ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]

監督 : クレイグ・ギレスピー 
出演 : ライアン・ゴズリング  エミリー・モーティマー  ポール・シュナイダー  パトリシア・クラークソン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.87
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本棚登録 : 937
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142749024

感想・レビュー・書評

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  • ラブドールに恋してしまう引きこもりの男。

    彼を通じて、関わる人々、町の人々の意識が変わってゆく。

    笑いと切なさは紙一重。

    観終わった後は、ほんのり温かく切なくなる。
    観る人によって、解釈は数多になるであろう示唆に富む作品。

  • ある日、内気なMr.sunshine ラースがネットで手にいれたリアルドールを、彼女として連れてきたことからはじまります。彼女・ビアンカが現れたことで、彼とその周りの関係性を見つめ直すことになり、またラース自身にも変化が…。



    1対1だと向き合えないことも、2対1だと向き合える。

    ビアンカは彼自身であり、自分を守るための殻であったのだと思いました。
    最初はなにを考えているのかわからなかったラースの瞳にもだんだんと感情が映り、大声をあげたりと人間らしくなっていきます。その対比として、とてもリアルだったビアンカはだんだんと色を失っていきます。ここがおもしろいです。

    ラースに対する街の人たち、兄夫婦の愛が素晴らしい。
    ビアンカへの愛=ラースへの愛なのです。

    壊れかけた自分を見つめ直し、取り戻すお話です。


    リアルドールと聞いて、お馬鹿でお下品な映画だと思ったら大間違いでした。

  • 人形(セックスドール)と本当に付き合ってると思っちゃう話。
    何が好きって、この主人公が本当に人形を彼女のように扱うのが上手なところ。
    「本当に具合が悪そうだ、今日は帰るね」とか言っちゃうんだけどめっちゃかわいい。

    It's scientifically proven that everyone's favorite word is their own name so if you just say their name a lot you can see it's gonna make them happy

  • ラースの、純粋な想いと
    ラースの周りの人のラースに対する愛情が
    ふつふつと胸を打つ良作。
    特別な事件やすごい展開があるお話ではないけれど
    ぐいぐい引き込まれる不思議な魅力の映画です。

  • これは日本版予告編の伝えるような人を愛することをテーマにした映画ではないような気がするだが…??
    個人的に感じたのは、幼い頃の傷を癒すためにラースがビアンカという彼女を作り出し、彼女に自らの孤独や恐怖を重ねて向き合っていく話な気がする。自分を愛せない、人を信じられない、でも寂しくて、どうしても扱いきれない気持ちが生み出した幻想。それを町の皆で優しく温かく気長に見守り支え、誰もがあなたを必要とし愛していると伝えようとしてくれる。
    精神的な問題はとても一人では抱えきれないけれど、本人がどうしても向き合わなければならないもの。周りは直接何もしてあげられない、そして何かしてあげたくてもとても気力体力を消耗する。だから追い打ちをかけるように悩みは一人に収斂してしまうのだけれど、こんな映画みたいに頑張る人の力になれたらって思う。

  • 大人になるってなんだろう。年齢とかではなく自分の精神が。リアルドールに恋をして、そして周りの優しさを知っていく。自分のためでなく、他人のために何かをすることを学ぶ。大人になるための1歩を歩むために必要だったビアンカとの時間。たまたまリアルドールだっただけで自分を成長させてくれた大事な存在として心にいつまでも存在してて欲しいなって思った。

  • チャーミングな人たちのハートウォーミングな物語。
    ラースが時に子どものように幼くいとしく見え、ビアンカは時に人間よりもリアルに見えた。ビアンカがラースを取り囲む町中の人たちを結びつけて動かしていく過程が感動的。ラースの最後の決断には切なくなるが、彼を動かしたのもまたビアンカと彼を優しく見守る人たちだった。

    (20130507)

  • そうならないといけなかったんだろうと思う。そうじゃないと、だめだったんだろう、だめだと思ったんだろう。だからこそ、そうすることで乗り越えられたんだ。必要なことだった。

  • うまくは言えないけれど、とても良い映画だった。キャラクターも音楽も映像もすごく優しい。

    兄夫婦にビアンカを紹介するシーンで笑いが止まらなかったw (とはいえお笑い作品ではない)

    フィギュアやテディベアを大切にするように、人形を愛することだっておかしくない。ラースは少し不器用なだけ。その不器用さと、それを見守る町の人たちの優しさがとても愛しい。

  • 心がふっと軽くなるようなヒューマンドラマ。初めは戸惑いつつもラースとその彼女ビアンカ(お人形)を受け入れようとする周囲の人々。母親の作ったブランケットをずっと手放せないでいるところからも、ラースは寂しさが蓄積していたのかなあと思う。素敵な映画でした。

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