魂のゆくえ

アーティスト : くるり 
  • ビクターエンタテインメント (2009年6月9日発売)
3.87
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988002570522

感想・レビュー・書評

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  • 三日月。

  • どうしてかこのアルバムを聴くと

    なぜか泣いてしまいそうな

    心の奥の何かが動くような気がしてしまう

    一体それは何なのだろう

    何回聞いても分からなくて



    空みたいに、切なさが胸いっぱいに広がって

    映画を見た後のような余韻で泣いてしまいそうになる


    どこかに行ってしまいそうな何かを残して

    でもどこにもいかないそれを
    何て呼べばいいのか

    いつも 考えてしまう

    だから 聴けるのに
    いいなって思うのに
    あまり 聴かなかったりする

    音楽は聴く回数じゃなくて
    どれだけ残ったかで
    何回聞いたかは もしかしたら
    あまり関係がないのかも
    とか思ったりする

    宙に浮いたままの指先
    それが触れたかったものは

    思い出だったのかもしれない

    ピアノが 優しい
    あぁ、泣いてしまいそうだ

    ――――――

    時は何千年もフューチャー
    とりあえず僕は砂漠にいる
    夢は途切れそうだ

    さっきは一瞬だった
    今日のこと
    まだ何も分からない
    明日のこと

    大事なことは
    忘れたりしないように紙切れに書いておこう
    今日までの日々は永遠じゃなくて一瞬だったさ

    あの町へ行こう
    今夜はクリスマスだから
    夢の町ならもうすぐだから

    解き放つ
    それは息をするということ

    もしかして忘れてた?
    息をすること
    生きること

    辛くて息を止めるくらいなら
    しばらく待って風に身を任せ飛んでゆけ

    向かい風は 心の向き次第で 追い風

    さよならリグレット
    哀しくなんかない
    でも君の声を忘れそうだよ
    だからもう一度 もう一度

    さよならさ ジョニー
    君も夢の中にいるんだろ?

    夏はもう
    ほつれそうな
    赤い糸

    何にも歌わないで
    帰らないで
    デルタの先 オレンジ

    輝かしい未来は胸の中で咲く花のよう
    そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか?

    夏が終わったら
    昨日のことを教えておくれ

    結局のところ
    晴れるか曇るかなんて
    どっちだっていいんだ

    ひとりでこの町を歩いてみてどうだい?
    それぞれの思いをのせてゆくだけ

    ならばどうか
    優しさに変えて届けたい
    この寂しさの代わりに 君へ

    ――――――「魂のゆくえ」によせて

  • ピアノがぐいぐい曲を引っ張ってる。

  • "泣いて笑って 呼吸を止めて出ておいで
    夢なら醒めてよ 途中でいいけど"[さよならリグレット]

    01 LV45
    02 愉快なピーナッツ
    03 太陽のブルース
    04 夜汽車
    05 リルレロ
    06 つらいことばかり
    07 さよならリグレット
    08 かごの中のジョニー
    09 Natsuno
    10 デルタ
    11 魂のゆくえ
    12 ベベブ
    13 背骨

    "輝やかしい未来は 胸の中で咲く花のよう
    そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか"[魂のゆくえ]

  • 個人的には迷走して疲れてる感じが味があってすきです。
    岸田さんもともと確固たるルーツがあるってわけじゃなくて色んなとこからアイディア引っ張ってくるひとみたいだし、ガチガチにこれしかやらないってよりいいかと。

  • もう自分の中ではくるりは終わっているな、という感じがした作品でした。だから、今更こうやって感想をば。何も揺さぶられる部分がなかった。何で、こんなものを作品として世の中にドロップしてしまったかな、とすら思ってしまうくらいに。どうしたいのかもわからない。続けることは大変だろうけれど、果たして続ける意味がこうまでくるとあるのかしらね、てくらいに。もうダメだなっていう。煌めけない、これを聴いても。ちょぼちょぼいい曲はあるんだけどさ。揺さぶってくれなんだもの。全然。ゼンゼン。残念だけど。そうだから、しょうがない。(10/9/10)

  • 聴けば聴くほど、新しい発見がある。発見している自分に驚く。

    ロック?くるり?新しいけど、懐かしい。聴いたことあるようで、どうしても思い出せない新しさ。

    なかでも
    2. 愉快なピーナッツ
    は音楽としての完成度が、すごく高い。

    そして、きわめつけは表題曲
    11. 魂のゆくえ
    歌詞と曲のテイストが素敵なのさ。そう。素敵なのさ。心がスイングする。曲が終わった後の余韻も好き。

  • デルタがクラムボンくらい
    気になる。

  • あまり聞かなかった方のアルバム。でもかっこいい音が多かった気がする。気がするというくらい曖昧で通しで聞いたことが記憶にない。

  • ワルツを踊れとは雰囲気がだいぶ変わった。

    身近で生活感がある。そんな印象。
    特別すごい曲があるわけではないけど、不意にぐっとくることがある。
    さよならリグレットが良かった。

    くるりの素に近いアルバムだと思う。

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