    字幕もなく、ただただ淡々と、
    それぞれの単純作業を映し出している作品でした。
    豚を切り裂くシーンや
    牛を殺してさばいていくシーンは
    きちんと見ることが出来なかった弱小者の私ですが…。
    繰り返しの作業が人間の感覚を麻痺させていて
    それぞれの作業に携わる人々は黙々と、無表情。

    「文明化」され、分業化された、
    少なくとも日本を含む「先進諸国」では
    自給自足の生活の片鱗は都市から消えて、
    予測される需要をまかなう量の食料が出荷されていく。
    豊作の年には価格調整のために食料が廃棄され、
    満腹、好き嫌いの理由の基に大量の料理が廃棄される。
    人間が生きていくために作り出しているシステムの影に
    沢山の命があることを、考える一時をくれました。

    知っておいた方が良いこと、
    見ておいた方が良いドキュメンタリーだと、思います。

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