キル・ビル Vol.1 【プレミアム・ベスト・コレクション 800】 [DVD]
- UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988102667139
感想・レビュー・書評
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スターチャンネルでやってたので久々に観ました。
が・・・俺が劇場で観たバージョンと違うぞ!?
これが例の・・・US版か・・・??スプラッター、ゴアなシーンが白黒。
10年越しでUS版を観たのだけど、日本版と混ざってるような。
あと冒頭の深作さんへ捧ぐ、がない。
一瞬あれは夢だったんだろうか?と混乱してしまった。
「クリンゴンのことわざ」はあったようななかったような・・・。
忘れてたんで冒頭から爆笑してしまったw
白黒シーンはあれはあれで良いけど、黒澤映画とかと違って
やっぱりカラーが良いっす。白黒だとわけわからなくなるもん。
特に血の飛沫の色が白いので。飛沫でも血は黒くないと。
『キルビル』、1派か?2派か?みたいな話にどうしてもなりますけど、
最初は1本だったのをぶった切ったので
考えてみればナンセンスな議論ですわな。
だからこの映画は1と2をぶっ続けで観るのが正しい!!
『愛のむきだし』と同様!!
とか思って連続で観たらトータルで4時間越えなので死ぬかと思った・・・。
ところで『愛のむきだし』っちゅうか園監督作品だけど、
デパルマ→タランティーノ→園って流れをつかめてないと、
そういう方に限って嫌いな人が多い気がして興味深い。
『キルビル』~『デス・プルーフ』までは劇場で観てたんだけど、
なんかちょっと嫌気がさしたので『イングロリアスバスターズ』はスルーして
あとですごく後悔してしまった。
『イングロリアス~』と『ジャンゴ』は同じ流れで、
そこを踏まえた上で今『キルビル』を観ると、
「あぁそうか」と気付かされることが多い。
復讐譚なんですよね、『キルビル』~『ジャンゴ』までって。
『イングロリアス~』の他の方の感想で読んだんだけども、
ストーリー的にも復讐譚だけど、これはB級映画・マイナー映画からの復讐、逆襲なんだと。
もういっこ、『イングロリアス』はユダヤ、『ジャンゴ』は黒人
で『キルビル』はアジア人。
主役はアジア人ではないけど、日本映画とクンフー映画、
アジア映画からの復讐。
まず1から。
最初の黒人のナイフ使い戦、何回観てもカッコいいなあ・・・。
そしてソニー千葉と弟子のギャバン大葉。
やっぱり千葉一門、JACと深作さんってのは東映ですもんね。
ソニー千葉の弟の千葉治郎=『仮面ライダー』の滝とかも。
(ちなみに僕はリアルタイムだと『里見八犬伝』世代ですw
ガキの頃怖すぎてトラウマになった・・・)
IGのアニメパートも良い。
正攻法の日本の作画じゃないけど、キーアニメーターが恐ろしい面子。
磯さんやら山下高明師匠やらすしおやらマヒローやら・・・
『エヴァ』~『電脳コイル』~細田作品までずっと続く、
日本のトップアニメーター達。
そんなこんなで1は8割がた大好きなのだけど、
ラストのルーシー・リューの倒し方が、当時全然気に入らなくて嫌いでした。
あとはザ・ブライドの刀の構え方が嫌い。
他の部分は「間違った日本をあえてそのままで」で、全然許せるんだけど
ずーっとバットみたいな構え方なんだもん。
というわけで2につづく。
カタナハツカレシラズ・・・
アンタモスコシチカラガノコッテルトイイケドネ・・・ -
日本映画「修羅雪姫」にインスパイアされたオマージュ作品であることはご存知のとおり。そのせいも有って、かつてのチャンバラ映画・ヤクザ映画大好きな人には異様なまでの支持を集めたのもまた確か。
しかし、あるいは、だから、
[快作]です。
B級と言われようと、ここではチャンバラ映画の、あるいはヤクザ映画のツボにどっぷりとはまって、しっかり楽しみたい。
国村隼の斬られ方が良い。階段を降りてくる栗山千明の歩き方が良い。メインの敵役ルーシー・リューの「やっちまいな」が、良い。
こういう作品は、四の五の言わず、「楽しんじまいな!」 -
無茶苦茶でやりたい放題だけど素直に面白かったな。これを面白いと思う自分の感性を疑ったが、それでも監督のセンスは認めるべき笑
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栗山千明かわいい
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バイオレンス半端ない!B級映画を裏切らないエンターテイメント!
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なんか動きがパラパラして気持ち悪かった。前半4.5。後半2くらいかな。
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DVD購入したので近々観る予定(当時劇場観賞済み)
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片言日本語が好きです。観終わった後、キル・ビルごっこしたくなります。
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解説:
ひとりの女が長い昏睡状態から奇跡的に目覚める。
女の名は“ザ・ブライド”。
かつて、世界中を震撼させた暗殺集団の中にあって最強と謳われたエージェント。
5年前、彼女は自分の結婚式の真っ只中に、かつてのボス“ビル”の襲撃に遭い、愛する夫とお腹の子どもを殺された上、自らも撃たれて死の淵をさまよった。
いま、目覚めた彼女の頭の中はビルに対する激しい怒りに満たされていた。
復讐の鬼と化したザ・ブライドは、自分の幸せを奪った者すべてを血祭りに上げるため、たったひとりで闘いの旅へと向かうのだった…。 -
残念。アクションとかは面白かったけど・・・。
いやいや、冗談です(笑)。
だけど、劇場公開のときにだいぶ間があいて、待たされたのが当時悔しかったんですよね。
なので、けっ...
いやいや、冗談です(笑)。
だけど、劇場公開のときにだいぶ間があいて、待たされたのが当時悔しかったんですよね。
なので、けっこう本気で「連続鑑賞が正しい」って思ってるとこはあって、
「じゃあ言う前に自分で実践せねば!」と思い、今回やってみたんですけど
2の終わりの方で目がドライアイになってかぴかぴに・・・。
集中力も持たないし、ラストバトル前で寝かけましたw
だから日を改めて観るのがやっぱりベストだなあと(←バカ)。
大葉さん、実は劇場公開時に全然気付いてなかったんです(笑)。
ハゲ・・・いや「剃ってるだけ」か、だったので。
今回、テロップに注意してたので初めて「おぉっ!」となりました。
同様に、パイ・メイとルーシーの片腕で二役やってる人も、
『少林寺三十六房』の人とか言われても、カトーマスクとヒゲで全くわからんという(笑)。
『里見八犬伝』はTVで観たんですけど、
目に白いコンタクト入れてるやつがすごく怖くて。
あと京本も怖くて。全部怖い(笑)。
ただ、馬琴の原作プロット含め、カッコいいのであれで大好きになりましたね。
これも実は、最近まで深作さんって知りませんでした。
ここ数年、映画好き同士と話すようになってようやく知って、
「うわ~そうだったのか!!!」と感動しました。
で、ビジンダーはですね・・・
たぶん『竜二』に影響を受けてる長渕の、『親子ゲーム』世代なんです。
長渕のその一連のシリーズと、伊丹監督作品ってのが僕の80年代の記憶で強くあって、
そこらへんってもう封印したい感じが強くて。
『竜二』といい、80年代前半までの映画って断然カッコ良いと思うんですよ。観てないんですけどね。
やっぱりバブル期以降がダメなのかなあ・・・。
タラちゃんが見てる日本って80年代前半以前の、
変だけどすごく面白い時代ですよね。
『キル・ビル』がダメな人も多いと思うんですけど、
僕なんかも含めて、80年代後半以降のものにあまりにも飼い慣らされてるからじゃないかと。
だからそういう意味でも逆襲だと強く思いましたよ。
そして角川アイドル映画!
わかります!!!僕も観たくなってます!!
リアル「鈴鹿ひろ美」を!!(笑)
あ、そうそう。
『CHECKERS in TANTAN たぬき』って知らなかったですけど
(というかタイトルに爆笑w)
東宝ってミュージカル路線がずっとあるみたいなんですよね。
でそれって、映画『モテキ』までずっと受け継がれてるんだなあ・・・と最近知りました。
最近は100分以内のコンパクトな映画が好みになってきて......
『愛のむきだし』とか『七人の侍...
最近は100分以内のコンパクトな映画が好みになってきて......
『愛のむきだし』とか『七人の侍』とか、夢のまた夢ですよ。
『里見八犬伝』って深作監督だったんですね。そりゃ怖いわけです。
そのあたりの時代の映画って、スタッフを聞いて「うわ~そうだったのか!!!」って、けっこうありますよね。
>リアル「鈴鹿ひろ美」を!!(笑)
そうそう、まさにそうなんです。
『里見八犬伝』しかり『セーラー服と機関銃』しかり。
80年代前半って、相米慎二や大林宣彦、 森田芳光とか面白いと思うんですよね。
で、後半は『私をスキーに連れてって』あたりから、TV局と広告代理店がからみだして変な流れにいった気がします。
そして『踊る大走査線』に代表される、TVドラマの「THE MOVIE」化へとつながるような......
(あっ、後半作品でも小泉今日子の『怪盗ルビイ』は観たいなぁ。これも『あまちゃん』の影響大ですが。)
>『CHECKERS in TANTAN たぬき』って知らなかったですけど
(というかタイトルに爆笑w)
このタイトルは当時でも酷いと思っていました(笑)
そしてなるほど東宝ミュージカル路線。
『若大将シリーズ』や『クレージーキャッツ』なんかも、その路線ですかね。
で『モテキ』かぁ。
そう考えると面白いですね。
何年か前に『七人の侍』を観返した時にも途中で寝てしまったんですけど、
『...
何年か前に『七人の侍』を観返した時にも途中で寝てしまったんですけど、
『愛のむきだし』は「早く!次を観たい!!」って感じでよかったですよ。
あれも過剰に詰め込まれてるからだと思いますけど・・・。
ほんとkwosaさん仰るとおり、バブル期以降と製作委員会制の悪い面て感じですよね。
これ、アニメも一緒で「エヴァの功罪」の悪い面だったと思うんです。
それを考えながら『ヱヴァQ』を観ると面白くて。
相米監督、超観たいです!『台風クラブ』を!
大林さんも『転校生』を観返したかったんですけど、クソTSUTAYAになくて
動画で小林聡美が脱ぐシーンだけ見ました(笑)。
森田監督も『家族ゲーム』とかほんとちゃんと観たいですよ。
邦画詳しくないんですけど、ここらへんはもっとレンタル店に置かれるべきですよね。
そして『怪盗ルビィ』!!
和田誠さんのは『麻雀放浪記』は今度ちゃんと観る予定ですけど、
こないだ『真夜中まで』を観たばっかりでした。
(これはキャストよかったんですけど、内容はイマイチでした)
東宝ミュージカル路線はそれです、若大将とクレージーキャッツ。
今の東宝=長澤まさみのイメージなんですけど、
もうちょっと映画の方で面白いの作って、
ちゃんと使ってやればいいのに・・・と思いますね~。